
仕事を終えて「明日はやっと休みだ」と思っていたとき、急に仕事に行かなければならなくなった経験はありませんか?
別に仕事になること自体は嫌じゃない。
大事な予定があるわけでもない。
それなのに、強いモヤモヤや抵抗感が湧いてくる。
僕も先日、まさにこの状況になりました。
そこで「なぜここまで抵抗感が出るのか」を掘り下げてみたら、その裏にあったのは自由の喪失と自己決定感の欠如でした。
- 自由を失ったとき、人はなぜ不快になるのか
- 自由を求めるのは生き延びるための本能
- 「急な予定変更」が刺さるのは、自由だけじゃない
- 自由を取り戻すカギは「再び自分で選ぶこと」
- 今すぐできる「自由を取り戻す3ステップ」
- まとめ
自由を失ったとき、人はなぜ不快になるのか
僕が失ったのは、休日そのものではなく自由でした。
自分の行動や予定を自分で決められる感覚(自己決定感)があるとき、人は不自由を感じません。
けれど、外的要因によって行動が決まると、その自由は一瞬で奪われます。
このとき人は、「支配されている」ような感覚を持ち、人生が窮屈に感じられるのです。
自由を求めるのは生き延びるための本能
なぜ、ここまで人は自由を求めるのでしょうか?
僕の答えはこうです。
自由を失うことは、生命の危機に直結するから。
欠乏感とは、生命維持のために備わった心理センサーのようなもの。
水や食料の不足が生存を脅かすように、自由の欠乏も命の支配権を奪うため、脳は強い不快感で警告します。
現代の日本では、多少自由を奪われても命がすぐに危険にさらされるわけではありません。
しかし、かつての歴史や厳しい環境では、「選択権を奪われる=生き残れない」という現実がありました。
その記憶が進化の過程で私たちの脳に組み込まれているのです。
「急な予定変更」が刺さるのは、自由だけじゃない
自由を奪われることと同時に、僕たちはもう1つの感覚を失っています。
それが自己決定感です。
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「自分で決めた」という感覚があると、多少大変でも納得できる
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他人に決められたことは、内容が同じでもモチベーションが下がる
例えば、友人との約束が急にキャンセルされたとき。
その空いた時間を自分で選んで別のことに使うなら充実感がありますが、家族から「この時間に家の掃除をしろ」と決められたら、同じ時間でも窮屈に感じますよね。
問題は「空いた時間がなくなる」ことではなく、「自分の意思が介在しないこと」なのです。
自由を取り戻すカギは「再び自分で選ぶこと」
僕の場合、休みが急に仕事に変わったとき、不快感の原因は「外的要因で決められたこと」にありました。
解決のカギはシンプルです。
外的な決定を、もう一度自分の意思で選び直す。
例えば、
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「今日は急な仕事だけど、自分はこの会社を支えるために行くと決めた」
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「柔軟に対応する力を試す日として行く」
と意味づけを変えると、行動の主導権が戻ってきます。
結末は同じでも、自己決定感が回復し、モヤモヤは大幅に減ります。
今すぐできる「自由を取り戻す3ステップ」
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現状を認める
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「急に予定が変わった」と事実を把握する。
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自分の意志で意味づけする
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「〇〇のために自分で行く」と再決定する。
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小さな選択肢を加える
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服装、持ち物、仕事後の過ごし方など、自分で選べる要素を作る。
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まとめ
急な予定変更で強い抵抗感が出るのは、
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自由の喪失
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自己決定感の欠如
という2つの欠乏感が刺激されるからです。
行動の主導権を奪われたときは、「再度、自分の意思で選び直す」ことが、自由を守る最大の方法です。
結局、自由とは「能動的に生きること」そのもの。
他律的な状況に置かれても、自分で選び直す習慣があれば、人生はいつでも自分の手に戻ってくるのです。