【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

不幸の正体とは

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

 

今あなたは幸せですか?

それとも不幸せですか?

 

もしも不幸だと感じているのであれば、これからあなたは幸せに向かっていく必要があるわけですが、幸せに向かうためにはまず自分の不幸を理解する必要があります。

それは今の不幸を解決することが、結果的に幸せへと繋がっていくからです。

まずはマイナスになっている部分をゼロに戻す必要があるんですね。

 

では、その自分を苦しめる不幸の正体とは一体なんなのでしょうか。

どうしたら不幸を解決することが出来るのでしょうか。

 

今回の記事では、不幸の正体についてお話していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

不幸とは欠乏感を感じることである

不幸には様々な定義があると思いますが、その定義の中の一つが欠乏感を感じていることです。

人は欠乏感を感じ、悩み、苦しんでいる状態を不幸と感じるのです。

 

さて、あなたはなぜ不幸なのでしょうか。

その不幸の理由に目を向けていくことがとても大切なのです。

 

例えば僕は、数年前までずっと不幸だと感じていました。

学歴もなければ職歴もない、そして家庭は非常に貧乏であったために様々な我慢を強いられてきたからです。

 

学歴がないから不幸で、職歴もないから不幸で、お金もないから不幸という価値観が自分の中でずっと渦巻いていたのです。

 

~がないというのは、欠乏感を意味します。

何かが自分には足りないから不幸であるという、そういったロジックで不幸を感じていたのです。

 

だからこの欠乏感を感じないように生きることが大切なのです。

 

苦しみを生む欠乏感

愛されたい。

この感情は誰しもが持つであろう欠乏感です。

現代において適切に愛されて育つ人は少なく、どうしてもこういった欠乏感が心に根を張ってしまいます。

 

この欠乏感から人は努力をします。

自分が愛されていないと感じているから、愛されるために一生懸命努力し、その心に空いた穴を埋めようとするのです。

 

ですが、その努力は幸せでしょうか。

欠乏感を満たすために努力をしても、心は満たされることなく、ただただ辛い日々が続いていきます。

 

なぜ欠乏感を満たす努力が辛いのかと言えば、欠乏感というのは自己否定であるからです。

欠乏感を感じれば感じるほど、それは自分を否定することに繋がり、心を不幸にしていきます。

 

例えばあなたが愛の欠乏感を感じているとき、あなたは自分は愛されていないという自己否定を無意識にしています。

あなたがお金の欠乏感を感じているとき、あなたは自分は貧乏であるという自己否定を無意識にしています。

 

欠乏感を満たす行為は必ず欠乏感を意識しなければならないので、その努力は辛く、心を病ませてしまうのです。

 

欠乏感は人を不幸にします。

渇望を生み出し、果てのない欲求を僕たちに課すのです。

 

だからこそ、僕たちは欠乏感を感じないようにして、不幸から逃れなければならないのです。

 

あるものに目を向ける

足るを知る。

古代中国の思想家、老子の言葉です。

 

足るを知るとは、身分相応の満足を知ること。

自分が置かれた状況を加味してそれに満足するということです。

 

それはつまり、ないものばかりに目を向けて不満を言うのではなく、今既にあるものに目を向けてそれに満足しようということです。

 

欠乏感とは、自分はないと思っていますが、実際はあることがほとんどです。

基準を高く設定してしまうからないと感じているだけで、本当は既にあるのです。

足りているのです。

 

あなたにお金がないとしましょう。

自分で貧乏であるということを自認しており、毎日お金に対する欠乏感で苦しんでいるのはなぜでしょうか。

 

それは、あなたはお金がないと思っているからである。

本当はお金があるのに、ないと思っているから苦しいのです。

 

あなたがなぜ今生きていられるのかと言えば、お金があって生活が出来ているからです。

あなたにお金がないのではなく、あなたが設定した「基準」よりもお金がないだけで、実際はお金はあるのです。

 

お金だけではありません。

自分がないと思っているものは、本来既にあるのです。


ただ、自分があると認識できていないだけなのです。

本当に自分にはないのか、改めて考えてみましょう。

 

本当はあるのに、自分の基準値が高いだけではありませんか?

もしも自分の基準値が高いのであれば、適切な値に設定し直しましょう。


どうしてそこまで基準値が高いのかと言えば、他人や理想の自分と今の自分を比較するからです。

自分は自分なのだからありのままの自分を見て現実的な要求をすればいいのに、他人と比べてしまったり、理想ばかりを見て現実を見ないでいるから、今の自分とのズレが欠乏感となり自分を苦しめるのです。

 

他人に比べて自分は欠乏している、理想の自分に比べて自分は欠乏しているという考え方をやめ、今の自分には足りているのかを考えることがこの問題を解決してくれるでしょう。

 

 

 

まとめ

僕たちの不幸とは、欠乏感を感じることです。

何かがないと感じている限り、不幸から逃れることはできません。

だから僕たちは欠乏感を感じない生き方をしなければならないのです。

 

そのためには、足るを知ることが重要です。

自分がないと思っているだけで、本当は全てあると知ることが大切なのです。

 

自分が高く基準値を設定しているだけで、本当は持っています。

ただ、他人と比較したり、理想の自分と比較したりするから、そのギャップに目がいって足りないと欠乏を感じているだけなのです。

 

今のあなたの状況を加味したうえで、現実的に要求できるラインを見極めてください。

現実を見て、今の自分ならこれが妥当であると納得することです。

 

そうすることで欠乏感に目がいかなくなり、結果的に不幸を感じなくなっていくでしょう。