【脱不幸論】自分だけの人生を。

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

自己受容とは、事実に適応すること

こんにちは、たけうちです。

 

自己受容感が低く、自分を受け入れようと努めている方もいるかと思います。

ですが、なかなか出来ないのが自己受容です。

そんなに簡単にできたら苦労しないですよね。

 

今回はそんな自己受容苦戦組の方たちのために、受け入れることを別の表現にして説明をしていこうと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

受け入れるというのは、認めることであり、許すことであり、肯定的に諦めることであり、尊重することであります。

ありのままの事実をそうやって受け止めていくことで、段々と自己受容できるという話を今までに何回かしてきたと思いますが、それでも言ってることがなんとなく抽象的に感じるというか、腑に落ちない人もいること思います。

 

僕自身納得いくまでに時間がかかったので、もっと万人が感覚で理解できるものはないかと考えていました。

今回紹介したいのは、自分を受け入れるというのはその事実に適応していくことだという話です。

 

適応。

生き物は進化の過程で環境に適応することで進化を遂げてきました。

どうしてそうなったのかというと、周りは変えられないから自分が変わるしかなかったんです。

 

暑い地域で暑さに適応し、寒い地域で寒さに適応します。

そこで生き残りやすいように自分を変えていくのです。

 

暑かったら薄着になるし、でも日差しが強すぎるから全裸にはなれなかったり。

寒かったら厚着をするし、でも着込むにも限界はあるから火で暖をとったり。

 

人間でも、こうやって環境に適応していきますよね。

どうしてこうやって行動してくのかというと、待っていても自分の思い通りに気温が上がったり下がったりしないからです。

自分では変えられないものに対しては、自分が変わって適応していくのです。

 

さて、あなたが受け入れられていないあなたの事実はどんなものがあるでしょうか。

容姿、性格、学歴、職歴、家族などなど、目を向けたくない事実はたくさんあるかと思います。

 

例えば、あなたが自分の容姿を受け入れられていないとしましょう。

あなたの容姿は変えられるでしょうか。

 

容姿と言っても、要素は様々ですよね。

顔のパーツは整形でもしない限り変えられないけど、服装や髪型は変えられる。

変えられる場所が受け入れられないとしたら、ただより良い自分を目指して行動するだけです。

服装なら、ファッションの勉強をして新しく服を買えばいいし、髪型も理想の髪型を美容師さんに伝えてカットしてもらえばいいのです。

 

こうやって変えられるはずなのに、変えずに受け入れられないと悩んでいる場合は、自分がなぜ行動できないのかを考えた方がいいでしょう。

努力してうまくいかないのが怖い、努力して周りから馬鹿にされるのが怖いなど、大体は恐怖心がブレーキになっていることが多いですから。

 

変えられることは行動すればいいとして、変えられないことが受け入れられない場合はどうしたらいいでしょう。

顔のパーツが気に入らなくて、もっときれいな顔で生まれたらなぁと思ってしまったり、鏡をみるのが憂鬱になってしまったり。

なんだか辛いですよね。

 

もしあなたが沖縄で生まれ育ったとして、なんでこんなに暑いんだと毎日文句を垂れながら不愉快な毎日を送っているでしょうか。

きっとそうではないですよね。

暑いのは当たり前として生活しているはずです。

 

その感覚を、適応感をすべての事実に対して適応させていくのです。

顔のパーツは変えられないのだから、自分はずっとこの顔なんだなと。

顔以外でもそうです。

これが現実で、受け入れるべき事実なんだなと改めて感じ切るのです。

 

そうしていくとどうなるでしょう。

暑い地域に住んでる人が直射日光を気にしながら涼しい恰好をするように、その事実に対して適応していくんです。

 

自分の顔はこうであると。

だったら、そこからどうやって自分をより良くしていくかを考えだすんですよね。

変えられる髪型で雰囲気を変えてみようとか、メイクをしてみようとか、ダイエットしてみようとか、前に向かって進みだすんです。

場合によっては、別にこのままでいいじゃんと現状に満足できる人もいるでしょう。

 

いまのありのままの自分に適応すると、想像以上にストレスのない生活が待っています。

自分が変えられないことで悩んでいたことにまずは気づくこと。

そして、そんな変えられない事実はさっさと肯定的に諦めて、適応してしまうこと。

これが大切なのではないかなと思います。

 

僕たち人間は生まれてから幾度となく適応を繰り返してきています。

意識していないだけで、思い返せば適応だらけのはずです。

やりかたは知っていますし、それをすべての物事に適応させていくだけですから、

しっかりと自分と向き合う中で消化していきましょう。