自分の望む結果、欲しいよね。
出来ることなら自分が望んでいる形になるよう、あの手この手を尽くしたいと思うのではないでしょうか。
精神的に成熟している人はそんなことないの思いますが、少なくともかつての僕はその類の人間でした。
支配タイプの人間ってやつです。
自分の望む結果になるよう、相手が自分の望んだリアクションをとるよう、相手をコントロールしようとするのです。
モラハラもきっとその類なのかな。
自分の不機嫌さをアピールすることで、相手が迎合してくることを要求したりね。
まぁ実際、ある程度相手をコントロールすることは可能だと思います。
とくに迎合的な気の弱い人間は相手の反応に敏感だから、迎合するように仕向ければいとも簡単に操ることは可能なんです。
でも、よくないよ。
自分の思い通りに他人をコントロールすることはできないし、そうやって得た迎合的反応は、言ってしまえば相手の本音じゃない。
偽りの関係になってしまう。
だから、そんな空っぽのコミュニケーションをとるのはやめようぜって僕は言いたい。
ということで、今回の記事はそんな他人を操作してしまう人に向けた記事になります。
ぜひ最後までご覧ください。
お前は世界の主人公じゃねぇんだ
そう、これ。
これを理解しないことには、前には進めない気がする。
あなたはあなたの物語の主人公であっても、世界の主人公ではないんですよ。
世界という規模において、あなたはモブでしかない。
村人Aに過ぎない。
だからあなたが望むような結果というのは大抵起こらないし、周りも自分の意に反して好き勝手に生きていく。
だから人生は思い通りにはならないと、本気で腑に落とした方が良いんです。
いやね、僕の知人で反応を見るために大きく出る人がいるんですよ。
こう言ったら「そんなことないよ」って言ってくれないかなって。
こうしたら「ちょっと待ちなよ」って引き留めてくれないかなって。
相手が自分の期待している反応をするように自分が動き、その結果に期待する。
いやー、僕も昔散々やってましたなぁ。
こういうのは大抵安心するためにやるんですけど、実際は期待した反応が返ってこなくて、地獄の底まで叩き落されるんですよね。
だからやったらいかんのです。
現実は残酷だから、自分が周りに期待しているほど周りは自分の期待に応えてくれないものです。
なのに、一抹の期待に縋るように支配行動に手を伸ばしてしまうのは、どこまでも利己的で自己愛的だからでしょう。
自分のことしか考えてない
結局支配型の人間は自分のことしか考えていないんです。
相手の望み、相手の幸せ、相手の尊重なんて1ミリも頭の中には存在していないんです。
全ては自分の欠乏感を満たすためだけに相手を利用しようとしているだけ。
ずるい人間なのです。
どこまでも卑しい人間なのです。
体裁は良い人間として生きているでしょうが、中身は全くの別物です。
これ、過去の自分を思い浮かべながら書いてるんですけど、さすがに悲しくなってきました。
いやでもね、本当にそうなんです。
どこまでもどうしようもない人間であることを、僕たちは自覚しないといけない。
そんな自分を認めないといけない。
そうしないと始まらないんです。
自己中心的で、利己的で、利他の精神はどこかに落としてきてしまっている。
言ってしまえば、愛が完全に欠如した未成熟な人間、それが支配型の人間なのです。
自分で自分を満たせ
他人から満たしてもらおうとしないことです。
誰かに何とかしてもらおうとしないことです。
愛されたい気持ちは分かる。
でも、それを他人に求めるなって話なんです。
なんで愛されたいのかって言ったら、自分で自分を認められないからですよね。
誰かが認めてくれたら、自分で認められるようになるって思っているからですよね。
違うんだ。
自分で自分を認めればそれだけでいいんだ。
自分で出来ないからって他人に求めることが本当に正解だと思うのかい?
違うでしょう。
自分がコントロールできるのは自分だけ。
だったらその自分で自分の欲求を満たせるよう努力するんですよ。
他人に甘えるんじゃないよ。
楽をしようとするんじゃないよ。
自分の足で立って歩きなさいよ。
自分で自分を満たしましょう。
どれだけ嘆いたって、誰もあなたを認めてはくれないんです。
僕だって認めてほしかった。
誰かに「お前はそのままでいい」って、「そのままのダメなお前で十分だ」って、今の自分の価値を肯定してほしかったよ。
でもそんな人、現れないよ。
みんな心が病んでいるから。
みんな人を認める余裕なんてそんなにないの。
自分のことで精一杯。
それに仮に現れたとしても、あなたが自分を認められていない限りその人の言葉を信じることはできないです。
だからどうしたって自分で自分を満たしていかないといけないんです。
もう他人を操作しようとか、そんな幼児的な行為やめましょう。
子どもが泣けばお菓子を買ってもらえるって考えてるのと一緒ですよ。
卑しく生きるなよ。
自分に胸張って生きてみろよ。
自分に胸張って生きられないで死ぬとき後悔するのは誰か、もう一度考えてみてほしいのです。
まとめ
ちょっときつい言い方が目立つ記事ですが、僕はあなたを攻撃している訳じゃない。
あなたを否定している訳でもない。
あなたが幸せになるためには伝えないといけないから。
普通に言っても伝わりきらないだろうから、敢えてこう言っているんです。
自分が如何に利己的かを理解して欲しいのです。
もちろんあなたがそうなるのには理由があります。
過去に何かがあって、その結果利己的に生きるしかなかった。
その生き方を強いられてきたんですよ。
だから、そうなってしまったことに関しては僕は何も文句は言わない。
でもね、今どう生きるかはあなたが決められるんです。
たったの今から、他人を操作しようとすることをやめようと心に誓うことはできるんです。
自分には出来ないとか言って逃げるのはやめてほしい。
正しく生きようとするのは確かに難しいけど、たとえできなくても、正しく生きようとする姿勢が美しいのだから。
あなたは今日から生まれ変われる。
より良い自分になることは可能なんです。