こんにちは、たけうちです。
はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。
人間関係において、信頼というものは非常に重要です。
誰かに信頼され、誰かを信頼しながら社会というものを成立させている僕たちですが、その信頼を失うのは一瞬です。
今まで積み上げてきた信頼を一瞬で失うなんて話もよく聞きますが、どうして信頼とはそんなに脆いものなのでしょうか。
そもそも、信頼とはなんなのでしょう。
いつもは漠然と信頼という言葉を使っていましたが、改めて信頼について考えてみました。
今回の記事では、信頼とは何かをテーマにお話ししていきます。
最後までぜひご覧ください。
信頼の本質
信頼とはそもそも何なのでしょうか。
僕は「一貫性に基づいた証拠により得られた確信からくる肯定的予測」だと考えています。
信頼とは確信からくる肯定的な予測であり、その確信は相手の一貫性を証拠としているので、僕たちは相手が示す一貫性を重要視しているということになります。
具体的に考えてみましょう。
例えば優秀な部下は、信頼して仕事を任せることができます。
どうしてこの優秀な部下を信頼できるのかと言えば、今まで一貫してクオリティの高い仕事をこなしてきたからです。
例えば愛のある親の元では、安心して愛に浸ることができます。
どうして愛のある親を信頼できるのかと言えば、今まで一貫して変わらない愛を持って接してくれていたからです。
これらの例の通り、信頼とは、今まで何回も期待通りの結果を出してきたのだから、今回も同様の結果を出してくれるだろうという、確信からくる肯定的な予測なのです。
信頼の脆弱性
信頼というものは非常に脆いです。
長年積み上げてきた信頼も、少しの失敗で失ってしまいます。
例えば、何年も無事故だった旅客機が事故を起こしたとします。
いままで無事故という一貫性を保っていたのに、事故によってしの一貫性が損なわれたとすると、僕たちは今までより安全面が怖くなります。
過去何万と運航して事故を起こさなかったにも関わらず、たった一回事故を起こすだけで信頼というものは脆くも崩れ去るのです。
この信頼の性質も、信頼が一貫性に依存しているから起こる現象です。
長年積み上げてきた信頼には、一貫性があります。
何度も何度も結果を出すことで信頼されてきたわけですが、そこで失敗をすると、一貫性が失われます。
そうなったときに、人は信頼できないという風に感じるのです。
だから僕たちは信頼を失わないためにも、一貫性を崩さないよう努める必要があるわけです。
信頼されるには
人間関係で信頼されることが大切なのであれば、一体どうしたら信頼されるようになるのでしょうか。
そのためには、まず行動の一貫性を大切にすることです。
一貫性には、思考の一貫性と行動の一貫性がありますが、他者が信用してくれるのは行動の一貫性です。
例えば、ダイエットしたいと発言しつつも、まったくダイエットをしないという人がいた場合、あなたはその人の思考と行動どちらを信頼しますでしょうか。
きっと行動だと思います。
どれだけ口でダイエットをすると豪語していたところで、行動に移らなかったらそれは信頼できないのです。
他者は自分の行動の一貫性から、自分の何を信頼するかを決める、ということを覚えておくべきです。
どれだけ口先で愛していると言われたところでその人の愛が信頼できないのも、日ごろから行動の一貫性がないからです。
いつも態度が違っているような人の愛を誰が信じられるでしょうか。
すべて行動が肝になっているのです。
ですが、自分を偽る人は行動に一貫性を持たせるのが苦手です。
それは、本当の自分ではなく作り上げた自分だからです。
作っているからこそ、たまにボロが出てしまうのです。
だから、行動に一貫性を持たせるためにも僕たちは自分を偽らず、ありのままの自分で生きる必要があるのです。
素で生きていればあなたの本音しか出てこないのですから、行動にブレが出ることもありません。
自分という芯を持ち、生きることが大切なのです。
まとめ
信頼とは、一貫性に基づいた証拠により得られた確信からくる肯定的予測です。
一貫性を重要視する僕たちは、それを証拠として相手の行動を予測します。
そのときに、きっとこうするに違いないと確信を持てている状態のことを信頼と呼んでいるのです。
信頼を得るには、自分の行動に一貫性を持たせること。
そして、行動に一貫性を持たせるのであれば自分を偽らずにありのままの自分で生きることが大切です。
自分という軸をしっかり持ち、あなたらしく生きることで相手から信頼され、良い人間関係を結ぶことが出来るのだと思います。