人生は上手くいかない。
失敗ばかりだ。
どう足掻いたって上手くいくことはない。
こんな風に考えている人は多いのではないかなと思います。
どれだけ抗おうとも、奮闘しようとも、あなたの努力はまるでなかったかのように世界は回る。
あなたの努力は無意味であるかのように、世界はあなたを嘲笑する。
なんて人生とはツラいものなのだろう。
生きるとは、どうしてこうも苦しいものなのだろう。
幸せが見えなくなった僕たちは、いつしか光のない闇の中をあてもなく歩き続けていくのです。
もう無理だ。
もう歩けない。
もう頑張れないと、大きな苦しみに飲み込まれてしまうかもしれません。
ただ待って欲しい。
まだあなたは人生のゴールに辿り着いていないんです。
あなたはまだ人生の過程にいる。
そこで人生を諦めるには、少し早いと思うんです。
まだ、戦いは終わっちゃいないんです。
今日の記事は人生を諦めそうになっているそんなあなたに贈るメッセージです。
最後までぜひご覧ください。
人生は確かにツラい
わかる。
あなたがツラいのもめっちゃわかる。
どこにも幸せは落ちていないんですもん。
あなたが救われるようなものは、この世界にはないのではないかと思えてしまうでしょう。
なんでこんなに嫌なことばかり続くのでしょうね。
前世に何かしたのでしょうかね。
神様はあなたが憎くて憎くて仕方ないのでしょうかね。
でも、そう感じるのはあなただけじゃない。
少なくとも僕もツラかった。
僕ね、すごい不幸だったんですよ。
小さい頃から他人からの拒絶を受けて生きてきました。
家族にも愛されなかったし。友人にも愛されなかった。
とにかく人生が上手くいかなかった。
世界が全て自分の敵であるような気がして、自分の居場所なんてどこにもなかった。
すごい友人に憧れた。
何者かになれれば自分は愛されるのかと思っていた。
高校時代、成績だけは良かった。
クラスで1位2位を競うくらいの、学年でも1桁くらいの成績の順位。
すこしだけ、自分の価値を見い出せた気がした。
でも、受験に失敗した。
受験を頑張れなかった。
そこで、自分の価値を失った僕は、人生に挫折した。
もう頑張る気力なんて1ミリも残っていなかった。
敵だらけの世界で生き残ることにエネルギーを費やすことで精一杯だった。
自分の不幸を呪った。
どうしてこんな貧乏な家族の中に生まれたのだろう。
なんて自分はダメな奴なんだろう。
そして切に願った。
馬鹿にしないでくれ。
だれか価値があると言ってくれ。
誰でもいいから、認めてくれ。
生きていてもいいと、肯定してくれ。
ぼくのこういった苦しみの葛藤は、心の奥底に沈殿していったんです。
苦しい自分を認めた先に
僕はもう限界だった。
誰からも愛されない、味方のいない世界での孤独な戦争に、僕は敗戦寸前だった。
苦しさのあまり、死を願ったこともあった。
ただぼくはそこで救われた。
白旗をあげて人生に降参しようとしたときに心理学と出会い、自分がいかにヤバいやつなのかを理解することができたのです。
あまりにも未熟な人間であること。
利己的にな人間であること。
嘘に塗り固められた人間であること。
どうしようもないくらい、クソ野郎だったと理解したのです。
どうしてこんなにも自分は苦しいのだろうと自分の苦しみの存在を認めたことで、かすかに人生に光が差し込んだのでした。
苦しみを認めた先にあったのは、現実の自分。
問題を引き起こしていたのは、他でもない自分だったのです。
歩みを止めるな
自分がクソ野郎だからって人生を諦めることはしなかった。
最初は認められなかったけど、そんな自分も認められるようになっていった。
クソ野郎な部分もあるよね。
もちろんいいことだとは思わないけど、そんな自分なんだから仕方ないよね。
そんな風に考えてたら、いつしか自分を認められるようになっていった。
どれだけ今の自分が未熟だとしても、今の自分が出せる最高得点を出そうと思った。
今からすごい人間になることは難しいよ。
他人と比べたらしょうもない人生を送ることになる可能性は高いよ。
でもそれが僕の人生だから。
しょうもない人生という枠組みの中で最高得点を出すんだよ。
別に誰からも認められることなく死んでくよ。
誰からも愛されることなく死んでくよ。
でもそれが僕の人生なのよ。
その事実を変えられないからって諦めんなよって話。
愛されなかったら諦めるのかよ。
お金持ちになれなかったら諦めるのかよ。
戦うことから逃げんなよ。
上手くいかないかもしれない、望んだ未来じゃないかもしれない可能性から逃げんなよ。
最後まで戦って、抗って、奮闘してみたっていいじゃねえか。
ダメな人間なりに、ダメな人間としての100点を出そうともせずに人生に絶望してんじゃないよ。
あなたが絶望してるのは人生なんかじゃない。
戦うことから逃げてる自分自身でしょ。
いつも逃げてばっかりだったから、もう信用できなくなってんだ。
もう自分には戦う能力はないって、人生には抗えないって思っちゃってるんだ。
信じてやれよ。
根拠なんていらないんだよ。
根拠なんてなくても、お前ならできるって言ってやれよ。
それが自分を愛するってことだろ。
自分の可能性を自分が信じなくて誰が信じるんだよ。
どれだけ苦しくても、人生が絶望的でも、自分と向き合えば変わるんだよ。
自分と向き合うのは間違いなく地獄の道。
苦しみの中を歩き続けなければいけません。
でも、だとしても、それでも歩き続けなきゃいけないんです。
自分のために。
誰よりも幸せにしてあげたい自分のためにです。
ダメな自分として歩き続けていった先に、蜘蛛の糸が垂れているんです。
地獄から抜け出すための糸は必ず垂れています。
でも、ここではない。
あなたは歩まねばならないのです。
僕は歩き続けた
僕は歩き続けたんですよ。
毎日毎日、どうしようもない自分との出会いの日々。
なんなら未だに未熟な自分と邂逅することもあります。
とにかく歩いて、やっとここまでたどり着いたわけで。
そこで思うのは、見える景色は全く違っているってことです。
あの時に感じていた苦しみも、絶望も、孤独すらどこにもありません。
諦めなかったから、ここまでこれた。
だから。
あなたにも人生を諦めないで欲しいんです。
どれだけツラかろうが、どれだけ苦しかろうが、あなたは戦い抜けるんです。
僕が戦い抜けたように、逃げなかったように。
あなたならできる。
これは根拠のない断定ではありません。
なぜならあなたはずっと頑張ってきていたから。
苦しみの中を耐え忍ぶという努力を誰よりも長く経験しているから。
あなたは努力が出来る人なのだ。
ただ、今後は努力のベクトルを反転させるだけ。
ツラい現実から逃げる努力を、戦う努力にするだけなのです。
狼煙をあげろ。
鬨の声をあげろ。
自らを奮い立たせるのです。
あなたが勇気を出して歩き続けた先に、幸せというものは眠っているのだと思いますよ。