アダルトチルドレンや神経症傾向のある人は、高確率で甘えの精神を持っています。
他人に依存的であり、精神的に自立していないということです。
他人軸で生きていると言うこともできるでしょう。
そんな心に葛藤を抱えている僕たちは、この甘えの精神と正面から対峙し、克服していくことが大切になります。
そうすることで、自分軸で生きられるようになるからです。
しかし、ここで一つ疑問が生まれませんか?
他人に甘えずに生きるということは、1人で生きていけということなのかと。
確かに、全てを自分でこなしていけと言われているような気持ちにもなりますが、実際にはそうではありません。
甘えるのはやめて、頼るようにしていくのです。
他人に甘えるのと他人を頼るのはどう違うのかというと、自分が出来ることを他人にしてもらうのは甘えであり、自分が出来ないことを他人してもらうのは頼りにであると私は考えます。
要するに、自分でできることは自分でやっていって、出来ないことは他人と支え合っていこうという話なんですね。
すごく当たり前なことに聞こえますが、アダルトチルドレンや神経症傾向がある人はとにかく自分で出来ることを他人に要求してしまいます。
意外と自分が甘えてることに気付いてない人も多いので、少し自分の行動を省みてほしいのです。
自分で支払えるのにご馳走してもらうだとか、自分で動けばとれるものをとってもらうとか、自分が決めれないものを決めてもらうとか、こういった行動はすべて甘えなんです。
もちろんコミュニケーションの中で、例えば先輩と後輩の関係でご馳走してもらうこともあるでしょうし、人生で甘えるシチュエーションが0だとは言えないのですが、そういった時もまずは自分が支払おうとする気持ちが大切で、そういった気持ちを持った上で相手の好意に甘えるというのは問題ないと思います。
どうでしょう、自分の行動を振り返ってみて、甘えずに行動出来ている人がどれくらいいるでしょうか。
もしここで自分が甘えの精神を抱えていると気づけたら、今日から相手に依存せずに、甘えずに生活するよう決断しましょう。
そうやって決断し甘えを乗り越えていくと、相手に要求がましくなることなく、自分軸で生きられる人になっていくと思いますよ。