自分はダメだという考え方は自己肯定感が低い人にとっては当たり前の言葉だと思います。
ぼくも過去自己肯定感が低かった時代、漠然とそう感じていました。
ですが、心理学などを勉強していく中で、ダメな自分というものは存在しないと学びました。
じゃあ自分が今まで感じていたこの弱い自分は何なのかと考えてみたところ、ダメではなくてちっぽけなのだと感じました。
ダメではなくてちっぽけ。
ちっぽけというのは小さいということで、言い換えるなら子どもであるということです。
僕たちが感じていた自分に対する劣等感は、ダメな自分ではなくてちっぽけな自分なのです。
なんか同じような意味じゃない?と言われそうですが、大きく違いがあると思っています。
ダメな自分というのは、結果としての自分を見ています。
「勉強出来ない自分はダメ」という劣等感で例えるなら、今まで勉強してきた結果、勉強できない自分がダメ。
というように感じてしまっているんですね。
確かに自分の過去もそうやって感じていた気がします。
これに対してちっぽけな自分というのは子供ですから、まだまだ成長過程であるということを表現しています。
ここが一番大切な考え方だと思っているのですが、僕たち人間は成長途中だから未熟なだけで、ダメなわけではないんですよね。
だって考えてみてほしいんですけど、3歳の子どもに三角関数をやれって言っても無理じゃないですか。
でもその3歳の子もいつか大きくなったら三角関数が解けるようになるわけで、たまたま今成長過程の中で出来ないからと言ってもダメとは結びつかないんです。
僕たちって精神年齢だとか身体年齢だとか色々な年齢がありますけど、状態年齢ってのもあると思っていて。
状態年齢ってのは、ある物事に対する経験値みたいなものです。
だって今までやってないことなんて、出来るわけないじゃないですか。
自分の状態年齢が3歳なのに、50歳の人と比べて落ち込んでいる。そうやって劣等感を感じていないか考えてみてほしいのです。
自分が劣等感を感じる物事はまだ成長過程であって、ダメなわけではない、まだまだちっぽけな自分だけどこれから大きくなっていけば良いんだ。
こうやって考えてみると前向きになれるんじゃないかなと思います。