【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

 

www.takeuchipsychology.com

 

愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ。

これはかの鉄血宰相、ビスマルクの言葉です。

 

愚者は自分の経験からしか学べないが、賢者は他者の経験(歴史)からも学ぶことが出来

るという意味で、視野の広さが重要であるという意味だと言えます。

 

さて、確かにビスマルクの言うことはもっともなのですが、この言葉は少し納得がいかない部分もあるのです。

それは、まるで経験から学ぶ人間は愚かであるというような書かれ方がされていること。

本当に経験から学ぶ人間は愚かなのかと考えると疑問が残ります。

 

そこで今回の記事では、真に愚かな人間とはどういった存在なのかを考えながら、このビスマルクの名言を深堀していきたいと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

真の愚か者とは

人は経験から学ぶ生き物です。

何か行動をし、その経験から改善点を見い出し、成長していく生き物が人間です。

 

それが当たり前である以上、他者から学ぶことが出来る人が賢くはあっても、経験から学ぶ人が愚かとは言えないのではないでしょうか。

 

では、経験から学ぶ者が愚者ではないのだとしたら、真の愚者とは何者なのでしょうか。

それは、経験をしない者です。

なぜなら経験をしなければ学ぶ機会すら与えられないのです。

なので経験をしない者、つまりは行動を起こさない人こそが真の愚か者だと言えるでしょう。

 

僕も数年前までは経験すらしない、まったく行動しないタイプの人間でした。

やりたいことがあっても、なにかしら理由をつけてはやりたいことから逃げ続ける毎日で、その結果何年もの間成長という成長をしていませんでした。

 

ただ年月だけが過ぎるだけで、自分に変化が起こることはなかったのです。

今思い返せば非常に愚かな生き方をしたと感じています。

 

時間を取り戻すことはできないですから、ここで学ぶ機会から逃げ続けてしまったことは、大きな損失だったと言えるでしょう。

 

行動の重要性

人は経験をすることで学習し、成長していきます。

それゆえに経験すること、つまりは行動することが大切になるのですが、自尊心が低く、傷つきたくないと考える人は、行動することを避けがちです。

 

行動しなければ絶対に傷つくことはないから、何もしないという選択肢をとってしまいます。

その結果、常に自分が安心できる範囲内でしか行動することはないから、新しい経験をすることもなく、成長をすることもないのです。

 

例えばあなたにやりたいことがあるのに行動を起こさないのは、行動して失敗すると自分の無力感が刺激されて辛くなるからではないでしょうか。

自分に対する信頼感が全くなくて、失敗はダメなことだと考えているから、行動するのが怖くなってしまうのではないでしょうか。

 

考えてみてほしいのです。

行動しないことから一体何が学べるというのでしょう。

何を得られるというのでしょう。

 

得られるのは安心感だけではないでしょうか。

安心することに重きを置きすぎて、肝心の自己実現がおろそかになっているのではないでしょうか。

 

真の愚か者は学ぶ姿勢がなく、ただ安心するためだけに生きているのです。

 

 

 

まとめ

人生を豊かにさせるのは、経験からの学びです。

だから行動し、たくさんのことを経験し、そこから学びを得て成長してかないと、いつまでも同じ人生を歩み続けることになります。

安心したい気持ちも分かります。

自分の欠乏感を満たすことは、何よりも大切に思えるでしょう。

 

ですが、そもそもあなたはなにも欠乏していません。

あなたが足りないと思っているものは、既にあるのです。

 

経験から学ぶことは愚かではなく、むしろ人間であれば当たり前のことです。

真に愚かなのは経験すらしないことであり、そこを意識して生きることが自分の人生をより良くしていくことに繋がるでしょう。