不安や悩みのない人生に。

欠乏感を解消して、ありのままの自分で生きよう。

精神的に成熟するとは? 自分らしく生きるために手放すべき“恐れ”

自分の感情とは裏腹な行動をとってしまい、どこか胸の奥が苦しくなる。

そんな経験は誰しもあるのではないでしょうか。

 

「どうして自分らしく生きられないのだろう」

「どうしたら自分らしく生きられるのだろう」

 

何度も自問自答しながらも、答えは見つからず、ただ時間だけが過ぎていく。

そんな人生を終わらせたいと願う人は少なくないはずです。

そこで今回は、「自分らしく生きるために必要なこと」について、お話していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

自分らしく生きるために必要なこと

自分らしく生きるには、感情を抑え込むことをやめ、他者に迎合することを手放すなど、いくつかのステップが必要です。


そのすべてに共通しているのは、「失うことへの恐怖を手放すこと」。

つまり、自分らしく生きるとは、「恐れから解放されること」でもあるのです。

 

そして、物事に対して恐れを抱かずに生きていくことは、精神的に成熟することを意味します。

ここでまず理解しておいてほしいのは、自分らしく生きるには精神的な成熟が必要だということ。

つまり、今の私たちは、まだ精神的に未熟であるという現実を受け入れる必要があるということなのです。

 

僕らはまだ熟していない

僕たちの精神性は、肉体のように年齢とともに自然と成長するものではありません。

人生のなかで必要な課題と向き合い、それを乗り越えることで初めて、精神性は養われていきます。

だから、年齢的には大人であっても、内面は思った以上に未熟なままということが珍しくないのです。

 

「見た目は大人、中身は子ども」

言わば、コナン君の真逆を僕たちは生きているようなものです。

 

けれど、それは決して悪いことではありません。

むしろ、ほとんどの人がそうであるという事実を、まずはそのまま受け止めましょう。

 

年齢が大人だからといって、精神的にも大人でなければならないわけではない。

だからこそ、「ああ、自分はまだ未熟なんだな」と、ありのままの自分を見つめることができたときに初めて、そこから人生を歩み出すことができるのです。

 

成熟するために

では、精神的に成熟するにはどうすればいいのでしょうか。

ここで大切なのは、「精神的成熟=我慢」ではないということです。

 

多くの人が、「大人の対応=我慢すること」だと誤解しています。

しかし、それを自分を押し殺して行っているのだとしたら、それは成熟ではなく、むしろ自分を偽っているだけです。

 

形式的な成熟には意味がありません。

大切なのは、「我慢する努力」ではなく、「我慢しなくても大人な対応ができる自分になる努力」です。

言い換えれば、外の評価や結果に依存せず、「失うこと」を恐れない、自立した精神性を育むこと。

だからこそ、私たちは恐れと向き合わなければなりません。

 

もちろん、怖いと感じるのは当然です。

大切なものを失うかもしれない。

そんな不安に打ち勝つのは、簡単なことではありません。

 

それでも、やはりそこに精神的な成熟への道があるのです。

だから、勇気を出してその壁を乗り越えていく必要があるのです。

 

僕も乗り越えてきた

僕自身、すべての恐れを乗り越えたわけではありません。

まだ向き合いきれていない不安や葛藤もあります。

 

けれど、それでもこれまで多くの壁を勇気を出して乗り越えてきたのです。

 

たとえば、かつての僕は嫌われるのが怖くて、NOと言えなかった。

 

本音を隠し、人に合わせて生きることだけが、自分を守る手段だと思っていました。

でも、そんな生き方では、人生は変わらない。

ずっと不満を抱え続ける人生を送ることになると、気づいたんです。

 

だから、失う覚悟を決めました。

「もしかしたら嫌われるかもしれない。でも、それでもいい」

本音の自分を嫌う人と無理に付き合う必要なんてない。

そう思えたとき、ようやく僕は自分を優先することができたんです。

 

「自分を大切にすることより、自分を大切に扱わない人を優先するのか?」

そんな問いを自分に投げかけて、ようやく「違う」と答えることができた。

 

だから僕は、NOと言いました。

自分を尊重する生き方を選びました。

その瞬間、僕は一つの課題を越えたのだと思います。

 

少しずつ、世界に怯えなくなってきている自分がいます。

今、僕は「自分は自分として生きている」という実感を持てています。

 

このまったく違う景色を、ぜひあなたにも見てほしいのです。

恐れを越えて、精神的な成熟を果たしてほしいのです。

 

 

 

まとめ

自分らしく生きたいと願いながらも、それができずに苦しむことは誰にでもあります。

しかしその背景には、「失うことへの恐れ」が潜んでいます。


自分を抑え、周囲に合わせて生きるのは、安心を得るための選択かもしれません。

けれど、安心と幸せは、必ずしも同じものではないのです。

真に自分らしく生きるということは、恐れから自由になること。

つまり、精神的に成熟していくことを意味しています。

 

それは我慢を重ねることではありません。

失うことを受け入れ、自分の本音に従って生きる力を育てていくことです。

勇気を出して一歩を踏み出すたびに、僕たちは少しずつ“本当の自分”に近づいていけるのだと思います。

 

この先にある、自分らしい人生の景色を、ぜひあなた自身の目で確かめてください。