【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

完璧主義を治すには

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

 

完璧であることを無意識的に求めてしまい、完璧でない自分が嫌になってしまったり、完璧でない自分を見るのが嫌だからそもそも行動しなかったりと、完璧主義というのは人生に大きな影響を与えます。

 

完璧でなければならないという強迫性が良いものではないということが分かっていても、その信念を捨てることが出来ず、いつまでも苦しんでしまうのは何故なのでしょうか。

もしかしたら原因はあなたの過去にあるかもしれません。

 

今回の記事では、完璧主義の治し方についてお話していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

完璧主義になった理由

完璧主義に陥りがちな僕たちは、不完全でいることが許されませんでした。

言い換えると、不完全な状態を受け入れてもらえなかったのです。

 

何かを失敗した時に否定されたり、馬鹿にされたり。

他人より劣っているからと否定されたり、馬鹿にされたり。

 

自分の過去を辿ってみると、このように何かしら不完全な自分を受け入れてもらえなかった過去が見つかると思います。

 

こういった出来事に対して、僕たちは学習したわけです。

不完全な状態の自分はダメで、完全な状態でなければならないんだと。

そうなれば否定もされないし馬鹿にもされないんだと。

 

これが完璧主義を生み出すメカニズムです。

読んでもらっても分かる通り、完璧主義というのは周囲の環境に大きく影響されます。

周囲がありのままの自分を受け入れてくれないと、人は完璧主義に陥り、ありのままの自分を受け入れなくなるのです。

そして周囲が求めているであろう幻想を追い求めてしまいます。

 

こればかりは本当に運で、周りが心理的に未熟であった場合、高確率で僕たちは心に葛藤を抱えてしまうんです。

周囲の環境は自分で選べるわけでもないし、仕方のないことですから、その事実を受け入れなければなりません。

 

この環境に生まれてしまった自分の運命というものを受け入れるということです。

そしてその事実を受け入れると、僕たちはこの自分の運命と向き合っていけるようになります。

 

 

 

完璧主義をやめるには

どうやってこの完璧主義と向き合っていけば良いのでしょうか。

どうしたら完璧主義から脱することができるのでしょうか。

 

それは、幼い頃に身につけてしまった認知を正しい認知に変えていくことで解決できます。

 

完璧主義者である僕たちは、条件を満たしていないと受け入れてもらえないと思っています。

 

勉強が出来ないとダメ。

社会的地位が高くないとダメ。

お金がないとダメ。

容姿が整っていないとダメ。

体型が標準体型でないとダメ。

間違えてしまったらダメ。

 

挙げだしたらキリがないくらい、完璧主義者が抱える間違った認知というのは存在しているのです。

これらはほんの一例に過ぎませんが、全部間違った認識です。

 

完璧主義者は不完全さがダメであると思っていますが、人は不完全な生き物であり、この不完全さを受け入れて「そこから」どう生きるかを求めていくのが人生なのです。

 

誰ひとりとして完璧な人間はいません。

何かに秀でている分何かが苦手だったりと、なんでも出来るわけではないんです。

 

野球の大谷翔平選手も、野球は上手くても他の球技は苦手かもしれないように、全てを完璧にこなせる人などいないのです。

 

こうやって考えれば、完璧でいられる人なんて存在しないってことは理解はできますよね。

 

さて、あなたはどうでしょう。

あなたが完璧でなければいけないと思っていること、それは確かに不得意だったり、自分では納得のいくものではないかもしれません。

 

しかし、それで当たり前なんです。

あなたが他に得意としているものがある分、不得意なものが存在していて当たり前。

そんなことを忘れてしまってないか、考えてみてください。

 

 

 

まとめ

納得できる自分でなくても、その自分を受け入れて、その自分でどう生きていくのかが大切なんです。

もちろん事実を事実として受け止めるのって辛いですよね。

 

ただ、ありのままでいるだけであなたは完璧なんです。

不完全であることが完璧。

なぜなら人間とはそういうものだからです。

 

世の中ダメなことで溢れかえっていますが、全ては幻であると気づけたら、心がフッと軽くなると思います。

人間は不完全な生き物で、不完全であることが完全なのだから、何かが劣っていてもダメじゃなくて当たり前のこと。

 

そう考えながら自分を受け入れてみて下さい。

みなさんが完璧主義抜け出せるよう祈っています。