【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

自分を信じるということは他人を信じるということ

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

 

みなさんは自分を信じることができていますか?

 

自分は人から好かれないだとか、嫌われるのが怖いとか、こういった人間関係における自信のなさというのを抱えている人は多いのではないかなと思います。

自分に対する価値を感じられず、ネガティブに自分を捉えてしまうことは、幸福度に大きく影響します。

ですので、出来ることならこういった視点を克服し、自分に価値を感じられるような感覚を養いたいところです。

 

今日は、自信の中でも「人間関係における自信」に注目して、どうしていけば人間関係に自信が持てるようになるのか考えていきたいと思います。

 

 

 

 

自信とは

自信というのは、自分を信じるということですよね。

自分に対する確実性があり、揺るぎないものがある時、僕たちは自分を信じることができます。

 

ではなぜ人間関係に自信のない人は、そういった自分に対する確実性を感じることができないのでしょうか。

 

その理由は、過去に愛されなかった過去があるからです。

 

これは受け入れがたい事実ではあるんですが、ほとんどの人は親から適切な愛をもらえていません。

もちろん親も愛していると思っているし、子どもも愛されてると思って育ってきていますが、本来の愛とは形が違うので、子どもが大きくなっていくにつれて問題が生じてきます。

 

僕たちは意識的には愛されていると思っていても、無意識的には愛されていないと感じてしまっています。

それゆえに自分の中に無自覚の矛盾が生まれ、何故か自信が持てないという現象が起こるのです。

 

特に、親の顔色を伺いながら生きてきた人は思いっきり悪い影響を受けていると言えるでしょう。

親の顔色を伺ってきた人は、ありのままの自分を受け入れてもらえなかったから、顔色を伺うようになったのです。

 

いい子にしている時だけ優しくしてもらえた。

成績がいい時だけかわいがってもらえた。

お手伝いをしている時だけ褒めてもらえた。

 

このように特定の条件下でのみ自分を認めてもらえるという条件付けの愛というのは、子どもにとって適切な愛とは呼べず、愛されなかった事実として心の奥に傷を残すことになるのです。

 

この話、親が悪いとかそういう話ではなくて、事実として愛のない環境で育ってきてしまったとしっかり受け止めてあげることが大切です。

親も同じような育て方をされた結果その愛の形しか知らなかっただけで、親は親で精いっぱい愛情を注いでいるのだということも、僕たちは受け入れないといけません。

 

親を恨むでもなく、ただ自分の置かれた環境を適切に受け止めるようにしてください。

 

愛されなかった僕たちはどう生きるか

愛されなかった僕たちは、どんな自分でも大丈夫、ありのままの自分で大丈夫という自分に対する確実性が持てないので、相手に対して不安を感じたり、自分を信用出来なくなってしまいます。

 

ダメな自分は受け入れてもらえないかもしれない。

いい子にしていないと受け入れてもらえないかもしれない。

自分を素直に表現したら受け入れてもらえないかもしれない。

 

こうやって過去の経験から危機を予測し、自分を守ろうとする思考プロセスが自分を信用できないメカニズムなんですね。

 

愛されなかったが故に自分に確実性を感じることができず、結果的に不安を感じたり自分を信用出来なくなると。

 

これを聞くと結構メンタルにきますし、どうしようもないのではと思うと思うのですが、自信をつけるための処方箋を幾つかご紹介したいと思います。

 

自分を愛する

まずは、自分を愛してあげることです。

 

どんな自分でも大丈夫、ありのままの自分で大丈夫と、本来なら親から与えてもらうはずだった愛を自分に与えます。

僕が何回も言っている自己受容ですね。

 

どんな自分も受け入れて、表現していい、存在していい、そのままで在っていいと許可してあげることが大切です。

 

僕たちが感じている「こうしたら受け入れてもらえない」という認識や価値観は、小さい頃に親子間で生まれたものであり、それが世界共通の常識ではないのです。

どんな自分も受け入れてもらえるのが本当の常識で、特定の自分しか受け入れてもらえないというのが間違った常識なのです。

 

僕たちが信じて疑わなかった常識というのは、全く正しくない常識であったという事実を理解しましょう。

本当の世界は、どんな自分でも受け入れられる世界なのです。

 

こうやって自分の認識を変えることで、自分の価値の確実性を高めていけるといいと思います。

 

他人を信じる

そして次に、他人を信じること。

 

自分を信じるということは他人を信じるということです。

 

自分が好かれてないかもしれない、受け入れてもらえていないと感じる人は、自分を信じられていないのと同時に、他人の愛も信じられていないんですよね。

嫌われたらどうしようという悩みも一緒で、自分を信じられていないし他人の愛を信じられていない状態です。

 

ですが、この関係はイコールで結びついているので、どっちかが変わるともう片方も変わるんです。

要するに、自分を信じられるようになれれば相手を信じられるようになるし、相手を信じられるようになれば自分を信じられるようになります。

 

なので、相手を信じていくことで自信がつくようになるんですよね。

 

ではどうやって相手を信じるのか。

それは、自己開示を積極的にしていくことが大切です。

 

人間関係で自信のない人は、本音を話したり、本当の自分でいることを避ける傾向があります。

 

本当の自分がバレたら、嫌われたり馬鹿にされたりすると思っているからです。

実際過去の人生では、ありのままの自分を受け入れてもらえず傷ついたことがあるので、こういった防衛的な思考になるのは何もおかしくないんです。

正しく人間が学習した結果と言えます。

 

ですが、その今までに作り上げたその思考プロセスを放棄することが大切なのです。

そこで勇気を出して自己開示をする、つまりは自分の弱点も含めて全てをさらけ出していくんです。

 

もちろん最初は怖いです。

 

嫌われないかな、馬鹿にされないかな、受け入れてもらえないかなとも思いますが、この人なら大丈夫だろうという人をまずは1人決めて、徐々に自己開示していってください。

 

最終的にありのままのあなたでコミュニケーションがとれれば最高です。

 

そうやって他人を信じて行動していくと、意外と嫌われないし、馬鹿にされないという事実に気づくと思います。

それがだんだんと自信となってあなたの心を強くしていきますから、ぜひやってみて下さい。

 

 

 

まとめ

人間関係における不安などのネガティブな感情は、信頼感から解消されていきます。

自分に対する信頼感と、他人に対する信頼感。

全てにおいて信頼感というものは大切なのです。

 

自分が今まで当たり前だと思っていた認知を変えるということが、信頼感を高めるためのヒントになります。

 

認知の変更は早急に効果が出るものではありませんが、確実に生きやすくなりますので、自分も他人も信頼できるようぜひ取り組んでみて下さい。