こんにちは、たけうちです。
みなさんは、固定観念というものを聞いたことがあるでしょうか。
心理学ではスキーマとも呼ばれ、こういった思い込みを手放すことが心の負担を取り除くことに繋がると言われているんです。
そんな固定観念について、今回はどのようにして手放すのかについて書いていきたいと思います。
今回ご紹介するのは、自問自答を繰り返すという方法です。
自分の中にはたくさんの固定観念があると思いますが、そういったもので物事を見ていることに気付いたときに、自分に質問を繰り返してそれが整合性のないものであることを証明するのです。
例えば「太っていたらモテない」という固定観念があるとします。
そういう思考をしていることに気づいたら、まずは問いかけます。
「なんで太ってたらモテないの?」
そうすると、自分の中で何かしらの答えが返ってくるはずです。
「痩せてる方がカッコいい」だとか「太っていたら馬鹿にされる」とかですね。
それに対して、証拠を求めます。
「そういう証拠ってあるの?」
これが出てくると、さらに言い訳をするか、証拠が出せなくて言葉に詰まるようになります。
言葉が詰まるまで証拠を出させて、全ての合理化が正当性のないものであることが証明できたら、その固定観念というものは嘘であるということが証明できるわけです。
そもそも、固定観念というのは思い込みであり、ただの主観的な「感想」に過ぎないんですね。
それを絶対的なルールであるかのように思い込んでしまっているのが問題で、自分を苦しめる原因になってしまっているんですね。
普段から自分がなにか常識だとか一般論などで苦しんでしまっているという人がいましたら、自分に固定観念はないか、固定観念があったとして、その固定観念は正しいのかを振り返ってみてください。
もしも固定観念が見つけられないという人がいましたら、自分の不快感情に目を向けると見つけやすいです。
歪んだ固定観念は、自分をネガティブな気持ちにさせるからです。
不安、不足、不満、悩み…
こういったものから固定観念を見つけ出し、心を軽くしていきましょう。
ちなみにですが、固定観念を取り除いていくとフラットな世界になっていきます。
良いとも悪いともジャッジされない、ただ事象が存在している世界です。
僕も完璧に固定観念を捨てきったわけではありませんが、昔に比べてすごく穏やかに過ごせるようになりましたので、ぜひとも皆さんにも固定観念と向き合っていただきたいと思います。