生きづらさの答えがわかる、人生哲学と心理学【欠乏学】

生きづらさを手放したい人の為のブログ

貧乏な人ほどお金を使ってしまう本当の理由|欠乏感が生む浪費の心理構造



「今月も結局、貯金できなかった」

「節約しようと思っていたのに、気づけばお金を使っていた」

「お金がない自分が、正直すごく嫌いだ」

 

こうした感情を、何度も味わったことがある人は少なくないと思います。

頭ではわかっている。

貯金は大切ですだし、無駄遣いはよくない。

それでもなぜか、毎月お金を使い切ってしまう。

そして最後に残るのは、自己嫌悪。

 

実はこれ、意志が弱いからでも、計画性がないからでもありません。

もっと根の深い、人間としてごく自然な心理構造が関係しているのです。

今回はこの現象を、欠乏感という視点から捉えていきます。

 

 

 

人は欠乏を満たすために行動する

人の行動は、驚くほどシンプルな構造をしています。

 

①何かが足りないと感じる

②その不快感を解消したくなる

③欲求が生まれ、行動が起こる

 

つまり人は常に、「欠けているもの」を埋めるために行動しているのです。

この前提に立つと、「貧乏な人ほどお金を使う」という、一見すると矛盾しているように見える行動にも、はっきりと意味が見えてきます。

欠乏しているのは「お金」そのものではありません

まず最初に押さえておきたいのは、ここです。

お金がない人が感じている欠乏は、単純に「お金が足りないこと」ではありません。

 

実際には、

 

・選択肢がない不安

・社会から取り残される恐怖

・自分には価値がないのではないかという感覚

・ちゃんと生きている実感の欠如

 

こうした感情が、心の奥に溜まっています。

しかし人は、この曖昧でつかみどころのない不安を、そのまま感じ続けることが苦手。

そこでそれらは、「お金がない」という、わかりやすい形に置き換えられます。

これが、欠乏のマスキングです。

お金を使うことで得られる一時的な安心

欠乏感を抱えている状態では、「お金を持っているか」よりも、「お金を使えているか」が重要になります。

 

なぜなら、お金を使うとこんな感覚が一瞬だけ生まれるからです。

 

・自分はまだ普通の側にいる

・何かを選べる立場にいる

・価値のある人間である

 

これは快楽というより、安心に近い感覚。

つまり浪費とは、贅沢がしたいからでも、楽をしたいからでもありません。

欠乏を感じない状態を、一瞬だけ作る行為なのです。

フリーター時代の僕自身の話

これは、昔の僕自身の話です。

フリーターで収入が少なかった頃、貯金の重要性は痛いほど理解していました。

将来が不安で、このままではまずいとも思っていました。

 

それでも、毎月お金はきれいに使い切っていたのです。

外食をしたり、必要以上の買い物をしたり、飲みに行ったり。

使ったあとで後悔するのに、また同じことを繰り返していました。

 

今振り返ると、あの頃の僕は、

「お金がない自分」

「社会的に弱い立場にいる自分」

を直視するのがとてもつらかったのだと思います。

お金を使っている瞬間だけ、その現実から目を逸らすことができていました。

なぜ節約アドバイスは効かないのでしょうか

この構造を理解すると、よくある疑問にも答えが出ます。

なぜ節約術や家計管理を学んでも、行動が変わらない人がいるのでしょうか。

 

それは、問題が「お金」ではないから。

安心や自己価値の欠乏が解消されない限り、消費行動は形を変えて続きます。

数字を整えるだけでは、心の空白は埋まりません。

お金がある人ほど使わない理由です

一方で、お金に余裕がある人ほど、意外と使わないことがあります。

 

これは性格の問題ではありません。

すでに欠乏を感じていないため、証明行動が不要だからです。

 

安心も、自己価値も、お金を使わなくても感じられる状態にある。

だからこそ、未来のために貯めるという選択ができるのです。

責める必要はありませんが、変わることはできます

ここまで読んで、「自分はダメなんだ」と思う必要はありません。

欠乏感を抱えた状態で消費に走るのは、とても人間らしい反応です。

僕はこの構造を理解していますし、だからこそ責めるつもりはありません。

 

ただ一方で、理解した上で、変わることはできます。

欠乏感をお金で埋めようとする限り、安心は一時的。
本当に向き合うべきなのは、「自分は何に欠乏していると感じているのか」という問いです。

欠乏学という視点です

僕は、人の行動を「欠乏」という軸で捉えています。

 

浪費も、依存も、過剰な努力も、すべては欠乏を感じない状態を作るための行動です。

お金の問題に見えるものほど、実は心の構造の問題であることが多いです。

欠乏に気づき、言葉にし、向き合うこと。

それだけで、人生の選択肢は少しずつ増えていきます。

 

 

 

まとめ

貧乏な人ほどお金を使ってしまうのは、お金がないからではありません。

欠乏感を抱えたままでは、人は足りないものを消費することで安心を得ようとします。

 

浪費は、意志の弱さではなく、心の防衛反応。

だからこそ大切なのは、節約よりも、自己否定よりも、自分が何に欠乏しているのかを知ることです。

そこからしか、本当の変化は始まりません。

 

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