【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

失敗に価値を見い出す大切さ

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

 

みなさんにとって失敗とはどういうものでしょう。

 

小さい頃から失敗をするたびに怒られたり、失敗したことを責められたり、失敗した自分を受け入れてもらえなかった過去を持つ人にとっては、失敗とは悪いことであるという認識が強いのではないかなと思います。

 

僕たちにとっては失敗=悪という価値観はあまりにも当たり前すぎて、その価値観の正当性を考えることはありませんでした。

しかし、改めて考えてみると、失敗=悪というのは歪んだ視点による価値観であり、本来失敗というものは良いものであったのです。

 

そこで今回の記事では失敗の価値をテーマにお話していき、失敗に新たな価値を見い出せらばなと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

失敗の価値を見誤った理由

失敗をすることは価値のないことである。

意識的であれ無意識的であれ、このように感じている人は多いのではないでしょうか。

こういった価値観により、失敗をしてはいけないという恐怖や不安に駆られ、思うように行動がとれないという悩みに繋がっている場合もあるでしょう。

 

ですが、この失敗=悪という認識、価値観は間違っているというのが、この記事の主張になります。

 

そもそも、どうして僕たちは失敗=悪という価値観を持つようになったのでしょう。

それは過去に、失敗をした際に不快感情を感じたことが原因なのです。

 

何か失敗をして怒られて悲しい思いをした。

何か失敗をして責め立てられて悔しい思いをした。

何か失敗した自分を受けれてもらえず辛い思いをした。

 

こういった失敗に不快感情が伴う経験をすると、人は失敗が原因で不快な思いをしたと感じ、失敗がいけないことであると認識し始めるのです。

 

例えば、僕は小さい頃にお茶をこぼして思いっきり怒られたことがあります。

テレビを見ながらお茶を汲んでいて、コップから溢れさせてしまったのです。

落ち度は確かに当時の自分にあるのですが、そういった失敗に対する責めの姿勢が、僕の失敗に対する恐れを強化していったように感じます。

 

何度も何度も、このように失敗を責められる経験をすることで、失敗=悪という価値観が定着していったのです。

 

失敗の本当の価値

こういった経緯で生まれたこの価値観ですが、現実は違います。

本当は失敗は善なのです。

 

なぜ失敗が良いことだと言えるのでしょうか。

それは、人間は失敗をすることで成長をする生き物だからです。

 

人は学習をして成長していきます。

例えば、小さい頃に歩くようになりましたが、当時いきなり歩けるようになったわけではありません。

何度も何度も一歩進めては転んで、また立ち上がっては転んでという失敗を凝り返していく中で、だんだんとバランスを掴み歩けるようになってきたのです。

 

自転車も同じです。

小さい頃は補助輪なしでは自転車に乗れなかったけど、補助輪をはずし、何度も転びながら練習をしていく中で乗れるようになったのです。

 

実は僕たちはめちゃくちゃ失敗して生きてきてるんです。

そして、そのおかげで学習し、より良い人生を生きることが出来ているのです。

 

よく、失敗と成功は対のように扱われます。

辞書を見ても、対義語として扱われているくらいです。

 

ですが、この認識が違うのです。

目標に対して行動したとき、結果が失敗か成功かの2択で終わるのではありません。

実際は失敗の先に成功があるのです。

 

まるで失敗と成功は右か左かのようなイメージを持っている人が多いでしょうが、実は前後の関係で、失敗を越えた先に成功があるのです。

 

つまりは、失敗なくして成功はないということです。

成功したいのであれば、失敗という過程を経なければならないのです。

 

これでも失敗に価値がないと言えるでしょうか。

失敗をすることで僕たちは成功に近づいていけるのです。

 

失敗に価値を見い出すには

だから僕たちは失敗に対する認識を変えなくてはならないのです。

 

失敗はダメなことではなく、すべきことなのであると。

失敗は悪ではなく善であると。

失敗は目標に近づいている証なのだと。

 

大切なのは失敗しないように行動しないことではありません。

失敗したときにそこで学習し、次に活かそうとする姿勢です。

 

僕たちはロボットではありませんから、必ず失敗をします。

人間に生まれた以上それは避けられません。

 

完璧に生きるなんて不可能なのです。

だったら、失敗しないようにしようとすることは、非合理的です。

人間が空を飛ぼうとするくらい非合理的です。

 

だから、失敗する前提で生きるんです。

失敗して当たり前なんだから、失敗してもへこたれないで、次に同じ失敗を繰り返さないよう努めるのです。

 

それが成功であり、成長であります。

 

失敗を恐れてはいけません。

失敗を恐れて行動しないなんてのは一番自己実現から程遠い行為です。

失敗には必ず学びがあるのですから、なにが間違っていたのかをそこで理解し、自分の糧とするのです。

 

 

 

まとめ

失敗の価値を改めて見い出し、積極的に失敗していきましょう。

失敗は良いことなのです。

 

失敗をするということは、あなたが行動している証です。

あなたが前に着実に進んでいる証です。

あなたが逃げずに戦っている証です。

 

こんなに素晴らしい証を、ダメなことであると認識してはいけません。

 

これは、あなたが失敗は悪いことであると定義づけているだけです。

あなたが失敗している自分を許せていない、受け入れられていないというだけです。

 

失敗している人はかっこいいのですから、あなたも失敗していいのです。

その失敗から学ぼうとする姿勢が、あなたの人生をより良くするのです。

 

小さい頃植え付けられた価値観というのは、なかなか書き換えられません。

ですが、あなたが失敗に価値を見い出したとき、それは書き換えられるのです。

 

今までだって、失敗したおかげで人生がより良くなった経験があると思います。

失敗して失ったものではなく、得たものに目を向けていくことが大切なのではないでしょうか。