こんにちは、たけうちです。
はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。
僕の友人に仕事に就かずにゲームをしている友人がいます。
いわゆるニートというもので、かれこれ3年間くらいニートをしています。
ニートを馬鹿にする人も多く、インターネットでは生きている価値もないと書かれているものを散見するのですが、果たして本当にニートには価値がないのでしょうか。
今回の記事では、友人を擁護するわけでもなく、心理学や哲学的な視点から、ニートの価値について改めて考えてみたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
ニートに社会的価値はない
まず、ニートに価値がないのかどうかということで言えば、ニートに社会的価値はないと言えます。
ニートというのは、学生でもなく、働いておらず、仕事に就くための職業訓練も受けていない、仕事をする意思のない人たちのことを指します。
つまり、社会に対して価値を提供する姿勢のない人々のことであり、そういう意味では社会的価値は存在しないのです。
辛辣な意見のようにも聞こえますが、これはニートを理解するうえで重要な要素なので、あえてオブラートに包まずに表現させていただきました。
ですが、社会的価値がないというのは、あくまで一視点からの意見でしかありません。
確かにニートに社会的価値はありませんが、別の視点から見ると価値はあるのです。
価値とは観測者によって変わる
価値がある、価値がないという話をしていますが、そもそも価値とはなんなのでしょうか。
価値とは、観測者からみた有用性です。
観測者がある対象を見たときに、その対象物がその観測者にとって有用であれば価値があるとみなされるのです。
故に、観測者が変われば価値というものは変わります。
例えば、今は使えない旧紙幣があるとします。
今はもう流通していないため、興味のない人からすれば紙切れと同じ価値しかありません。
ですが、コレクターからすればそれは大いに価値のあるものになるのです。
対象物の性質は変わっていないのに、観測者が変わればその価値も変わってしまいます。
価値とは不変的なものではなく可変的なものであり、価値を考えるときはその観測者(視点)も一緒に考えることが大切になるのです。
社会的価値がない≠あなたには価値がない
ニートに社会的価値がないのは事実です。
それは変えようがない事実です。
ですが、社会的価値がないあなたには価値がないというのは間違った思い込みです。
なぜなら、社会的価値だけがあなたを測る物差しではないからです。
人の価値は何も社会的価値だけで決まるものではなく、見る視点の数だけの価値があるのです。
友人としての視点から見れば、一緒に楽しい時間が過ごせれば価値があります。
人としての視点から見れば、愛があり成熟した精神を持っていれば価値があります。
この例を見れば、社会的価値がなくてもあなたには十分な価値があるというのが分かるのではないでしょうか。
あなた自身には価値がある
どう足掻いても価値のない人間などいません。
絶対に価値を感じる視点というものは存在しているものです。
それでも自分には価値がないと言い張るのであれば、これだけ言わせてください。
この記事を読んでくださっている人は、僕にとって価値があります。
つまり、僕にとってあなたは価値ある存在なのです。
あなた自身には、必ず価値はあるのです。
だからニートであるから価値がないだとか、そんな一面的な考えはやめましょう。
もっと柔軟に広く自分の価値観を持つべきですし、その価値観が正しいのかどうか、信じるに値するかどうかを精査すべきなのです。
まとめ
ニートに価値がないのは、あくまで社会的価値においてです。
ニートという状態が社会的に価値がないだけで、あなた自身には価値があります。
それは、あなたを定義づける要素がニートだけではないからです。
ニートを馬鹿にしている人は物事を一面的にしかみれない人なのです。
そんな人の戯言をわざわざ聞く必要はありません。
物事は常に多面的ですから、視点を変えることが大切なのです。
自分に価値がないと悲観せずに、自分を様々な角度から見るようにしましょう。
そうすることで、ニートでいる自分を責めすぎるということはなくなるかもしれません。
そして、社会的価値を生み出したいと思えるようになったら、その思った方向に進んでいけば良いのです。
人生は一度きりです。
自分が好きでいられる自分になれるよう、毎日を努めていきましょう。
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一緒に人生をより良くしていきましょう。