
社会で働くことがつらいと感じる人は少なくありません。
僕自身も、過去に「働いても疲れるだけで、なんの意味もない」と感じたことがあります。
毎朝起きて会社に行き、上司の指示や社会のルールに従って仕事をこなす。
家に帰れば家事や日常の雑務が待っている。
休みの日もやらなければならないことに追われる。
そんな生活を続けていると、いつの間にか「自分は社会に流されているだけなのではないか」と思う瞬間があります。
僕が言いたいのは、主体性がないまま社会に働かされると、働くこと自体が苦痛になりやすいということです。
そしてその苦しさは、「自分の意思で動いていない」という感覚から生まれるのです。
- 社会に流されて働くとはどういうことか
- 働くことがつらいのは欠乏感が原因
- 働くことの苦しさを和らげる鍵は価値提供
- 欠乏動機から愛動機へのシフト
- 具体的に価値提供を実感する方法
- 働くことの意味が変わる瞬間
- まとめ
社会に流されて働くとはどういうことか
主体性がない状態で働くとはどういうことかを考えてみましょう。
例えば、あなたが毎朝会社に行くのは「給料のため」ですか?
それとも「自分の成長や喜びのため」ですか?
もし答えが「お金のため」となれば、それは他者や社会のルールに従っている状態です。
僕の経験でいうと、当時の僕は「仕事をやらなければ生活できない」という強迫観念のもとに動いていました。
上司に叱られないために、社会的な評価を得るために、仕方なく働いていたのです。
そのときは、どんなに努力しても達成感や充実感はほとんど感じられませんでした。
主体性がない働き方の特徴は、次のように整理できます。
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やらされ感が強い:仕事の指示に従うだけで、自分の意思が介在していない
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評価依存:成果や給料、周囲の承認に満足感を依存してしまう
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疲弊が蓄積する:主体性がないため、達成感や喜びが感じにくく、精神的疲労が増す
つまり、働くことが社会に強制されているだけの状態だと、心が消耗しやすいのです。
働くことがつらいのは欠乏感が原因
ここで、欠乏学の視点を少し取り入れてみます。
人が働く理由の多くは、生理的欲求や安全欲求などの「欠乏感」を満たすためです。
例えば、お金がなければ食べ物や住まいを確保できません。
社会にお金を求められる貨幣経済の中では、働かざるを得ない状況が生まれます。
欠乏感だけで動く働き方は、「義務を果たす」感覚に支配されやすく、主体性を奪います。
言い換えれば、生活のために働くことは逃れられないが、喜びや充実感を生むわけではないということです。
僕の知り合いで、仕事をしてもいつも疲れている人がいました。
彼は「生活費のために働く」ことが最大の動機でした。
もちろんお金は必要ですが、彼の働き方には自己実現や誰かの役に立つという感覚が欠けていました。
その結果、仕事に楽しみを見出せず、いつもストレスを抱えていました。
働くことの苦しさを和らげる鍵は価値提供
では、どうすれば働くことの苦しさを和らげることができるのでしょうか。
僕が提案したいのは、誰かに価値を提供することの喜びを理解することです。
ここで言う「価値提供」とは、必ずしも大きなものではありません。
小さなもので十分です。
例えば、次のようなことです。
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職場で困っている同僚をサポートする
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お客様が喜ぶ提案をする
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家族の生活を少しでも快適にするために行動する
こうした行動を通じて、自分が誰かの役に立てたと実感することは、自己肯定感や充実感につながります。
さらに興味深いことに、この価値提供の感覚は貨幣経済の中でも活かされます。
なぜなら、貨幣経済の本質は「愛の循環」だからです。
誰かの困りごとを解決したり、喜びを提供したりすることによって、お金という形で感謝が返ってきます。
つまり、お金は価値提供に対するお礼の一つの形であり、愛や感謝の可視化なのです。
欠乏動機から愛動機へのシフト
主体性がない状態で働くと、動機は「欠乏感」に依存しています。
これに対して、価値提供の喜びを理解すると、動機は「愛」にシフトします。
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欠乏動機:生活費のため、お金のために働く → 疲弊しやすい
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愛動機:誰かを助けたい、喜ばせたい → 主体性が生まれる、充実感を感じやすい
僕自身もこのシフトを体験しました。
以前は「上司に叱られないために仕事をする」という状態でした。
しかし、あるプロジェクトで顧客の困りごとを解決し、直接感謝の声をもらったとき、初めて「働くことは誰かの役に立つことなんだ」と実感できたのです。
その瞬間から、仕事に対する疲れや苦しさが軽減され、主体的に行動できるようになりました。
具体的に価値提供を実感する方法
では、社会で働くことがつらい人が、価値提供の喜びを理解するにはどうすればよいでしょうか。
僕が考える具体的な方法は次の通りです。
1. 小さな役立ちから始める
最初から大きなプロジェクトや成果を目指す必要はありません。
日常の中で「誰かの役に立った」と感じる体験を積み重ねることが大切です。
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同僚に手伝いを申し出る
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メールやチャットで丁寧な対応を心がける
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家事や育児で家族の負担を軽くする
2. 感謝の声を受け取る
価値提供は、他者からの感謝や喜びの声を通じて実感できます。
自分の行動が誰かに影響を与えたことを認識することが重要です。
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「ありがとう」と言われる瞬間を意識する
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小さな感謝も見逃さず受け取る
3. 内的動機を意識する
お金や評価のために働くのではなく、「誰かを助けたい」「喜ばせたい」という内側の動機を意識して行動することで、主体性を取り戻せます。
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仕事の目的を「誰かの役に立つこと」に置き換える
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目の前のタスクがどんな価値を生むか考える
働くことの意味が変わる瞬間
価値提供の喜びを理解すると、同じ仕事でも意味がまったく変わります。
以前は「義務や強制」に感じていた仕事が、「誰かの困りごとを解決する行為」として認識できるのです。
すると、仕事に対する疲れやストレスも軽減され、主体性が生まれます。
僕が感じた最も大きな変化は、「仕事をすること自体が自分の喜びになる」ということです。
生活費のために働くのではなく、自分が誰かの役に立てる喜びを感じるために働く。
これが、社会に流されずに働く感覚の本質だと思います。
まとめ
社会で働くことがつらいと感じる人は、多くの場合、主体性を失って「欠乏感」によって動かされている状態です。
働く目的が「お金を得ること」や「評価されること」に偏ると、どうしても疲弊しやすくなります。
しかし、誰かに価値を提供することの喜びを理解すれば、働き方は大きく変わります。
小さな価値提供から始めて、感謝や喜びを受け取り、内的動機で行動することができれば、働くことは苦痛ではなく、充実感のある行為に変わるのです。
社会で働くことは逃れられない現実かもしれませんが、その中でも主体性を持って価値を届ける喜びを感じることは可能です。
僕たちは、働くことを単なる義務としてではなく、誰かの役に立つ手段として捉えることができれば、幸せな労働が可能になるのではないでしょうか。
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