【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

仕事に喜びを感じられない人

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

 

仕事に熱量を持って取り組むことが出来ていなかったり、そもそも仕事をすることが苦痛で仕方ないという人は多いのではないかなと思います。

 

仕事というものに価値を見い出すことが出来ず、仕事がお金を稼ぐためだけのツールと化してしまっているというのは、人生の幸福度に大きく影響してくるように思います。

人によって労働形態は変わってしまいますが、1日の中の3~8時間を幸せを感じながら、又は不幸を感じないように活動をすることができるのであれば、もっと僕たちは人生を良くしていけるのです。

 

勿論既に仕事に喜びを感じている人もいると思いますが、そうでない人もいるのが現状です。

どうして喜びを感じられる人と感じられない人が存在するのでしょうか。

そこには、仕事の本質が関わっているのです。

今回の記事では、仕事の喜びについてお話していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

仕事の本質

そもそも、仕事の本質とは何なのでしょうか。

 

みなさんは何故働いているのでしょう。

大半の人が、お金を稼ぐために働いているかと思います。

ですが、仕事の本質とはお金を稼ぐことではありません。

仕事の本質とは価値を他人に与える行為であり、それはつまり愛なのです。

愛を与えてお礼としてお金をいただくというのが仕事の本質なのです。

 

だから仕事をすると強制的に愛を与える行為をさせられるので、特定の人間はそれが苦痛になってくる。

これが仕事に喜びを感じられない人の仕組みなのです。

 

社会に生きる自己愛者

この愛を与える行為に苦痛を感じる人間こそが、愛に飢えている自己愛者です。

自分を中心に物事を考えてしまう自己愛者は、他人に与える喜びではなく、自分が与えられる喜びばかりを求めます。

 

そんな人が他人に愛を与えろと言われて、気持ちよく愛を与えられるはずがないのです。

なぜなら他人に与えられるほどの愛を蓄えていないから。

自分を愛せば愛すだけ愛は蓄えられていき、それが結果として他人に与えられるようになります。

しかし、自己愛は愛とは真逆の存在で、自己否定から生まれるものです。

 

そういったものを抱えている人にとって、他人を愛さなければならない仕事という行為は、搾取でしかありません。

 

ないものを他人に与えなければならないこの苦痛は、心の飢餓を生み出し、欠乏感を刺激していくのです。

 

たとえ給料が発生してリターンがあるにしても、自己愛者は心の底からサービスを提供することができずに、お金を稼げればそれでいいと言って苦痛を我慢していくでしょう。

 

そういった苦痛を受け入れるという行為をする前に、まずはその自己愛性を認め、自己愛から離脱するよう試みることが、僕たちが仕事に喜びを感じる上で大切なのだと思います。

 

自己愛から愛へ

結局のところ、自己愛的な考え方をしてるうちは、仕事に喜びを感じなければ、恋愛や友人関係などで様々な影響が出てきます。

自分がどれだけこれでいいのだと思っていたとしても、心の奥底では本当はもっと健全なものを求めていたりするものですから、一度自分の本心と向き合うことも大切でしょう。

 

自己愛的な生き方から愛ある生き方へ変えていくには、自らの欠乏感に気づき、それを満たし、充足感に包まれながら生きることが大切です。

 

何でこんなにも他人に与えることが辛いのかと言えば、自分が欠乏感をたくさん感じていて、他人に与えるどころではないからです。

 

ヒビの入ったコップに飲み物を入れて、ヒビから飲み物が溢れているのに、他人のコップに飲み物を入れる余裕はありません。

他人のコップに飲み物を入れるなら、まずは自分のコップのヒビを埋めて、自分のコップを満たしてからじゃないと他人のコップに飲み物を入れることは難しいのです。

 

欠乏感は、自分がないと思っているだけだったり、欠乏していることが許せない場合が多いです。

 

愛されてないと思ってたけど、ちゃんと周りを見てみたら愛されてたなんてこともありますし、容姿が良くないとダメだと思ってたけど、容姿が悪いことを許せなかっただけで、自分と向き合ってみたら許せるようになるなんてこともあります。

 

一つずつ自分の欠乏感と向き合い、その欠乏は真実なのか。

真実だとして、その欠乏は欠乏していたらダメなのかという部分をしっかり精査することが大切です。

 

こうして欠乏感を満たしていけば、自ずと自分を愛せるようになり、自分を愛せるようになれば、他人に愛を与える余裕も出てくるでしょう。

 

他人に与えることの喜びに目を向けられたとき、仕事というものの意義を強く感じられ、人生の質を大きく上げられるのではないでしょうか。

 

 

 

まとめ

仕事の本質は他人に与える行為であり、それは愛です。

だから自己愛的な人間は与えてほしいのに与えなければならないから仕事が辛いのです。

お金をもらっているから、仕方なく枯渇している愛を無理して与えているのです。

仕事が人生の時間の大半を占めてしまう今、そのままでは幸福を感じることは難しくなっていくでしょう。

 

だから僕たちは自己愛的な姿勢をやめて、愛に満ち溢れた生き方をしなければならないのです。

他人を愛することは、巡りにめぐって自分のためになるのです。

 

そのためには、まずは自分を愛してあげることです。

自分の欠乏感に目を向け、その欠乏を解消してあげることが、自分の中で愛を大きくすることに繋がるのです。

 

どうせやるのであれば、仕事を稼ぐツールだけではなく、愛を与えるツールとして使っていくことが大切なのです。