自己愛というものがあります。
自己愛というのは、簡単に言ってしまうと自分のことばかり考えていることを指します。
僕たちはコミュニケーションにおいて、自己愛をベースとした行動を控えるようにしていくことで、だんだんと思いやりのあるコミュニケーションがとれるようになっていき、幸福感が高まっていきます。
さて、自己愛ベースのコミュニケーションとはいったいどのようなものでしょうか。
例えば、誰かにプレゼントをあげるとしましょう。
この時、2パターンの動機に分かれます。
1つは相手に喜んでもらうためプレゼントをするパターン、もう1つは自分が好かれるためにプレゼントをするパターンです。
どうでしょうか、なんとなく違いが分かるかと思います。
結果としては同じ行動をしていますが、動機は全く違い相手のためにしているパターンと自分のためにしているパターンに分かれるんです。
相手のために行動できる人は、やりたくてやっているだけなので見返りがなくても不満は感じませんし、ストレスのない生活を送ることができます。
逆に自分のために行動している人は自分の期待している答えが返ってこないと不満を感じるので、ストレスの多い生活になりやすいです。
こうしてみてみるとわかりますが、自己愛が強い人は常に見返りを求めているが故にストレスを感じてしまうんですね。
まず、普段の自分の行動が他者愛的行動か自己愛的行動なのかを振り返ってみましょう。
ほとんどの人が高確率で自己愛的行動をしているはずです。
毎度言っていますが、まずは自分が自己愛が強いということを自覚し、受け入れましょう。
ただ大事なのは、自己愛が強いと分かった今、あなたがどうしていくかですよね。
自己愛的行動を減らして、他者愛的増やせればストレスの少ない人生が送れます。
だとすれば、他者愛的行動をふやしたいところです。
では、どうすれば他者愛的行動う増やしていけるのでしょうか。
それは、物事を考えるときに常に相手の立場で考える癖をつけるんです。
大体何か思考が浮かぶとき、自己愛的思考がまず浮かんできます。
そこでそのまま行動に移さず、頭の中で他者愛的思考で考えてみましょう。
相手の立場だったらどうされるのが一番うれしいかな?
相手が求めているものは何かな?
このように一旦脳内で変換することで、他者愛的行動に切り替えることができます。
まずは1日1回でいいのでやってみましょう。
相手を思いやって行動すると、ストレスなく行動できるのが分かると思います。
そしたら段々と回数を増やしていき、毎回脳内で変換できるようになれば最高ですね。
形だけ相手を思いやる自分から、心から相手を思いやれる自分に変われたとき、見えている景色は全く別物になっているのではないかと思います。