「感じた感情はまず受け入れて、そう感じている自分を認めてあげること」
僕たちは生きる上で様々な感情を体験します。
喜びから悲しみまで多様な移ろいを見せるのが僕たちの心ですよね。
こういった感情というのは自分で制御出来るものではなく、出来事に対して自動的に湧いてくるものなので、時には感じたくないような感情が湧いてくるときもあるでしょう。
そういったときに「いけないいけない、こんな風に感じちゃいけないな」と感情に蓋をしようとしてしまうと、消化されないまま心の奥底に堆積していってしまうんですね。
今日、知人のおばちゃんが亡くなったことを聞かされました。
昨日亡くなったそうです。
知り合ってまだ1ヶ月くらいでしたが、個人的に好きなおばちゃんで、一昨日会った時は相変わらず元気だったこともあり驚きを隠せませんでした。
そして、亡くなったことを聞かされたとき、心が一気に悲しみに埋め尽くされました。
疎遠だった祖父母が亡くなった時はあまり悲しみを感じれなかった過去がありますが、初めて近場の人の死に関わり、こんなにも悲しいものなのかと感じています。
よく、悲しいときこそ笑えだとか、しんみりしてるのは好きじゃないとかいった理由で明るくする人もいますよね。
ですが、悲しみを心に抱えているのだったら一度でもしっかり悲しみを感じてあげることが、その感情の浄化に繋がるんです。
だから、今の僕は無理に明るく振る舞わず、悲しみを味わいながら過ごそうと思います。
今回の話はたまたま人の死に立ち会って悲しみを感じた、という話ですが、こういったシーンに限らず僕たちが感じてはいけない感情なんてありません。
憎みだとか妬みだとか、たしかにポジティブな感情ではありませんが、感じてしまっている以上受け入れてあげないと行き場を失ってしまうんです。
だからどんな感情も、受け入れる。
受け入れて、自分はそう感じているんだと客観的に自分を見てあげて、寄り添ってあげる。
憎んでしまう自分や、妬んでしまう自分を認めてあげて、その上でどうしてそう感じてしまうのかを自問自答して解決していく。
そうしていくことで、心はどんどん軽くなって生きやすくなっていくと思います。