人は素直になると成長していく。
逆に、素直になれずにいるといつまで経っても成長することはできません。
そう、素直であるということは人生を好転させていくうえではめちゃくちゃ重要な要素となります。
それなのに、素直になるということがよく分からない。
素直になりたいのにどうしてかいつも突っぱねてしまう。
そんな風に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
そう。毎度同じパターンですが、僕もその一人でした。
どんだけお前は悩み散らかしているんだって思うでしょうけど、本当にすべての選択が間違っていたのが僕でしたから、みんなが悩んでいることは大体僕も悩んでいたりするものです。
さて、そんなわけで今回の記事は素直さを持ち合わせていないあなたに、素直さの大切さを説いていきます。
あなたの成長のためにもぜひ最後までご覧ください。
素直に生きろ
僕は過去、素直じゃありませんでした。
もうそれはどえらいもんで。
他者からの意見は全て受け入れない、そんな人間だったのです。
ですが数年前の大失恋を機に、僕はとある著者に出会います。
それこそが僕が尊敬してやまない加藤諦三先生でした。
彼が書いた著書を読んだ時の衝撃は忘れられません。
全てのページに僕のことが書いてあるのです。
え、もしかして壮大なドッキリを仕組まれてる?って思うレベルで、僕の自己紹介文かと思うレベルで、僕のことが書いてあるのです。
その時に初めて、僕は素直さというものを手に入れました。
受け止めざるを得なかったのです。
自身の精神的未熟さをここまで正確に書かれていては、彼の言うことを突っぱねることはできませんでした。
しかし、そのおかげで僕は変わり始めました。
他人の意見を突っぱねるのではなく納得し受け取ることで、他人の意見を自分の成長に繋げられるようになっていったのでした。
そう、だから素直さは必要なのです。
自分には未熟なところがある。
そういった時に、素直でないとその事実を受け取ることができないのです。
素直であることは、現実を受け止めるために必要不可欠な前提なのです。
素直とは
素直であることが良いのだとして、素直であることとはどういうことか説明できますでしょうか。
素直さとは、歪みがなく、まっすぐである様子を指します。
これだけでもなんとなくわかるのですが、もう少し色んな言い回しで表現してみます。
素直さとは、弱い自分を受け入れる強さがあること。
素直さとは、自分を守る必要がないこと。
素直さとは、鎧を脱ぎ捨て、裸の心でいること。
素直さとは、現実をそのまま直視できているということ。
素直さとは、敗北者であることに負い目を感じないこと。
素直さとは、心理的自由を獲得するということ。
素直さとは、正しさよりも真実を大切にするということ。
素直さとは、他者の価値観では動じない自分を持つということ。
素直さとは、自分とは違う意見で傷つかないこと。
素直さとは、弱点をさらけ出せるということ。
僕が表現できるとすれば、このような表現になるでしょうか。
見ていただければ分かりますが、素直さとは、つまらないプライドを捨てたその先にあるものなのです。
裸のあなたで生きる
自分を守ることはやめましょう。
あなたは現実の自分を拒絶している。
ダメな自分を拒絶することで自分が傷つくことを避けようとしている。
そうじゃない。
そうじゃないんです。
自分を守ろうと鎧を身につけている限り、あなたは成長しないのです。
どれだけ堅い鎧を身につけたところで、あなた自身が強くなるわけではないですよね。
あなた自身が強くなるには、あなたが筋肉をつけるなりして、鎧の下のあなた自身を鍛えなければならないのです。
鎧を脱ぎ捨てて、素直になるのです。
裸一貫、ヒョロヒョロの体で生きることから始めるのです。
鎧を脱ぎ捨てて初めて体を鍛える必要が出てくる。
その身一つで戦い抜く必要が出てくる。
それが素直になるということなのです。
誤解を恐れずに言えば、ダメなあなたで戦うこと、それが素直になるということなのです。
でも、そうすることで見えてくるんです。
ダメな自分として生きることで、その自分を認めることで、初めて自分の改善点が見えてくるのです。
今まではダメな自分として生きることを避けていたから、正しい改善が行えていなかった。
むしろ、鎧を着ていたから改善する必要がないと感じていた。
でも、認めることでその姿勢が変わるのです。
その身一つでは戦い抜けないほど弱い自分というものを認めて初めて、その身を鍛えるという選択がとれるようになるのです。
素直になりましょう。
あなたはあなたのままでいい。
そのままでもいいから、鎧を脱ぎ捨てるのです。
まとめ
素直さがあって初めて人は成長できる。
それは素直さというのは現実に直面するということだからです。
人は現実に直面しないかぎり成長することはできません。
なぜなら成長するのは常に現実の自分だからです。
鎧を身にまとい、自分を守っている限り、あなたは現実の自分ではなく鎧を着けた自分い直面してしまう。
だからその鎧を脱ぐ必要があるのです。
傷つくことから逃げるのはやめましょう。
現実というのは厳しいものです。
傷つくことだってあります。
それでも、傷ついても現実から目を逸らさないこと、それが生きる上では大切なのです。
いわばその傷つくことさえ厭わない姿勢こそが素直さなのだと思います。