不安や悩みのない人生に。

欠乏感を解消して、ありのままの自分で生きよう。

「代わりがいる」からこそ、自分の人生を生きる

誰かの役に立ちたいと思う。

誰かに頼られたいと思う。

誰かにとって特別な存在でありたいと思う。

 

僕たちは誰かに必要とされたいと思うもの。

だけども、常に誰かの役に立つのは難しいし、そのために無理をして自分を消耗してしまうことはとても苦しい。

 

そんな「自分の価値を探す人生」を降りてみたら意外と生きやすくなるよっていうのが、今回の記事で伝えたいことになります。

 

それが「代わりはいくらでもいる」という事実と向き合うことなのですが、そう聞くと、少し寂しい気持ちになるかもしれません。

ですが、その事実こそが僕たちを救う良薬となるのです。

 

もしも自分の価値を他者の評価や承認で満たそうとしていて、少し生きることに疲れてきちゃったなんて人には、是非とも最後まで見てほしいです。

 

 

 

特別でありたい僕たち

僕たちは特別でありたい。

それは自己価値を感じられる1番の証拠になるからです。

 

だから、特別な関係であるパートナーという形を求めてしまうこともあるし、会社で役職を得ることに喜びを感じることもあります。

 

もちろん、誰かの特別になるということは素晴らしいこと。

別にそれ自体を批判するつもりもありませんし、特別になれたのなら、心の底から喜ぶことがいいと思います。

 

ただ、問題なのはそれを求め過ぎてしまうことにあります。

 

どうしてそれが問題なのかというと、自分が誰かにとって特別であるということは、自分ではなく他人が決めることだからです。

自分にコントロール権がないことを求め過ぎると、思い通りにいかない人生になり、苦しみが増していってしまうのは想像にたやすいですよね。

 

だから、特別でありたいというこの気持ちと上手く付き合っていくことが大切なのです。

 

代わりはいくらでもいる

僕たちが受け止めなければいけないのは「自分の代わりはいくらでもいる」という事実です。


まずここで伝えておきたいことがあります。

「代わりがいる」という言葉は、寂しさを感じさせるかもしれません。

ですが、それは「あなたが不要だ」という意味ではなく、「肩の力を抜いてもいい」というメッセージでもあるということなのです。

 

さて、代わりがいるというのは、どの土俵でもそうではないでしょうか。

自分のパートナーを幸せに出来る人は自分以外にもいるでしょうし、会社の業務を回すのも、別に自分がいなくなったら別の誰かがやるだけ。

 

残念ですが、1人が抜けても世界は回るのです。

これは別に冷たい事実とかではなく「構造としての現実」なのです。

 

ただ、これは別にあなただけの話でもありません。

もちろんこの話をしている僕もそうですし、

たとえばメジャーリーガーの大谷翔平選手だって、引退すればまた新たなスターが現れるでしょう。

もちろん唯一無二の存在ではあるけれど、時間の流れの中では誰もが“代わりのきく存在”になっていきます。

 

僕たちは誰かにとっての特別にはなり得ないんですね。

 

代わりが効くこの世界で

大切なのは、代わりが効くこの世界で、あなたが心から選びたいものは何かということです。

特別にはなれないこの世界で、あなたが何を選ぶかが、人生においては大切なのです。

 

僕たちは「代わりの効かない価値」を求めてきました。

ですが、本当に大切なのは「選ぶ意志」なのです。

 

あの人の特別になりたいではなく、あなたが特別にはなれないとしても、誰を幸せにしたいのか。

あの職場で特別な役職を得たいではなく、あなたの代わりが効くとしても、それでもなおそこの職場で何をしたいのか。

 

僕たちが向き合うべきは、何者でもない自分がどう生きるのかという、現実に則した自身の能動性なのです。

 

ただのあなたとして

あなたの代わりはいくらでもいます。

残念だけれど、あなたにしかできないことなど何もありません。

 

でもそれは全ての人に等しく同じことが言えるんです。

人1人が欠けたところで、世界は動き続けていく。

だから、自分が重大な存在でないことを悩んではいけないんです。

 

全ての人が代わりの効く存在。

大切なのは、代わりが効く世の中で何をしたいかなのです。

どうせ代わりはいる。

代わりはいるのだけど、それでもやりたいことは何なのかを考えていきましょう。

 

特別である必要はありません。

ですが「選ぶ」ということは、あなたにしか出来ないこと。

だから今日も「代わりがいてもやりたいこと」を探していて良いのです。

 

 

 

まとめ

特別じゃなくても、あなたが選ぶことに意味があります。

誰かの役に立ちたい、特別でありたいと思う気持ちは自然なこと。
でも、誰かにとっての「特別」であろうとし続けるのは、自分を苦しめることにもなります。

そして「代わりがいる」という現実は、全員に平等に訪れること。

だからこそ、「それでもやりたいこと」を選ぶことが、自分らしく生きる第一歩になるのです。