【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

なぜ僕たちは愛されないのか

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

 

アダルトチルドレン傾向の強い人間は、愛されたいと願う傾向が強いです。

それは、過去に愛されなかった経験から、欠乏感を抱いているからです。

 

愛されたいと願い、恋愛をして、巡り合えたパートナーから愛情をもらえることを期待してしまいますが、アダルトチルドレン傾向がある人は何故か他人を愛せる人と結ばれません。

毎回愛されない恋愛をし、傷つく恋愛を繰り返してしまうのです。

 

どうして僕たちは毎回同じような恋愛の過ちを繰り返すのでしょうか。

愛されることのない恋愛をしてしまうのでしょうか。

 

そこには、自分の人間関係におけるスタンスが関わっているのです。

 

今回の記事では、僕たちが愛されない理由についてお話していきます。

 

 

 

 

愛するということ

愛のある人間を見抜くには、まず自分が愛について理解を深めなければなりません。

 

愛するということは、ありのままを相手を受け入れることができ、相手の意志を尊重して、相手に興味関心を持っている状態です。

コミュニケーションをとる時に、意識が自分ではなく相手に向いている人が、他人を愛している人と言えます。

 

こういった愛ある人間をしっかりと見分けることが出来れば、自分が大切にされない恋愛から卒業することが出来るのですが、どうしてか僕たちは見分けることが出来ないのです。

 

どうして僕たちは愛ある人間とそうでない人間を見分けることが出来ないのでしょう。

 

それは、僕たちが劣等感から自分の弱点を隠してしまうからです。

 

ありのままで生きられないアダルトチルドレン

僕たちアダルトチルドレンは、ありのままの自分で生きることがで出来ません。

ありのままの自分、特に自分の悪い部分というのは、人に見せたら否定される、受け入れてもらえないという風に強く感じているので、出来る限り隠そうとします。

 

例えば、普段は周りに気を遣ったりしないのに、好きな人の前でだけは気を遣ったり。

自分が弱点だと思っていることは相手に隠したり、嘘をついて誤魔化してしまったり。

失敗したら嫌われると思っているから、とにかく相手の前で失敗しないように意識をしてしまったり。

 

このように隠そうと思えば思うほど、完璧な自分を演じれば演じるほど、愛のない人間が寄ってきてしまうのです。

 

どういうことかというと、愛のある人間は他人に受容的です。

相手の悪いところも含めて、そこも含めて愛することができるので、あなたにどんな弱点があろうと、どんな失敗をしようと、変わらずあなたを愛してくれます。

愛のある人間はあなたの良いところに目を向けているので、悪い部分ばかりを見てマイナス評価を付けてこないのです。

 

ですが、愛のない人間は他人に否定的です。

相手の悪いところを許すことができず、それも相手の1部として受け入れることができないので、あなたに弱点があればあるほど、離れていきます。

愛のない人間はあなたの悪いところにしか目を向けられないので、悪い部分があればあるほど減点され、加点されることはほぼないのです。

 

自分の弱点を晒していれば、勝手に愛のない人間は離れていってくれるのですが、自分を良く見せようと完璧を演じるからこそ、愛のある人間以上に愛のない人間が寄ってくるのです。

 

でも、あなたは彼ら彼女らが愛のある人間かどうかを見分けられない。

 

だから失敗するのです。

作り上げた偽物の自分というメッキがだんだん剝がれ、本当の自分が出てきたときに、その自分を受け入れてもらうことが出来ずに傷つけられる。

 

そして原因に気づかずにまた同じような恋愛をして、同じような結末を辿る。

 

これが、僕たちがいつまで経っても愛されない理由なのです。

 

弱点を隠さずに生きる

愛のある人間に愛されたかったら、自分の弱点を隠さないことです。

あなたの弱点を受け入れたうえで、あなたのことを好きだと、愛していると言ってくれるような人を大切にすべきなのです。

 

自分の弱点を隠すことで好かれると思うのは、過去に弱点が原因で受けれてもらえなかった、又は責められたりした過去があるからです。

弱点がない自分ならきっと好かれるという間違えた観念を持ってしまったから、こういった問題が起こるのです。

 

はっきり言いますが、弱点を隠したあなたはあなたではありません。

好かれているのはあなたが作り上げた幻想であり、偽物のあなたです。

 

だからいつまで経っても愛されていると安心できないのです。

本当の自分を見せていないから、本当の自分がバレたら嫌われるんじゃないかと恐れてしまうのです。

 

本当の自分を愛してもらっていない恋愛に価値はあるのでしょうか。

そこにあなたが探し求めている愛はあるのでしょうか。

 

真実の愛は、あなたがありのままの自分で生きた所に見つかるのです。

自分の弱点を隠している限り、あなたはいつまで経っても真の意味で愛されることはないのです。

 

心を腐らせるな

愛されているかどうかも分からないような人、アダルトチルドレン傾向がある人は、他人を愛せません。

あなたもまた、他人を愛せないのです。

 

あなたなりに他人を愛せてはいると思いますが、それは真の愛とは程遠い未熟な愛なのです。

 

他人の弱点を許せず、他人を心の中で攻撃し、恨みや憎しみを募らせる。

これでは他人を愛せるはずがありません。

 

心を腐らせないでください。

自分自身が腐るから、同じように腐った人間との関係が居心地よいのです。

他人の悪口を言っていてもなんとも思わず一緒に楽しめてしまうのは、あなたに愛がなく、腐っている証拠なのです。

 

どんなに弱い人間でも良いんです。

ダメな自分でも良いんです。

 

心だけは腐らせないでください。

今、自分の心が腐っていることを自覚してください。

 

それを認めるのはすごく不愉快だと思います。

それは、ぼくもかつて腐りきっていた時期があったのでわかるのです。

 

自分がいかに腐っていて、最低な人間であるかを認めるのは、自尊心が低い人間にとっては拷問のようなものです。

 

ですが、ここを我慢して自分と向き合い、腐っている自分を認めることが何よりも大切なのです。

 

腐っている自分を許し、ダメな自分を許し、どんな自分でも許してあげる。

これが、僕たちが他人を愛し、他人に愛される方法なのです。

 

 

 

まとめ

自分を偽り、完璧な自分を演じているから僕たちは愛されないのです。

それはありのままの自分を自分が否定してしまっているのだから、知らずのうちに自己否定をしてしまっているということにもなります。

他人に本当の自分を隠すということは、他人を騙しているということにもなりますし、他人を信用していないということにもなります。

 

愛されたかったら、まずは自分で自分を愛することから始めましょう。

こんな自分でもいい、どんな自分でもいいと許してあげましょう。

 

あなたが許せば、あなたが自分を大切にすれば、他人もあなたを愛してくれるのです。

あなたが愛されないと勝手に思い込んでいるに過ぎません。

 

自分の過ちに気づき、その事実を受け入れられたら、今度はあなたが幸せになる番です。

 

きっと素敵な未来が待っていますよ。