こんにちは、たけうちです。
はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。
世の中が不満である。
しっかりと意識してそう感じている訳ではないけど、このように感じている人は多いのではないでしょうか。
周りの人は願いを叶えていくのに自分の願いは叶わず、自分だけが不幸のように感じて「どうしていつも自分だけ」と卑屈になることもあるでしょう。
なぜ同じ人間なのに自分だけが恵まれていないのでしょうか。
どうしていつも自分だけが不幸の道を進まなければならないのでしょうか。
その原因は、人生に対して受動的であるからと言えます。
受動的ではなく、能動的になることが人生を良くしていく秘訣なのです。
今回の記事では、人生の能動的態度、受動的態度についてお話していきます。
人生に対する態度
人生を歩んでいく上でとても大切なのが、人生態度です。
どのような姿勢で人生と向き合うのかによって、幸福度が左右されます。
人生態度には能動的態度と受動的態度であり、自分がどちらの態度で人生と向き合っているのかを知ることがあなたが幸せになるためのファーストステップなのです。
能動的態度
能動的態度とは、人生に対して前向きであり、自分の力で幸せになろうとし、主体性をもって生きている人の人生態度です。
自分から働きかけることが多く、コミュニケーションにおいても常に相手に関心が向いています。
また、能動的である人間は、不幸を感じにくい生き方が出来ます。
「~してほしい」という姿勢ではなく「~したい」という姿勢なので、自分の欲求を満たす主体は自分であり、自分の幸せは自分でコントロールできるのです。
受動的態度
受動的態度とは、人生に対して後ろ向きであり、他人の力で幸せになろうとし、主体性の欠けた生き方をしている人の人生態度です。
他人から働きかけてもらうことを望み、コミュニケーションにおいても常に自分に関心が向いています。
また、受動的である人間は、不幸を感じやすい生き方しか出来ません。
「~したい」という姿勢ではなく「~してほしい」という姿勢なので、自分の欲求を満たす主体は他者であり、自分の幸せが自分でコントロールできないのです
どちらの生き方を選択するか
自分の人生態度はどちらだったでしょうか。
今まであなたがどちらの態度で生きていたかは重要ではありません。
自分の生き方なんて知らなかったのですからそこは問題ないのです。
大切なのは、自分の人生態度がどちらかを理解した今、どちらの生き方をしたいのかということ。
自分の幸せのコントロール権を他人に渡すのか、自分で持ち続けるのかをあなたは選べるのです。
受動的に生きるのは楽かもしれませんが、あなたにとっては不幸を感じ続ける原因となってしまいます。
だったら、自分で歩みを進める大変さはあるかもしれませんが、能動的に生きるのもいいのではないでしょうか。
あなたの幸せは、能動的な人生態度の先にあるのです。
能動性を得るには
あなたが受動的な生き方から能動的な生き方に変えていこうと決心したとして、どのようにして人生態度を変えていけばよいのでしょうか。
まずは、自分が受動的であったということを受け入れることです。
自分のことばかり考え、他人に施されることばかりを望み、そのくせ自分は他人に与えることをしない。
誰かが、世界が自分を幸せにしてくれると漠然と感じていて行動を起こす気もない。
自分の弱さを棚に上げて、それと向き合わずに幸せになろうとしている。
そういった生き方をしてきた、そんな自分を認め、許してあげるのです。
ひな鳥が母親が餌を持ってくるのを巣で待っているかのような生き方をしてきたから、今の不幸があると自覚するのです。
自己中心性から脱却するのです。
少し言い過ぎにも思えますが、ここでしっかりと自分がどういう人間かというのを理解し、受け止めることが大切なのです。
もしも、自分の人生を振り返って心当たりがあるようでしたら、そんな自分を許してあげることをオススメします。
そして、そんな自分を受け入れたら、欠乏感に目を向けないようにします。
これこそが能動性を手に入れるカギになるのです。
なぜ人が受動的になってしまうのかと言えば、欠乏感を感じていて、それを満たしてほしいと感じているからです。
不足、不満、不安といった欠乏感を自分では埋められない。
だからつい他者からもらおうとしてしまうのです。
例えば、愛されたいという欠乏感に苛まれている人は、誰かから愛情をもらおうと常に行動をとってしまいます。
誰かに誘われるのを期待したり、何かを与えられるのを期待したり、認めてほしいと期待したり。
そしてその期待が与えらなかったとき、勝手に期待してた分それが不満という形で表出してくるのです。
コミュニケーションにおいても、自分が嫌われないかどうか、どうしたら相手に好かれるかといったことばかりに目が行き、相手がどう感じているか、どうしたら相手が喜ぶかなんてことには興味関心がいきません。
愛されたいといった自分の欠乏感ばかりが気になってしまい、常に自分中心の自己愛の強い態度になってしまうのです。
受動的であるということは、自分のことばかり考えているということです。
そうではなく、外部に対して関心を持ち、外部に与えることで幸せを感じるということが能動的であるということなのです。
足るを知りましょう。
あなたが感じているその不足、不満、不安は本当に足りていないのかを改めて考えるのです。
あなたが愛されていないと感じているとして、本当に愛されていないのか考え直すことです。
欠乏感というのは、大体が幼い頃の経験などから学習したことが原因です。
自分は愛されていないという認識が脳のメモリーに刻み込まれているから、愛されていないと感じてしまうのです。
自分の常識を疑い、自分を客観的にみるのです。
あなたが愛されていないと思っているだけで、実際は愛されているのではないか。
あなたが認めれていないと思っていてるだけで、実際は認められているのではないか。
あなたが嫌われていると思っているだけで、実際は好かれているのではないか。
欠乏感を見直していくと、自分がないと思っていただけで本当はそこに求めていたものがあったということに気づけるはずです。
そうやって欠乏感を癒し、自分を満たすことで初めて外部に関心を向けられます。
自分を愛せない人は他人を愛せないなんていう言葉をよく聞きますが、それはあながち間違いではないのです。
自分を愛せていないと、欠乏感ばかりに目が行ってしまい、他人を大切にする余裕なんて生まれません。
幸せの源泉は、自分を愛し、自分の欠乏感を癒すことで現れるのです。
まとめ
自分が受動的であることを認めることはとても辛いことです。
それは自分の弱さと正面から向き合うことになるのですから。
ですが、受動的であった自分を認め、許し、これからの人生の生き方について考えられるようになったときに、あなたは変わるのです。
今までは川に流されるように生きているだけでした。
ただただ漂う。それが受動的な生き方でした。
ですが、今のあなたは選べるのです。
過去は変えられなくても、未来は変えられるのです。
ただ川に流されるような生き方ではなくて、自分の体を使って泳ぐこともできるのです。
人生という川をあなたはどう渡っていきたいのでしょうか。
あなたが選べば、その通りの人生になります。
一度きりの人生、他人に自分の幸せをコントロールされない生き方をしたほうがきっと幸せです。
幸せは向こうからやってくるのではなく、自分から向かうものなのです。
自分が舵を握っているのです。
能動的に生きてください。
その姿勢さえ貫ければ、人生はどんどん開けてくると思いますよ。