自分には何もない。
周りを見れば何かしら持っている人ばかりなのに、自分には今まで培ってきたものがなにもない。
そう悩んでいる人って、結構多いんじゃないですかね。
周りと比べると自分のちっぽけさをより感じて、どうしてもそんな自分を認めることができなくなってしまう。
そんな苦しさの中でも日々を送っているあなたは、本当に頑張っているのだと思います。
でも僕はちっぽけであることが悪いことだとは思わないんですよね。
持たざる者には持たざる者の生き方があるし、持たざる者の価値がある。
すべては事象に対して自分がどう捉えるのかではないかなと。
僕も持たざる者として生まれてきました。
本当に何もない人生を過ごしてきた者の1人です。
そんな僕らがどう生きていくことが大切なのか、今回の記事では考えていけたらと思っています。
ぜひ最後までご覧くださいね。
何もない苦しみ
何もないからこそ生まれる苦しみって結構あると思っていまして。
能力がないから失敗もたくさんするし、運もないから困難に苛まれるし、人間関係もないから虚しさや孤独とも戦わなければいけない。
ちっぽけな存在であるからこそ、周りの幸せと比べては自分は不幸だと感じてしまうことも多いのかなと思います。
そんな苦しみのなかでもあなたは生きてきた。
あなたはその苦しみに耐えながらも努力をしてきた。
結果はどうであれ、そんな過程を経て生きてきたという過去があなたにもあるのでしょう。
懸命に生きてきましたね。
自分は努力なんかしていないなんて言う人もいるかもしれませんが、きっとその苦しみというのは努力をしたからこそ感じるものであって、努力をしていない人には感じることのできないものだと思います。
努力と言っても形はいろんな形がありますから、例えばその「ない」という現実に耐えてきたのも立派な努力なのです。
そう考えると、あなたは何もないなりに、ここまで懸命に生きてきたと言えるのではないでしょうか。
まずはそんな自分を認めてあげることというのも大切なのかなと思います。
持たざる者の生き方
僕たちは誰よりも失敗していく。
僕たちは誰よりも堕ちていく。
僕たちは誰よりも苦しんでいく。
そんな人生を送ってきた僕たちの人生に価値はあるのでしょうか。
この不運な宿命に、生きる価値があるのでしょうか。
答えは「ある」だと僕は思っています。
持たざる者には持たざる者の生き方、価値があるんです。
何もないちっぽけな存在であるからこそ、誰よりも困難の壁が立ちはだかります。
恵まれた人に比べれば、僕たちは比べ物にならないほどの困難の壁を乗り越えることができるのです。
それはつまり、それだけ経験を積めるということであり、それだけ成長をするということができるという風に言うことができます。
ないからこそ、誰よりも成長に関してのスペシャリストになることができるんです。
僕たちはむしろ恵まれている
僕たちはむしろ恵まれているんです。
最初から持っている人は成長の機会を与えられることはないですから、いざというときに戦うことができない。
でも、僕たちはそこら中に成長のチャンスが残っている。
こんなにも恵まれていることはないのではないかなと思います。
例えばですが、偉大な社長の息子が会社を継いだ途端に会社をダメにしてしまったなんてことは良く聞く話です。
それも結局は、ないところから作り上げた社長と、最初から持っている息子という、成長の機会に恵まれたかどうかという部分が大きく影響している部分もあるのではないでしょうか。
だから、なくていい。
ないならないなりに、そこから成長していけばいいんです。
そうすれば、自力のあるあなたになれる。
中身と外身に整合性のあるあなたになれるんです。
成長に喜びを
成長することは素晴らしいことです。
出来ないことが出来るようになることというのは、とても素晴らしいことです。
あなた自身、自身の成長に喜びを感じることは過去に多々あったのではないでしょうか。
その機会があなたの人生にはたくさん眠っている。
なんと喜ばしいことでしょうか。
「成長なんて」と思う人は、もしかしたら結果に固執しすぎているのかもしれません。
さっさと結果がほしいから、成長という過程がまどろっこしくて敵わない。
でも人生において大切なのは、過程なんです。
宝くじで1億稼ぐことと、自力で1億稼ぐことでは、結果は同じでも全く違います。
自力で稼ぐことが出来るようになるということは、今度は2億稼げるということ。
稼ぐという能力があり、再現性があるということです。
それが成長です。
過程、成長を大切にするというのは、自身の可能性を広げていくということなのです。
だから成長することは素晴らしい。
どんどんと世界が広がっていくから。
だから何もないというあなたの状態というのは最高で、価値のある状態なのです。
まとめ
何もないなら何もないなりに生きればいい。
そこから成長していけばいい。
そこにはきっと、あなたの人生を好転させるチャンスが詰まっています。
持っているものには分からない、待たざる者だけの特権があるのです。
昨日の自分よりも今日の自分が、今日の自分よりも明日の自分がより良くなっていくように生きてみませんか?
ちっぽけな僕たちもいつかは大きくなれるということを、僕たち自身が証明するんです。