不安や悩みのない人生に。

欠乏感を解消して、ありのままの自分で生きよう。

欠乏感ワークをやってみよう【欠乏感メソッド】

さて、今まで数記事に渡り欠乏感について理解を深めてきました。

 

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そこで今回は欠乏感メソッドの総まとめとして、ワーク形式で実際にご自身の欠乏感と向き合っていただこうと思います。

もしかしたら少しボリュームが多いかもしれませんが、ゆっくりでいいので取り組んでみてください。

 

 

欠乏感ワーク

 

私たちが感じる不安や悩みの多くは、「何かが足りない」と感じる心の声、すなわち“欠乏感”から生まれています。このワークでは、その欠乏感に優しく気づき、向き合い方を探っていきます。

自分の中にある「満たされない思い」に、少しだけ目を向けてみましょう。

このワークは、答えを出すことが目的ではなく、「今のあなたにそっと寄り添うこと」が目的です。焦らず、途中で止まっても大丈夫。今のあなたのペースで向き合ってみてください。

①欠乏感の特定

ここでは、あなたが抱えている不安や悩みといった問題から「欠乏感(あなたが足りないと思っているもの)」を見つけ出します。

 

Q1.あなたが今抱えている「不安」「悩み」とは何ですか?

例:「人との関係がうまくいかない」「進路が決まらない」

 

Q2.その悩みが解決せず、不安が現実となったとき、あなたはどうなりますか?

例:「孤独になる」

例:「浪人してしまう」

 

Q3.もしもQ1が解決するとしたら、あなたはどんな感情を得られるでしょうか?

例:「安心感を得られる」

例:「自分に価値を感じられる」

 

Q4.なぜQ2の状態になってはいけないのでしょうか?

例:「うまくいかなかったら、自分の存在価値がなくなる気がする」

例:「嫌われたら、ひとりぼっちになってしまいそう」

 

Q5.Q3とQ4から、あなたが抱えている欠乏感はなんだと思いますか?

例:「自己価値の欠乏感」「承認の欠乏感」

 

あなたが自身に欠けていると感じているものはQ5の答えになります。

※Q5に迷ったときは、Q3で「得たい」と願った感情と、Q4で「避けたい」と感じた未来を見直してください。その両方に共通する“本当に求めているもの”が、あなたの欠乏感かもしれません。

 

②欠乏感の精査

ここでは、あなたの欠乏感が本当に正しいのかどうか(現実に欠乏が伴っているか)を精査します。

 

Q6.Q5は「A:実際に欠乏している」か「B:実際には欠乏していない」のどちらでしょうか?

□A: 現実的に見て、実際に自分に不足していると感じる(Q7へ)

□B:過去の経験や思い込みからそう感じているだけかもしれない(③のBへ)

 

【Aを選んだ場合のみ】

Q7.実際にどれだけ欠乏していますか?全くない状態を0とし、0~10で表してください。

 

Q8. Q7の数値を見た上で、あなたは本当に“足りていない”と言えるでしょうか?

それとも、「思っていたよりは満たされていた」と気づいたでしょうか?

□欠乏している (③のAへ)

□欠乏していない(③のBへ)

 

③欠乏感の受容

ここでは、②で選んだ結果に応じて、あなたの欠乏感とどう向き合っていくかを整理していきます。

 

□Aを選んだ人(現実的欠乏と向き合う)

Q9.あなたの行動でこの欠乏を満たすことは可能でしょうか?

□はい (Q10へ)

□いいえ(Q14へ)

 

【はいを選んだ場合のみ】

Q10.具体的に何をしたらその欠乏は満たせますか?

 

Q11. Q10で挙げた行動を「やってみよう」と思ったとき、あなたの心と体にどんな変化や気持ちが生まれますか?

□ 素直に行動に移せそうな気がする(ワーク終了)

□ 少しモヤモヤする・不安やためらいがある(Q12へ)

※「なんとなく気が進まない」「イライラや緊張がある」「理由はわからないけど心が重い」など、どんな小さな変化でも構いません。

 

Q12.ためらいや不安が出てきたとして、その裏にはどんな感情がありますか?

例:「怖くて踏み出せない」「失敗が怖い」「責められる気がする」

 

Q13.Q12の感情の背景に別の欠乏感はありませんか?(①欠乏感の特定に戻る

例:「自己価値の欠乏感」「承認の欠乏感」

※このように、一見“行動の不安”に見えるものも、その奥に別の欠乏感が隠れていることがあります

 

【いいえを選んだ場合のみ】

Q14. それが欠乏している状態であっても、「今の自分にできること」は何かありますか?

 

Q15.欠乏をすべて埋めるのは難しいかもしれませんが、「今あるもの」や「少しずつ満たせていること」はありますか?

 

Q16.欠乏を満たすことで手に入れられる未来はなんですか?

 

Q17.まだ難しいと感じても大丈夫です。Q16を諦め、欠乏している状態で生きると決意することはできますか?

 

Q18.決意したあなたはどんなふうに生きているでしょうか?

 

□Bを選んだ人(感情的欠乏と向き合う)

Q19. 思いつく範囲で、無理に思い出さなくても大丈夫です。その「欠けている」と思い込んできた背景には、どんな経験や思い出がありますか?

 

Q20.今あなたが抱えている欠乏感は過去に培ったものであり、今のあなたには必要ないのかもしれません。手放すと決意することはできますか?

 

Q21.「こうなったら嫌だ」と恐れている未来になったとしても乗り越えてみせると決意し、恐れている未来を受け入れることはできますか?

 

Q22.本当は、すでに満たされていたとしたら、あなたはどんなふうに生きられそうですか?

 

Q23. 明日からの生活で、どんな小さな行動をしてみたいと思いましたか?

 

 

 

お疲れさまでした

ここまで自分の内側に丁寧に向き合ってくださって、本当にありがとうございます。

欠乏感に向き合うというのは、決して「悪いところを直す」ということではなく、「今の自分のままでよくがんばってきたね」と認めてあげることです。

足りないと感じるのは、それだけあなたが何かを大切にしたい気持ちがあるから。

その想いを大切にしながら、今日も明日も、少しずつ進んでいきましょう。