こんにちは、たけうちです。
はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。
やりたいことがあるのに、やれない。
この相反する両価的な感情に、僕は悩まされていた過去があります。
今でこそ行動できるようになったものですが、行動できずに足踏みしてしまっていた当時は、中々もどかしいものでした。
本当はやりたくないかといえばやりたい。
でも、なぜかやりたいことをすると心理的負担がかかってストレスになる。
どうしてこういった矛盾した感情に悩まされるようになってしまったのでしょうか。
今回の記事では、やりたいことがやれない理由について考えていきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
理想を見るな
自分自身がこの両価的な感情に苦しむ原因について考えてみたとき、理想を見ていることが原因ではないかなと思いました。
自分が行動を起こすとき、理想を思い描いて行動をしていたのですが、それが自分を苦しめる原因となっていたのです。
というのも、理想の自分は完璧に失敗することなく行動をこなしていくのに、現実の自分は行動をしても何の結果も出せず失敗ばかりしていて、そのギャップに打ちのめされていました。
それが苦しかった。
理想通りに行動できない、ダメな自分を認識することが苦しかったのです。
だからやりたくなかったのです。
やったら、傷つくから。
ダメな自分を悉く感じなければならないから。
そんなことなら、やらなければいいんだと自分でも意識していない部分で考えていたのでしょう。
だから行動が出来なくなっていたのです。
今を見る
理想をもつことは悪いことではないのですが、理想を見ながら歩みを進めていくと理想と現実の乖離が辛くなってしまうのではないかと思いました。
特に完璧主義持ちの僕には相性の悪いことをしてたのかなと感じます。
だから今の自分を見ることが大切なんです。
理想の自分を見ながら行動をするからダメなんです。
理想の自分はいてもいい。
けど、大切なのはどこを見ながら行動するかなのです。
今の自分がどうするか、これが大切なんです。
今まで全然行動をしてこなくて今日初めて取り組むようなことを、いきなり完璧にできるわけがないじゃないですか。
だって、今行動しているのは理想の自分ではなく、今の自分なのですから。
初心者に熟練者と同じ結果を求めてはいけないんです。
初めてなんだから出来なくて当たり前。
理想の自分は、いつかなりたい自分は出来ていたとしても、今の自分は出来なくて当たり前なのです。
言ってしまえば、理想と現実を、妄想と現実を同一視してしまっていたことが、この苦しみの原因でした。
もしも同じような苦しみを抱えているのであれば、常に自分にこう問いかけてください。
この行動をするのは、どんな自分なのかと。
初めての自分なのだとしたら、どんな結果が妥当なのかと。
この、現実をしっかりと捉える能力を培うことが大切なのだと思います。
まとめ
やりたいことができないのは、やりたいことをやると傷つくからです。
傷つきたくないという気持ちと、挑戦したいという気持ちが、この両価的な感情を生み出しているのです。
そもそも、傷つくことではないという事実に気づきましょう。
理想と違うから傷つくのだとして、そもそも行動しているのは現実の自分なのだから、理想と違くて当たり前なのです。
今行動しているのはどの自分なのか。
どの程度の自分なのか。
不用意に自分を責めることはやめて、優しい姿勢で自分と向き合っていきたいものです。