不安や悩みのない人生に。

欠乏感を解消して、ありのままの自分で生きよう。

弱い自分を美化するな

あなたが今苦しいのは優しいから。

そういった慰めの言葉は、確かにあなたを肯定してくれる。

弱いあなたを美化してくれる魔法の言葉。

 

でも、そこで肯定されているのは「偽りのあなた」であって、本当のあなたではありません。

本当のあなたは優しくはないのですから。

 

この現実から目を逸らし、美化された自分の幻影を本物としてしまうと、本当の自分が分からなくなってきます。

 

そうして偽りの自分に支配されたあなたは、本当の自分を受け入れることができなくなり、長い苦しみに沈んでいくのです。

 

それでいいのでしょうか。

あなたは偽りの自己イメージを大切に抱えて、本当の自分を蔑ろにしている。

そんな生き方が、自分を大切にしている生き方と言えるのでしょうか。

 

今回の記事は、巷にあふれる慰めの言葉で弱い自分を美化していないか、そんな内容の記事となっております。

自分自身と向き合いたい人はぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

偽りの自分を見つめて

冒頭でも話しましたが、優しさで苦しくなっているとしたら、それはあなたが優しいからではなく、優しくないのに優しいフリをしているからかもしれません。

 

優しさとは、相手のために施すもの。

しかしあなたの優しさは、嫌われたくない、好かれたいと言った、自分のための優しさ、つまりは偽りの優しさなのです。

 

本当の優しさがあるのであれば、苦しくなんてならない。

でも苦しくなってしまうのは、あなたが自分を偽って、優しい人間ではないのに優しいフリをしてしまうからです。

 

そして、そんなあなたが求めているのは偽りの自分を肯定してくれる言葉ではないですよね。

あなたが求めているのは偽りの自分を認めてくれる言葉ではないですよね。

 

本当は優しくないのに「あなたは優しい」と肯定されても、真実は違うわけだから心は満たされなくて当たり前なのです。

 

あなたが求めているのは、本当の自分を肯定し、認め、許し、受け入れてくれる言葉ではないのですか。

 

だから僕は言葉を贈ります。

過去の自分にあなたを重ねて。

 

本当のあなたこそ、あなたらしい

あなたは優しい人間ではないし、卑しい人間なのでしょう。

でもそれでいいんです。

弱くていいんです。

 

あなたは優しいフリをします。

それは、あなたは自分を偽ることでしか生きられなかったから。

 

愛や協調性、人間としての成熟を求められるこの社会において、精神的に未熟な僕らは、そうすることでしか生きながらえなかったのです。

あなたはあなたとして、出来ることをしていた。

 

結果がどうであれ、懸命に、頑張って生きてきたのです。

 

でも、それを美化してはなりません。

あなたの卑しさを、良いものとして美化してはならないのです。

 

未熟なのです。

僕たちは未熟で、まだまだ人を愛せたり、優しくしたり、思いやることはできない存在なのです。

そんな未熟な僕たちを、僕たちは受容しなければいけません。

 

僕たちが受け入れてほしいのは、自分自身で受け入れたいのは、未熟な存在の自分なのです。

 

いいではないですか。

未熟で、どうしようもない自分でもいいではないですか。

 

大事なのは、未熟なあなたがどう成熟していくかを真剣に考えていくことなのです。

未熟である事実は変えることはできません。

それは指パッチン1つで変わることではありません。

 

しかし、あなたの生き方は今変えられるんです。

今この瞬間に、変えようと誓った瞬間に変えられるんです。

 

未熟な者として生きましょう。

そんなあなたを、僕は心の底から応援します。

そんなあなたの生きる姿勢を、心の底からカッコいいと思うから。

 

自分の弱さを認め、前に進むという行為は、何よりも価値のある生き方なのです。

何よりも強い生き方なのです。

 

偽りの自分を慰めるような言葉に縋るのはやめて、本当の自分と向き合える言葉を大切にしましょう。

 

それは時に苦しいかもしれません。

それは時に自分を傷つけるかもしれません。

 

でも、その傷がなければ人は成長しないのです。

その傷こそが、あなたを成熟させる栄養となるのです。

 

 

 

まとめ

弱い自分を美化するような言葉に縋り、無理やり自分を肯定するような生き方は、真に自分を愛することはできません。

 

弱い自分を美化することなく、ありのままの弱い自分を等身大で肯定していく。

 

僕たちは、本当の自分を愛したいのです。

 

大丈夫。

あなたは弱くていいんです。

ダメなところがたくさんあっていいんです。

 

なぜなら、人間ってそういう生き物だから。

完璧な人なんていないのです。

 

だから、そのまま、ストレートに自分を愛しましょう。

 

どこも盛ることなく、そのままの自分を愛するのです。

そうした先に、あなたが求める安らぎはあるのです。