【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

2種類の幸せ

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

みなさんは今幸せでしょうか。

胸を張って心の底から幸せですと答えられる人は少ないのではないかなと思います。

 

さて、僕たちが幸せだと感じるときというのは、いろんなパターンがあります。

美味しいご飯を食べてるときであったり、たくさん寝たときであったり、趣味に没頭しているときなど、挙げだしたら枚挙にいとまがありません。

 

今挙げた例以外にもたくさんの幸せが世の中には溢れていますが、一時的に幸せを感じたとしても何故か自分は幸せだと胸を張って言うことができません。

どうして幸せを感じているのに、自分は幸せであると言い切れないのでしょうか。

 

それは、幸せには2種類の幸せが存在しているからです。

今回の記事では、2種類の幸せについてお話していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

2種類の幸せ

2種類の幸せ、それは短期的幸福と長期的幸福に分けられます。

短期的幸福

短期的幸福というのは一時的に幸福感を感じるもので、具体的に挙げるとご飯を食べている時や趣味の時間など、僕たちが考える幸せの殆どがこの短期的幸福に分類されます。

この短期的幸福は、特定の行動をした報酬として幸福感を感じることが出来るものとも言えるでしょう。

 

長期的幸福

短期的幸福に対して長期的幸福というのも存在しています。

長期的幸福というのは持続的に幸福感を感じられるもので、自分が今の状態に満足している時、長期的幸福を感じられます。

 

自分がありのままの自分でいられるときや、欠乏感を感じずに不幸を感じていないときなど、大きな幸せではないけど確かに感じられる微弱な幸福感、これこそが長期的幸福なのです。

 

短期的幸福と長期的幸福の違い

ここで一度短期的幸福と長期的幸福の違いを見ていきたいと思います。

このグラフは短期的幸福と長期的幸福の違いを分かりやすく視覚化したものです。

このグラフを見ていただくとわかりますが、瞬間的な幸福度は短期的幸福の方が高くなっています。

しかしながら持続性が低く、幸福を感じたその後には幸福度がなくなってしまいます。

 

それに対して長期的幸福は、幸福度こそ短期的幸福に劣りますが、決して途切れることなく幸福感を感じさせてくれています。

 

こういった点からも、全く別物の幸せであることが分かるでしょう。

 

その他にも両者に違いはあります。

 

期的幸福は行動で幸福を得るのに対し、長期的幸福は状態で幸福を得るのも特徴です。

例えば、ご飯を「食べる」や、欲しいものを「買う」など、短期的幸福を得るものは行動の報酬として幸福を得ています。

しかし長期的幸福はありのままの自分で「いる」だったり、欠乏感を感じて「いない」という状態に幸福を感じるのです。

 

また、短期的幸福は食事や買い物、睡眠などお金や時間などを代償にすれば得られるものが多いですが、長期的幸福はお金や時間を投資しても得られないことが多く、自分がどう感じているかという心の部分が強く影響しています。

 

どちらの幸福を得るべきか

短期的幸福と長期的幸福は全く別物であるということが理解できたところで、ど知らの幸福を重要視してくべきなのかという話になるかと思います。

 

前提として、どちらも大切です。

どちらも自分の喜びであるので、どちらも得ていくことが理想になるのですが、敢えてどちらが大切かといえば、それは長期的幸福でしょう。

 

なぜなら、もしも長期的幸福を感じれない状態で、短期的幸福ばかりを追い求めていたとして、どうしても幸せを感じれない瞬間というのは訪れます。

それは、幸福を感じ続ける行動をとり続けることは不可能だからです。

 

ですが、長期的幸福さえしっかり感じられていれば、24時間漠然と幸福を感じることが出来ます。

なので長期的幸福を感じられるよう努めることが、人生をより良くしていく上で大切なのではないかと思います。

 

長期的幸福は幸せの土台とも言えます。

この土台の上に短期的幸福を積み重ねていくことが、一番幸せになれるのではないでしょうか。

 

幸せを得るために

2種類の幸せをバランス良く得ることが大切なのだとして、どうやって幸せを手に入れていけばよいのでしょうか。

 

短期的幸福は、行動によって得られる報酬でしたから、行動があなたに幸せをもたらします。

やりたいなと思ったこと、少しでも興味がある分野があるのであれば、自分を制限させずに行動していくことが大切です。

 

失敗することや、損をすることを恐れていると、人は行動にブレーキをかけてしまいがちです。

そういった損得勘定で自分を縛らず本音に従っていくことが、短期的幸福を求めていく上では大切でしょう。

 

長期的幸福は、状態によって得られるものであり、ありのままでいられることや、欠乏感を感じないなど、不幸を感じないことで得られる幸福でした。

 

これを得るために求められるのは、自分としっかりと向き合い、自分を知ること。

自分を知ったうえで、どんな自分でも受け入れてあげること。

こういった自己受容的な姿勢が大切です。

 

今の自分に満足し、自分に足りていないものはないと感じることで、長期的幸福を感じられるようになるでしょう。

 

 

 

まとめ

あなたは今幸せと言えるでしょうか。

 

もしここで「はい」と答えられた人は、今の幸せが短期的幸福なのか長期的幸福なのかを考えてみてください。

 

もし、短期的なものばかりで長期的な幸福がないのであれば、そちらを追求することでより幸福感をもって人生を送ることができるでしょう。

 

この話はどちらが大切かという話ではなく、どちらも追求していくのが大切だという話なので、自分の幸せの性質を見極めて、より良い人生の発見に役立ててくださいね。