好きなことを仕事にしたいのに、好きなことが分からない。
そんな人も多いのではないかと思います。
よく、好きなことを見つけたいのなら動詞に着目するのがいいという話をききますが、なんとなく詳細がふわっとしていると思ったので、改めて深く考えてみました。
僕が違和感を感じたのは動詞に着目しろという点なんですが、例えば食べるという動詞ではなかなかそれを仕事に繋げることができません。
なれたとしてもフードファイターくらいでしょうか。
そこで、仕事にできる動詞とそうでない動詞の違いとはなんだろうかと考えた結果、行動は2種類に分けることが出来るということに気が付きました。
それが、消費的行動と生産的行動です。
まず、消費的行動から見ていきましょう。
消費的行動とは商品やコンテンツ、サービス、自分の持っているものなどを消費するような行動を指します。
そしてその行動からは満足感等は得られますが、何か物は生まれません。
食事や買い物などもそうですし、映画を見たり音楽を聴いたりなど趣味を純粋に消費しているような場合も当てはまります。
こういった行動は仕事に繋がりにくいので、食べる、買う、寝る、遊ぶといった動詞からはこれだ!というものはみつからないでしょう。
それに対して注目したいのが、生産的行動です。
生産的行動は、商品やコンテンツ、サービスを生み出す行動を指しています。
商品だなんだと言うと大層なものにきこえますが、何かしらを生み出していればOKです。
先ほどの例に合わせて言えば、食事を食べるのではなく作る。
買い物でただ買うのではなく、その商品をレビューする。
映画を見るのではなく自分で撮影する、面白い作品を紹介する。
音楽を聴くのではなく自分で作曲する、好きなアーティスト、楽曲、機材を紹介する。楽器を作る。
適当に挙げていきましたが、一つのジャンルを細分化していけばもっと生産的行動がみつかるはずです。
さて、みなさんが好きな行動はなんでしょうか。
なにか生産的な行動というものは見つかりますでしょうか。
ちなみに僕を例に挙げると、僕はゲーム、音楽、映画、心理学、画像編集、動画編集、3DCG、服、香り、旅行、カフェ巡り、温泉が好きです(多すぎィ!)
勿論すべてを消費的に楽しむこともありますが、0から1を作ること、自分のイメージしたものをそのまま表現すること、論理的に説明すること、誰かに教えること、整理整頓すること、デザインすること、ここらへんが生産的行動としてよくしている気がします。
こういった行動を自分の好きなことと掛け合わせると、いろいろとやれそうなことが見えてきますよね。
なので、まずは自分がどんな生産的な行動が好きなのかをしっかり理解してあげてください。
今の自分のことが分からなかったら過去の自分の記憶を辿ってみるといいです。
ぼくは幼少期のころ、工作や絵を描くことが好きでした。
今の自分の好きな行動とは若干違いもありますが、共通点があることも事実です。
もしこうやって自分の好きな生産的行動が見つけられたら、それが一番自分に適している、生きがいを感じられる仕事になるでしょう。
すぐに見つからない人も、ゆっくり考えてみてくださいね。