【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

困難の先にこそ幸せはある

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

 

心の奥底がずっと満たされない感覚で生きている感じがあり、出来ることなら心が満たされるような、本当の幸せと感じながら生きていきたいと感じることもあるでしょう。

それは人としては当たり前の欲求だと思いますし、一度きりの人生ですから、自分の幸せを追求するべきだとも僕は思います。

 

このように感じているのにいつまでも幸せになれないといった悩みを持つ方も多いと思うのですが、どうして僕たちは幸せになれないのでしょうか。

 

実はそこには、経由しなければならないプロセスが存在しているのです。

そのプロセスとは何でしょうか。

 

今回の記事では、本当の幸せを手にする方法について書いていきたいと思います。

 

 

 

 

困難の先にこそ幸せはある

僕たちの本当の幸せがどこにあるのかというと、困難の先に存在しています。

むしろ、そこにしかないと言っても過言ではないのです。

 

なぜ心が不満に覆われていて幸せになれないのかというと、困難と対峙していないからなんです。

困難と向き合うことを避け、手に取りやすい幸せばかり手にしているから、本当の幸せを手にできていないのです。

 

困難と向き合うことは辛いし、不愉快なものですから、逃げたい気持ちもわかります。なんなら、かつての僕も困難から逃げ続ける日々を送っていました。

 

ですが、体験したからこそ断言できるのですが、困難から逃げている限り本当の幸せを手にすることはできないのです。

 

困難の正体

困難とは具体的に言えば何なのでしょうか。

困難とは、本当の自分です。

本当の自分と向き合い、対峙していくことが人生において何よりも辛く、不愉快に感じることなのです。

 

自分の弱点と対峙する必要がある場合もあるでしょうし、自分の本音と対峙する必要がある場合もあるでしょう。

 

いずれにせよ、自分を偽りなく直視するという苦行、感覚的に言えば汚いものを見続けるような苦行が必要なのです。

 

汚いものに蓋をするのではなく、汚いものが入っている鍋に顔を突っ込み、その形から匂い、更には味まで、すべてを堪能することが僕たちが越えていくべき困難なのです。

 

本当の幸せを手にする方法

自分の弱点と向き合う

例えば、自分の弱点と向き合うというのは、自分が抱えているコンプレックスを、それも自分の一部として受け入れるということです。

言葉を変えれば、そういった弱点を持つ自分を許してあげること、認めてあげることです。

 

理想の自分と乖離している自分を直視し、本当の自分はこうなんだ、でもこんな自分でいいんだと肯定的に諦めるのです。

現実を受け入れるのです。

 

確かに、世間一般の評価軸に従って他人と比べたら劣っています。それは事実です。

そんなとこには目も向けたくないでしょうが、これは避けられません。

 

僕も、アイドルや俳優の方と容姿を比べたら劣っています。

なんならそこらへんのイケメンと比べても普通に劣っています。

 

その事実は変えられない。

けど、それでもいいんですよ。

劣っててもいいんです。

 

なんで劣っていたらいけないのでしょう。

僕たちはなにかしら劣っているし、なにかしら優れているものなんです。

たまたま容姿というフィールドでは劣っているかもしれませんが、それが当たり前なのです。

 

自分を受け入れられない人にとって、一部が劣っていることは全てにおいて劣っているかのように感じられますが、実際あなたが持つ限りない要素の一部分が劣っているだけです。

 

だから、劣っていることが悪と考えるのはやめましょう。

劣っていることは当たり前。向き合いたくないと思っていることも当たり前なのです。

 

自分の本音と向き合う

更には、自分の本音と向き合うことが大切なこともあります。

 

本当はしたい、本当はしたくないといった本音に向き合い、どうしてその意見を尊重することが出来ないのかを考えることが大切なのです。

 

自分の本音と向き合えない裏側には、嫌われたくない、馬鹿にされたくない、認められたい、愛されたいといった、自分はこう思われたいという渇望が隠れています。

その渇望が自分の本音を覆いつくし、本心とは違う行動をとらせているのです。

 

自分が渇望しているのは一体なんなのか、どうしてそこまで渇望しているのかを深堀していくことで、その心の奥底のある葛藤を解決し、本音を尊重できるようになります。

 

例えば、つい見栄を張って嘘をついてしまう人がいるとします。

本当はありのままでいたいと思う反面、コミュニケーションをいざとると、つい嘘をついてしまうわけです。

 

どうしてそのようなことをしてしまうのかと言えば、心の奥底では、ありのままでは愛されないと感じているからです。

そして、愛されたいが故に、自分を偽ってまで見栄を張ってしまうのです。

 

こういった渇望はほとんどが思い込みであり、上記の例も見栄を張らなくても愛されるのに、立派でないと愛されないといった思い込みによって本音を捻じ曲げてしまっているのです。

 

この渇望という困難を乗り越えるには、まず自分が思い込みで苦しんでいることに気づくことです。

すべては思い込みであり、そもそも渇望する必要はなかったと気づくことで、その渇望を俯瞰的に見ることが出来ます。

 

そして、勇気を出して本心に従うことです。

渇望の強制力は非常に強いです。

 

どれだけ本心に従おうとしても、底知れぬ恐怖感が自分を襲っていきます。

 

その恐怖心に打ち勝つ勇気を持つことです。

自分はこの渇望には負けないと決心することです。

 

自分の本心、そして渇望と向き合うことが、本物の幸せを手に入れるために大切だということを覚えておいてください。

 

 

 

まとめ

困難の先に幸せがあって、その困難は自分と向き合うことで乗り越えることが出来ます。

 

向き合いたくないような自分とあえて向き合うことが唯一の手掛かりなのです。

自分の弱点、自分の本音としっかり向き合い、本物の幸せに向かっていってほしいなと思います。