【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

憎しみとの向き合い方

こんにちは、たけうちです。

 

人との付き合いでは様々な感情を抱くと思いますが、アダルトチルドレンを始めとする神経症傾向の人は、特に憎しみという感情を抱きがちです。

 

憎しみという感情は一般的には悪いものとされている分、罪悪感に駆られてしまう人も少なくないでしょう。

 

今日の記事では、そんな憎しみという感情にスポットを当て、どういった向き合い方で生きていくのが良いのかを考えていきたいと思います。

 

 

 

さて、まずどうしてアダルトチルドレンなどの神経症傾向を持っている人々は憎しみを抱きがちなのかを説明しましょう。

 

答えはズバリ、神経症傾向のある人間は要求がましいからです。

 

神経症傾向がある人は、甘えの心理を残してい

ることが多く、その結果として他人に要求するような心理に陥りやすいのです。

他人に要求するのはいいのですが、それを100%叶えてもらえる保証はないですよね。

 

結果的には叶えてもらえない場合も多く、その甘えの要求に応えてもらえないことに対して憎しみを抱いてしまうのです。

自分でも自覚していないだけで周囲の人物を憎んでいた、なんて話もよく聞きます。

一度自分が憎しみを抱えていないか、内面と向き合ってみるのもいいでしょう。

 

さて、こういったメカニズムで生まれていく憎しみですが、どういった姿勢で向き合っていくべきなのでしょうか。

 

憎しみは確かに望ましいものではありません。

そこにあるのは愛ではないからです。

 

望ましくないからといって常に罪悪感を感じながら生きるのも辛いですし、かといって何も感じていないかのように生活するのも違います。

 

罪悪感を感じている最中は、自分を責めていることになりますし、その存在を無視することは自分を無視する、蔑ろにすることに他ならないからです。

 

こういった、望ましくない感情が生まれたときは、自分の中に存在していることをしっかり知覚してあげましょう。

 

あぁ、自分は今この人が憎いのか。

こうされたのが悔しくて憎いのか。

この要求に応えてもらえなくて憎いのか。

 

こうやって、知覚した上で客観的に自分の感情を観察してあげるのです.

 

そうすると、その憎しみに呑み込まれることなくその感情と向き合うことができます。

その結果、憎しみを浄化することができるようになるので、しっかりと向き合ってみてください。

 

 

 

大切なのはその存在を認め、無視しないことです。

どんな感情も自分の感情として受け入れてあげる自分への愛が、精神的な安定に繋がるのではないでしょうか。

 

つい憎しみを抱えてしまう傾向がある人、気づいてないけど神経症傾向がある人は、少し自分と向き合ってみてくださいね。