【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

自己愛とは何か

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

 

このブログではよく用いられる自己愛という言葉。

自分を愛していると書くのだからいい言葉のようにも見えますが、実際はそういう言葉ではありません。

自己愛というのは自分を認められないがゆえに、自分を一番に考えてしまうものであり、純粋に自分を愛している感覚とは全く違うものです。

 

人生をより良くしていくには、必ず向き合わなければならないこの自己愛性をしっかりと理解し、自己愛を手放していくことが大切なのです。

なので、今の人生に違和感を感じていたり、不満に思っていることがあるのであれば、この記事を通して自己愛について理解を深め、自分の人生が好転していくよう努めると良いでしょう。

 

今回の記事では、自己愛についてお話していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

自己愛が生む弊害

自己愛を抱えたまま人生を過ごしていると、様々な問題に直面します。

 

自己愛が強い人間は自分自身が非常に大切であり、愛情を常に求め続けています。

また、他人からの承認を求め、自分を認めない人間に対して敵対心を抱くこともあるなど、人間関係において大きな問題を生んでしまうのです。

 

そして自己愛が強いと良好な人間関係を営むことが難しく、表面上は良好に見えている場合でも、心の奥底では自分が損していることに対して不満を持っていたり、相手を信用していなかったりと、どこかしらで苦しみを感じてしまいます。

 

こういった自己愛が強い人間特有の、自分中心的な思考から生まれる苦しみを取り除くことが、人生をより良くしていくためには必要なのです。

 

僕自身、自己愛が非常に強い人間でした。

自己愛が強い頃の恋愛では特にその弊害が顕著に出ていて、まともな恋愛は出来ていませんでした。

自分が愛されることばかりを求めて、自分に対して否定的な相手に対して攻撃的な態度をとるなど、精神的に幼稚な部分が色濃くでていました。

勿論それで相手を幸せに出来るわけでもなく、何度も同じ失敗を繰り返していたわけですが、こういった恋愛も、自分の自己愛性と向き合うことでしなくなるようになったのです。

 

愛と自己愛

では自己愛を克服していくためにはどうしたらいいのかといえば、まずは自己愛について理解を深めることです。

そのためには、対比の存在である愛との違いを理解していくことが望ましいでしょう。

 

愛と自己愛は切っても切れない関係です。

コインの裏表のような関係で、愛のないところには自己愛が生まれていると考えても問題ありません。

 

では愛とはなんでしょうか。

愛とは、相手を受容することであり、認めることであり、許すことであり、興味関心をもつことであり、尊重することであります。

基本的には相手の幸せを願う姿勢が愛というものを形作っているのです。

 

それに対して、自己愛というのは真反対の形をとります。

自己愛とは、相手を拒絶することであり、認めないことであり、許さないことであり、無関心でいることであり、蔑視することです。

 

愛というのは鏡のように返ってきますから、愛を持てば自分に対しても愛のある姿勢を、自己愛を持てば自分に対しても自己愛のある姿勢をとってしまいます。

 

自分がどちらの愛を選択し、自分の価値観としていくのか。

この選択が自己愛を克服していく上で重要になっていくのです。

 

もちろん自分に対して否定的でいることは苦しいですから、愛を軸にした人生を選択していくことになります。

つまり、僕たちが自己愛を克服するためにすべきことというのは、自分、そして他人を愛することなのです。

 

愛するということ

自分の視点が全て自己愛的であるということに気づけたのであれば、ゴールはもうすぐです。

 

自分は自己愛的であるがゆえに、自分で自分を拒絶していた。

だから他人に愛してくれと、受け入れてくれと求めていたのだと理解できれば、自分の行動はコントロールできるようになっていきます。

 

自分を受け入れましょう。

良い自分もダメな自分も、そのままでもいいのだと納得するのです。

 

自分に対して否定的な意見を持たないことが自分を愛するということであり、自己愛から脱却するということです。

 

僕自身ダメな部分というのはたくさんありました。

人に言うのは勇気がいるような弱点もたくさん抱えています。

 

でもそれが僕なんです。

良い部分だけを抽出したって、それは僕ではないんです。

悪いところも含めての僕だったのです。

 

自己愛が強くなるのは、自分に拒絶的だからでした。

なのでその拒絶を止めてしまえばいいのです。

 

でも、頭でわかっていてもなぜかやめられない。

それは、良く思ってもらおうとするからです。

自分に対しても、他人に対しても、自分の価値を高く見積もってもらおうと考えるからです。

だから自分のダメな部分を認められないのです。

 

自分がまずはそのダメな自分を認めたら、他人の評価の価値を捨ててしまいましょう。

クソッタレ上等、なんとでも思えばいいのです。

自分が自分を愛しているのだから、ダメなままでいいと許可を出しているのだから、他人の評価に価値を見い出す必要はないのです。

 

自己愛が強い自分も自分なのです。

そんな自分がどう生きていくのかが大切なのだと思います。

 

 

 

まとめ

自己愛は愛の裏返しです。

自分を愛せていないから自己愛的になり、自分中心の行動をとるようになっていきます。

その根っこは、自分を愛してくれ、認めてくれという心の叫びなのです。

 

でもその要求を外側に求めたところで苦しいだけです。

親が与えてくれなかった無償の愛を、関係のない他人が与えてくれるほど、愛の溢れた世界ではないのです。

 

だから、自分で満たすのです。

自分で自分を愛してあげて、認めてあげて、自分で自分の価値を感じるのです。

ダメであっても、どんなあなたでも、価値がある。

それは、完璧な人間はいないし、不完全さこそが自然な人間なのだから、そんなダメな自分で良いのです。

 

素晴らしい自分を追い求めるのはやめましょう。

そんな幻想を追い求めて今の自分を拒絶するよりも、今のままでもいいかと諦めて、他人の評価の価値を捨ててしまう方が心には良薬なのです。

 

自己愛性を捨てた先には全く違う世界が広がっています。

あなたが少しでも幸せに暮らせるよう、祈っています。

 

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