【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

自分が努力していることを他人に求めてしまう理由


こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

 

僕の知り合いで、自分がスキンケアを頑張っているから、男性にも同程度の努力を求めてしまうという人がいます。

こういった、自分が努力していることを他人に求めてしまう気持ちを抱える人は多く、それがストレスになったりすることも多いです。

 

出来るのであれば、ストレスなく生活するためにも、こういった他人に対する要求は捨てられれば良いのですが、どうしたら捨てることが出来るのでしょうか。

 

今回の記事では、自分が努力していることを他人に求めてしまう理由についてお話していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

他人に求めてしまう理由

どうして自分が努力をしていることを他人にもとめてしまうのかというと、その努力の動機が欠乏動機だからです。

 

動機には2種類の動機が存在します。

欠乏動機と自己実現動機の2種類です。

 

欠乏動機は自分に足りないものを満たすための動機で、自己実現動機というのは、自分がなりたいものを目指すための動機です。

この2種類の動機の内、欠乏動機を動機として採用して努力をしてしまうと、他人にも求めてしまうようになるのです。

 

どうして他人に求めてしまうようになるのかというと、欠乏動機とは、自己否定だからです。

何かが足りないから努力をするということは、それがない自分はダメだから努力をするということになります。

つまり、それを持っていないこと自体がダメという価値観に基づいているので、自分は勿論、相手が持っていないことも許せなくなってしまうのです。

 

冒頭でお話した、スキンケアを男性にも求めてしまう女性を例に考えてみます。

 

その女性は自分が純粋にスキンケアをしたくてしているのではありません。

肌の汚い自分はダメだ、ケアをしていない自分はダメだという欠乏感が根底にはあるのです。

その欠乏した自分を満たすために、努力をしていい自分を作ろうとしているのですが、その欠乏感を満たそうとすればするほど、自己否定というのは強まっていきます。

 

つまり、心の中で肌が汚い自分、ケアをしていない自分というものに対して、強い嫌悪感を感じるようになるのです。

 

そして、人は自分の許せないことは他人のことも許せません。

だから、自分の欠乏感を満たすために努力をすると、結果的に相手にも同じように求めてしまうのです。

 

欠乏動機を捨てる

他人に要求的な人は、自分が欠乏動機で努力をしていないか考えてみるべきです。

 

規範意識が高く、ルールを守らない人が嫌いな人は、好きでルールを守っている訳ではないのかもしれません。

その根底にあるのは、ルールを守らなくて人に嫌われるのが怖い自分の可能性もあるのです。

 

お金持ちで、貧乏が嫌いな人は、純粋にお金持ちになりたくてなっているのではないのかもしれません。

その根底にあるのは、貧乏な自分が嫌いという気持ちの可能性もあるのです。

 

マイナスなエネルギーをバネにして努力をすることを勧めている人もいますが、僕はオススメできません。

それは、上記のようにマイナスなエネルギーである欠乏動機で努力を行った場合、ダメな人を否定する人格を形成してしまうからです。

努力をした結果素敵な未来を手に入れている人間の中で、他人に対して受容的な人と否定的な人がいる違いは、この動機の部分なのだと思います。

 

人として正しく在るためにも、欠乏動機ではなく自己実現動機を軸に行動していくことが大切なのです。

 

自己実現的に生きる

欠乏動機と自己実現動機の大きな違いは、ダメな自分を受容しているかどうかです。

欠乏動機からくる努力とは「ダメな自分はダメだから努力する」というもので、自己実現動機からくる努力は「ダメな自分でもいいけど、こっちの自分の方が理想だからそこに向けて努力する」というものです。

 

向かう先が同じでも、道中で自分を受容しているか否定しているかで人格形成に大きな影響を与えるのです。

 

欠乏動機を捨てるためにも、ダメな自分を受け入れることが大切です。

足りていない自分を満たして良い自分になろうとする必要はありません。

なぜなら、ダメなあなたでも問題なく愛されるからです。

 

大抵良い自分になろうとするのは、他人の評価を気にしているからです。

他人軸で生きている人間は、欠乏を満たして完璧になろうとするのです。

愛されたくて、愛されるために自分の不足している部分を満たそうと必死になるのです。

 

でも、愛されるかどうかは他人の能力次第で、あなたが完璧であるかどうかは関係ありません。

ダメでも愛される時は愛されるし、愛されない時は愛されないのだから、無理に欠乏を満たそうとせず、ありのままのダメダメなあなたで生きていればいいのです。

 

そこで無理をするから、ダメな自分を否定しながら努力をするから、他人に否定的になり、とうとう人に好かれない人格を形成してしまうのです。

 

道を間違えないでください。

ダメな部分を否定するのではなく、受け入れたうえでなりたい自分になる努力をすることが大切なのです。

 

 

 

まとめ

自分が努力していることを他人にも求めてしまうのは、自分の努力が欠乏動機からくる努力だからです。

ダメな自分を否定し続けた結果、同じ要素を持つダメな他人まで許せなくなり、否定的になってしまうのです。

 

自分の努力はどこから来ているのかを見直すことです。

欠乏動機から来ているのか、自己実現動機から来ているのかを見分けることです。

 

欠乏動機で努力をしているのであれば、ダメな自分を受け入れる努力をしましょう。

他人に愛されたい、認められたいと願っている自分に気づき、ダメなあなたを丸ごと愛してあげましょう。

 

欠乏しているものは本来なく、あなたが欠乏していると思い込んでいるだけなのです。

その思い込みを外し、ダメな自分で生きることが幸せに生きるうえで1番大切なのです。

 

ストレスを減らすためにも、自分の努力の動機を見直してみてください。

 

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