【脱不幸論】自分だけの人生を。

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職業コンプレックスを解消する考え方

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

 

世の中には様々な職業が存在している訳ですが、自分の職業にネガティブなイメージを持つ方も少なくないと思います。

いわゆる職業コンプレックスというやつです。

他の職業と自分の職業を比べては自分の仕事は優れていないと落ち込み、自信を喪失してしまうんですよね。

 

あの職業はすごくてこの職業はすごくないなどという判断は誰もがしていることですが、実際は職業に優劣など存在していないのです。

自分の認知によってそう感じているにすぎません。

 

ではどうして僕たちは職業に優劣を感じ、苦しみを感じてしまうのでしょう。

 

今回の記事では、職業コンプレックスに悩む方に向けて、職業に優劣は存在するのかを考えながら、職業コンプレックスの原因、そして解消できる考え方をご紹介したいと思います。

 

 

 

職業コンプレックスの原因

まずはどうして僕たちが職業コンプレックスを感じてしまうのかを考えていきたいと思います。

どうして職業コンプレックスを感じてしまうのかといえば、ある価値観に視点を置いて判断しているからです。

 

1番分かりやすいのは収入です。

収入が多い職業は優れていて、収入が少ない職業は優れていないという価値観を持っている場合、自分より収入な高い人と自分を比べては劣等感を感じてしまいます。

 

他にも、学歴、専門性など特定の価値観を軸に職業に優劣をつけてしまうと、それが劣等感に繋がり、職業コンプレックスになっていくのです。

 

職業に優劣は存在しない

さて、冒頭でも述べましたが、職業に優劣は存在せず、どれも同等の価値があります。

ですが、こんなことを言われても綺麗事にしか聞こえないという方も多いかなと思います。

なのでここで職業の優劣の正当性について考えていきたいと思います。

 

何故職業に優劣は存在しないのかと言いますと、それは社会は様々な職業が力を合わせることで成り立っているからです。

 

国規模や世界規模で見てしまうと分かりにくいので、あなたが仮に30人の村で住んでいるとして話をしていきます。

 

あなたの村では、30人が結束してインフラから衣食住、娯楽まで全てを賄っています。

そんな村では、1人として同じ職種を担っている人はいなく、それぞれが役割を果たしています。

 

ある人は家を作り、ある人は食べ物を作り、ある人は雑貨を作り、ある人は娯楽を生み出し、ある人はそれらをまとめて販売し、ある人は自警団として村の治安を守り、ある人は医者として村を病気から守っています。

 

もっと実際は細かく職業があるのは置いといて、こうやって各自が自分の役割を果たすことで社会というのは回っているわけです。

 

こうやって見た時に、誰の仕事が偉くて、誰の仕事はみっともないだとかそういった感覚は生まれるでしょうか?

 

誰かが家を作ってくれるから人々は自分で家を建てずに済むし、誰かが食料を集め、雑貨を作り、娯楽を生み出してくれることで、それらを自ら調達しなくて済んでいます。

そして販売者が存在しているおかげで、食料を集めたり雑貨を作ることに集中出来ていて…

と、このようにお互い様に支え合うことで生活は成り立っているんです。

 

こういった少ない人数のコミュニティでは、1人でも欠けてしまったら村の運営が難しくなってしまうと考えると、仕事に優劣はつけられないということがわかるかと思います。

 

もちろん医者になるには相当の知識が必要なのは間違いありませんが、医者は家を建てられなければ、食料を集める方法も知りません。

その職業に就いてる人にしか出来ないことというのは数えきれないくらいあるわけです。

 

だから、自分の職業は◯◯だからダメなんだとか、あいつより劣っているんだとか考えるのは適切ではないんですよね。

 

大切なのは、その職業で自分がどういった価値を社会に提供しようと思えているかなのだと思います。

「与えられた場所で咲け」みたいな言葉がありますが、まさしくこういうことでしょう。

 

集団の規模がデカくなればなるほど、自分が社会の歯車であり、なくてはならない存在というのが分かりにくくなってしまいます。

ですが、こうして規模を小さくして考えてみたら、少しは自分の仕事の重要性が分かるのではないでしょうか。

 

職業コンプレックスを感じないために

職業コンプレックスを感じないためには、歪んだ価値観を持たないことです。

そもそも仕事というのは、本質的には他者への愛です。

 

誰かが困っていることを解消する。

誰かの喜びを提供する。

 

常に仕事というのは、誰かの幸せを願ってサービスを提供し、その対価としてお金をもらっているのです。

 

ですから、本質的に自分の職業をみて、そこに愛があるのかどうかを大切にするべきではないでしょうか。

 

強盗や詐欺などは他者への愛ではなく自己中心的な愛ですから、これは褒められるものではありません。

ですが、ほとんどの仕事は、誰かの役に立つことで報酬を得ています。

それで十分なのです。

 

収入の違い、学歴の違い、専門性の違いなど、そういった違いにわざわざ目を向ける必要はないのです。

そういった、職業の表面的な部分にこだわるから苦しいのです。

 

自分が今の仕事で社会にどう貢献していくのかを考え、取り組んでくのかを考える方がよほど大切だと、自分の価値観をアップデートしてください。

 

 

 

まとめ

職業コンプレックスは、認知の歪みから生まれているものであり、実際に優劣は存在しません。

 

なのであなたの職業が他の職業に比べて劣っているということはありませんし、気にしているだけ無駄なのです。

 

社会の規模を小さく捉えてみると自分の職業に価値を感じやすいと思うので、ついコンプレックスを感じてしまった時はこの話を思い出してもらえるといいなと思います。