他人との比較で落ちる自己肯定感
自己肯定感を上げるためには、劣等感を感じるような環境を避けなければなりません。
劣等感を感じている限り、自己肯定感は上がらないからですね。
では、劣等感を感じるのはどういう時なのかという話になりますが、他人との比較での相対評価によって生まれると思います。
比較は善か悪か
劣等感は他人との比較の中で生まれるという話でした。
ですが比較をするということ自体は悪いことではないんです。
他者との比較の中で、上手くいっている人を参考にするなど、ポジティブに扱うこともできます。
何が悪いのかというと、他人との比較をした際に「他人と比べて自分はダメだ」という考え方をしてしまうのが問題なのです。
つまり、優劣をつけることに問題があります。
本来比較というのは、自分はこれくらい、他者はこれくらいという事実を確認してそれで終わりのはずなんです。
それが、ぼくたちは無意識に「自分が下だから自分はダメだ」という思考に陥ってしまうんですね。
これは、小さいころから優劣をつけられる環境で生きてきたので仕方ないことだろうなと僕は思っています。運動会でのかけっこで順位がつけられたりとかがそうですよね。
ですがよく考えてほしいのは、そもそも性別から体型、育った環境が違うのに同じ土俵で比べるのがおかしな話なんです。
だってそうでしょう。同じ人間という枠組みではありますが、僕たちは全くの別個体です。それで同じ結果がでないのは、当たり前じゃないでしょうか?
そこに優劣は存在しません。
僕たちが比較して悩んでいるのは、ペンギンが鷹を見て「なんで俺は飛べないんだ」と落ち込んでいるようなものです。
そもそも前提が違うということに気づかないと、このペンギンは一生鷹のように飛べないことを悩んで劣等感を抱えていくことになるでしょう。
万が一他人と比較するときは、あくまで自分とは違う生き物で、結果が違って当たり前ということを常に頭に置いておくといいでしょう。
自分は自分、他人は他人という境界線がしっかりしてくると、他人との比較で心が落ち込むなんてこともなくなってきます。
あくまで自分の人生です。自分のペースで大丈夫です。
自分の目指したいゴールまで、自分の道だけをみて歩んでいってください。
ぼくもこうして、歩んでいるところですから。