こんにちは、たけうちです。
はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。
過去を思い出しては後悔し、未来のことを考えては不安になる。
常に脳内は後悔か不安に飲まれていて、いい気分でいられることなど滅多にない。
こんな状態で毎日を過ごしている人もいるのではないでしょうか。
数年前の僕はまさにこんな状態でした。
過去と未来に焦点を置かず、今に集中して生きるんだというアドバイスがネットには溢れていますが、これは正しい反面少し情報が不足している気がするのです。
過去と未来を意識することは完全に悪いことではなく、どういった視点で過去と未来を見るのかが大切なのだと思います。
そこで今回の記事では、過去と未来の捉え方をテーマにお話ししていきます。
過去と未来を見るフィルター
「過去と未来を見てはいけない。今だけに集中するんだ」という方法は、今が辛くてしょうがない人が、根本的な原因の解決をすっ飛ばして苦しみから逃れるための対症療法のようなものです。
過去と未来を知覚したときに不幸になるのは、過去と未来を見ているから不幸になるのではなく、過去と未来をネガティブに捉えてしまうのが原因です。
なので、どれだけ今に集中したところで、少しでも気が緩んで時間軸が過去か未来に移ってしまうと、また不幸を感じてしまいます。
なので僕たちは、過去と未来をネガティブな視点で見ることがいけないことなのだということを理解すべきなのです。
ネガティブではなく、ポジティブな視点で自分の人生を見ることこそが、自分の人生で幸福を感じるためには大切です。
ポジティブな視点でみる人生
過去と未来をネガティブな視点で見ると、後悔と不安を感じてしまいます。
では、過去と未来をポジティブな視点で見ると、どんな感情を得られるのでしょうか。
過去を思い出してポジティブな感情を得るというのは、懐かしさや温かさを感じたときですよね。
つまり、過去をポジティブな視点で見ると、懐古的な気持ちになるのです。
そして同じように未来を想像してポジティブな感情を得るというのは、喜びやワクワク感といったものを感じるかと思います。
つまり、未来をポジティブな視点で見ると、高揚感を感じるのです。
結論、ネガティブな視点からポジティブな視点に変えるというのは、後悔と不安を、懐古と高揚に変更するということを意味します。
ネガティブからポジティブに視点を変えるには
後悔と不安を、懐古と高揚に変えるにはどのようにしたら良いのでしょう。
まずは後悔を懐古に変える方法を考えてみます。
例えば、告白できなかったことを後悔しているとして、それに対して懐古的な感情、つまりは懐かしさを感じるようにするには、その結末を受け入れることが大切です。
そのときに自分が下した判断を受け入れ、それに伴う結末を受け入れることで後悔というのは浄化されます。
そして、後悔の念がなくなった状態で当時のことを思い出せば「そんなこともあったなぁ」と懐古的な気持ちになれるのではないでしょうか。
さて次に、不安を高揚に変える方法を考えてみます。
例えば、告白が成功するかどうか不安を抱えているとして、それに対して高揚感を感じるようにするには、自分への信頼感を強く持つことが大切です。
絶対に成功すると感じていることに不安を感じれるでしょうか。
ほとんどの人が不安を感じれないと思います。
成功する、自分なら出来ると感じている人ほど、不安ではなく高揚感、ワクワクを感じられるのではないでしょうか。
この2つのことから、自分を受け入れて、自分を信頼できている人が、ポジティブな視点で人生を見ることが出来るということが分かります。
自己受容感と自己効力感がカギ
自分を受け入れること。
自分を信頼すること。
これらは自己受容感と自己効力感の要素になります。
つまりネガティブな人は、自己受容感と自己効力感を高めないことにはポジティブな視点を持てないのです。
どんな自分でも許して、認めて、受け入れてあげましょう。
自分ならできると自分を信頼してあげましょう。
過去の過ちを悔やむのは「あのときこうすればよかった」といってそのときの自分の判断を受け入れていないからです。
過去の自分の判断の責任を持ち、変えられない過去を受け止めて、そこからどう生きるのかを考えることが、受け入れるということになります。
未来に不安を感じるのは「上手くいかないかもしれない」といって自分の可能性を信じられないからです。
自分なら絶対に達成できると断言し、結末が良いものになると信じて疑わない状態こそが、自分を信頼するということになります。
まとめ
物事をネガティブな視点で見続けることは、不幸の始まりになります。
確かに今に集中して、過去と未来に目を向けなければ不幸は感じないかもしれませんが、根本的な部分の改善はやはり必要なのではないかと思います。
そのためには、自己受容感と自己効力感を高めることは避けては通れません。
自己効力感については今まで触れてこなかったので別記事で深く掘り下げたいと思いますが、ぜひとも自分と向き合ってどちらも高めてほしいなと思います。