人はよく思われたいと思った時、自分を大きく見せようとします。
自分を大きく見せるというのは、少し誇張して自分を表現したり、見せたくない自分を隠したり、自分のことを話す時に抵抗があったり。
なぜこういった行動が良くないのかと言うと、自分を大きく見せるということは自己否定に繋がるからです。
つまり自己受容という観点からいくと、自分を大きく見せている間は自己受容が出来ていないと言えます。
身長を聞かれて少し盛って話してしまったと言う人は、背の低い自分を受け入れられていないからこそ盛ってしまった。
年収を聞かれて少し盛って話してしまったという人は、何時の低い自分を受け入れられていないからこそ盛ってしまった。
こう思われたくないという気持ちから、やりたくもないことをしたり。
挙げ出したらキリがないほど、僕たちは自分を大きく見せようとしています。
自分の弱点を周りに表現できない人は、高確率で自分を大きく見せようと努力してしまっているでしょう。
なぜこんな行動をとってしまうのかというと、それは自己肯定感の低さが起因しています。
ある条件下の自分は愛されないと心の深いところで思ってしまっているからですね。
身長の低い自分は愛されないし、年収の低い自分も愛されない。
優しくない自分は愛されないし、暗い自分は愛されない。
ついつい自分を大きく見せてしまうことがあったら、その裏にはこういった気持ちが眠っています。
こんな気持ちを乗り越えてありのままの自分を愛するためには、現実の自分を見つめて認めることが大切です。
仮に身長を大きく見せようとしてしまっている人は、俺は身長が165センチを弱点だと思ってるんだなと認めてあげましょう。
そして自分を偽らないことです。
いつも5センチ盛って話しているとしたら、そこで嘘をつかずにありのままの身長を伝えてください。
そうやって現実と直面していくことで、真の自分と向き合えるようになるでしょう。
全ての例を挙げるのは流石に無理ですが、現実の自分から逃げずに偽らずに生きることで、段々と自分を受け入れられるようになりますのでぜひ頑張ってみてください。