こんにちは、たけうちです。
はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。
僕が発信する内容には、自分を偽るなという内容がよく含まれています。
自分を偽るということは今の自分を否定するということであり、自己受容という観点においては絶対にやってはならないことなのです。
どれだけ今の自分を好きになろうと、他人の前でありのままの自分で居られない限り、相手が望むであろう自分で居る限り、自分を受け入れることはできないのです。
自己実現していくためにも、自己受容のフェーズをしっかりと乗り越えていかなければならないのですが、なかなか自分を偽ることをやめられない方もいます。
頭では自分を偽ることはやめた方がいいとわかっているのにも関わらず、いざ人前に出るといつも通り自分を偽ってしまうのです。
どうして自分を偽らないと生きていけないのでしょうか。
今回の記事では、自分を偽らないと生きられない人たちをテーマにお話していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
自分を偽らなければならない理由
どうして僕たちが偽ることをやめられないのかというと、他人に嫌われたくない、好かれたいという願望があるからです。
円滑な人間関係を保ちたいという願望が、僕たちを偽らせるのです。
そしてなぜ偽る必要があるのかというと、あなたが素敵な人間ではないからです。
あなたがありのままで生きると、周囲の反感を買ってしまうくらい自己中心的で、愛がなく、性格が悪い自分として生きることになってしまい、そのままではとても社会で生き残れないから、分かっていても自分を偽ってしまうのです。
過去の僕は、自分のメリットばかりを気にする損得で行動する人間でした。
非常に自己中心的で、自分さえよければよく、他人が被害を被る分には問題ないという心の在り方で生きていたのです。
ですが、そんな心の在り方を出しながら生きたら社会からはみ出てしまうことは頭ではわかっていたので、いかにも愛があるようなふりをして、良い人を演じることで社会の中を生き延びてきました。
人間関係を良好に保つには、どうしても愛のある姿勢が必要なのです。
でも、愛されずに育ってきた僕たちには、愛のある姿勢なんてのはありません。
自分を偽ることでしか、素敵な自分を演じることでしか愛のある姿勢を表現できないのです。
僕たちは自分を偽ることを余儀なくされた、そういう存在なのです。
自分を偽らないために
では、自分を偽ることを余儀なくされた僕たちは死ぬまで自分を偽り続け、ありのままの自分を否定しながら生きていかなければならないのでしょうか。
答えはNOで、自分を偽ることをやめる方法は存在しています。
ありのままの自分で生きるために必要なこと、それは愛を持って生きることです。
僕たちが良い自分を演じるということは、あるべき自分という像が分かっているということです。
そのあるべき自分というのは、愛情深い自分であり、そのあるべき自分になれるよう愛する能力を磨くのです。
愛するということは、自分中心ではなく相手中心で考えるということです。
自分が損をするか得をするかではなく、相手が喜ぶことは何かを考えるのです。
そして、自分が与えたことで相手が喜ぶことに喜びを感じること、それこそが愛なのです。
この愛をいかにして自分のスタンスに取り込めるかがカギになります。
今はいわば自分に愛が向いている状態です。
この愛のベクトルを相手に向けていくのです。
ですが、自分が満たされていない状態で相手に愛を与えていくことは難しいでしょう。
お金がない人が他人にお金を恵むことができないように、愛もまた、自分が愛で満たされていないと他人に与えることは難しいのです。
だからまずは自分を満たすのです。
つまりは自分で自分を愛するのです。
それは、ありのままの自分を受け入れ、ありのままでいることを許可し、ありのままの自分を認め、ありのままの自分を尊重するということです。
人を愛せない未熟な自分をまずは認めてあげることが、自分を偽ることをやめる第一歩になるのです。
本当は自分は優しいんじゃなくて、気が利くわけでもなくて、思いやりがあるわけでもなくて、ただ嫌われないため、好かれるために愛のあるフリをしていると認めるのです。
本当は相手を思いやって行動している訳じゃなくて、自分のために、自己愛的に行動しているのだと素直に認めるのです。
決して褒められるような人間ではない自分と対峙し、その自分を受け入れることで、だんだんと自分を愛せるようになっていきます。
そうやって自分を愛せるようになると心に余裕ができ、相手中心に物事を考えられるようになっていくので、結果的に相手を愛せるようになり、自分を偽らなくてもいい生き方ができるようになるでしょう。
まとめ
自分を偽らなければ生きられない人というのは、他人に嫌われることを恐れ、好かれたいという願望を持つからこそ、現実の自分ではその願望を満たせないことが分かっているから自分を偽ります。
他人に迎合しなければ社会に馴染めないほど、本当のあなたは素敵ではないのです。
愛がなく、自分のことばかり考えている人間であるからこそ、自分の本心に従って生きることは難しいのです。
そんな人間が自分を偽らずに生きるには、自分自身を愛で満たし、その愛を他人に与えていくことが大切です。
そうしていくことで、自分を偽らなくても純粋に相手の幸せを願えるようになり、自分を偽らずに生きられるようになるのです。
自分が言うほど成熟した人間ではない現実と直面し、その現実と向き合い始めたとき、あなたの人生はいい方向へ進んでいくことでしょう。
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