【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

愛の質が人生を左右する

こんにちは、たけうちです。
はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

両親に愛されて育ってきたはずなのに、なんだか毎日漠然とした葛藤を抱えていたり、何かしら不安を感じるような生き方をしてしまっている人というのは結構多かったりします。

 

自分が愛されて育ったのにも関わらずなぜか幸せではないという状態なのに対し、しっかりと愛されて幸せに生きている人もいるという事実に疑問を持つ人も少なくないでしょう。

 

どうして同じ条件でも自分は不幸で、他人は幸せなのでしょうか。

実はそこには、愛の質というものが関係していました。

 

そこで今回の記事では、愛の質にお話ししていきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

愛には質がある

愛というものは全て同じではありません。

愛とは概念的なもので、無形であり、非常に抽象的に扱われます。

 

人それぞれが思う愛というものの定義は違っていて、それは基本的に両親から与えられた愛の形に依存します。

 

例えば、なんでも受け入れてもらえた子は、愛とは全てを受容することだと感覚的に理解し、自分の中にその価値観を根付かせます。

 

しかし、条件を満たした時のみ受け入れてもらえた子は、愛とは何か条件を達成した時のみ与えられる褒美のようなものと感覚的に理解し、自分の中にその価値観を根付かせるのです。

 

両親からすると、その愛が当たり前なので何の違和感もなく与えていくのですが、子どもからすると全てを受容されないというのは、とても辛いことです。

条件付きの愛というのはダメな自分は受け入れてもらえないということなので、そこから完璧主義や自己否定へと繋がってしまうのです。

 

どちらも愛とは言え、片方は自信に満ち溢れた人生が送れるのに対し、もう片方は自己受容感の低い人生を送ることになってしまいます。

これらのことから、愛というものにも質というものが存在し、質の良い愛を与えることが重要なのだということがわかるかと思います。

 

愛は遺伝する

そしてこの愛の質の問題というのが、愛は遺伝するということです。

実際遺伝子的に遺伝してるわけではないですが、質の良い愛を受けたものは質の良い愛を、質の悪い愛を受けたものは質の悪い愛を与えるようになっていくのです。

 

なぜなら、それしか知らないからです。

愛というのは親から与えられる最初の価値観です。

与えられた愛を感じ、愛というものがそういうものであると認識し、自分の価値観に埋め込んでしまうので、当たり前のことのように思って育ってくるのです。

 

そして、自分が親になった時にまた子どもに同じ質の愛を与えていく。

こうして愛というものは世代を超えて受け継がれていくのです。

 

では愛が遺伝するのだとしたら、愛の質が悪い家系に生まれた時点で僕たちは質の悪い愛を背負うことになってしまうのかと言えば、答えはノーです。

 

愛の質というのは、アップデートが可能なのです。

 

愛の質を塗り替える

愛の質には、質の良い愛の方が影響力が高いという性質があります。

つまり、質の悪い愛を持った人間に質の良い愛を与えれば、その質を塗り替えることができるのです。

 

ということは、自分に質の良い愛を与えてくれる人を見つけろという話なのかなと思うかもしれませんが、それは難しいでしょう。

なぜなら、世の中の大半の人間が人を愛せない人ばかりであるからです。

そして質の良い愛を知らない人間は、愛を見分けることが出来ないので、誰が愛情深いかが分かりません。

 

だから僕たちは愛の質を自力で塗り替える必要があるのです。

自分で自分を質良く愛し、自分自身の愛の質をアップデートしていきましょう。

 

ここで大切になるのは、質の良い愛と質の悪い愛を理解することです。

 

質の良い愛とは、相手を受容し、認め、興味関心を持ち、尊重し、肯定し、与え、信じ、感謝し、幸せを願うことです。

逆に質の悪い愛とは、条件付きであったり、支配的であったり、過保護であったり、過干渉であったりします。

 

質が違うだけで愛というのは全く別の姿をすることが分かるかと思います。

この違いを理解し、自分で自分を愛していく姿勢が大切になってくるのです。

 

自分を自分で愛するというのは、質の良い愛を与える姿勢で、自分に接するということです。

自分を責めたり、否定したりするのではなく、どんな自分でも受け入れ、肯定し、背中を押す姿勢が自分を愛するということなのです。

 

自分に質の良い愛を与え続け、だんだんと愛をアップデートしていくことで、人生は良い方向へと向かっていくことでしょう。

 

 

 

まとめ

愛には質が存在します。

質の良い愛で育てられた人と、質の悪い愛で育てられた人とでは、人生の幸福度に大きな違いが出てきてしまいます。

 

あなたが持つ愛の質は、両親の愛の質に依存するので、親の愛の質が悪ければあなたの愛の質も悪くなってしまうのです。

 

愛の質が悪ければもう諦めるしかないのかといえばそういうわけでもなく、質の良い愛を与えることで、質の悪い愛からアップデートすることが可能なのです。

 

ですが世の中の大半の人は人を愛せないので、自分自身で培うしかありません。

質の良い愛とはどういうものなのかを理解し、理解した上で自分で自分を愛するよう努めることで、自分の愛という価値観を変えることが出来るでしょう。

 

愛は人間の幸福度に大きく影響しますから、自分の愛の質について見直してみるといいのかなと思います。