こんにちは、たけうちです。
はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。
以下の記事をこの前投稿したのですが、その時にふと考えたことがあります。
自然体で生きるって何だろうか。
この記事では、自然とは自ずから然らしむ、つまりは自らがあるがままでいることが自然であるということでした。
そういった状態が自然であるとするならば、自然体で生きるにはあるがままで生きなければなりません。
ですが、あるがままとはどんな状態なのだろうと考えてみると意外と言語化が難しく、ピンとくる表現が出来ませんでした。
その時は全くしっくり来ていなかったのですが、そこから少し考える時間をとってみたところ自分が納得する表現が見つかったので、今回はそれを皆さんに共有していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
自然体とは
自然体とは、外的な刺激を受けないいうこと。
これが自然体なのではないかと思います。
例えば、街路樹について考えてみましょう。
手入れがされた街路樹は自然のものではありますが、人の手が加えられており自然体であるとは言えません。
どちらかと言えば、不自然です。
整形について考えてみても、人間は自然の一部ですが、整形を通して人の手が加えられているとそれは不自然なものとなってしまい、自然体であるとは言い切れないのです。
どちらも本来は自然体であったのにも関わらず、人為的に外的刺激を加えられることによって、自然体を失い、不自然なものへと変わっていってしまいます。
自然体で生きるとは
では、自然体で生きるとはどういったことでしょうか。
僕たちが言う自然体で生きるとは、大体が自分を抑圧せずに、自分を偽らずに生きるということを指しています。
つまりは、僕たちが主語として用いているのは「心」であり、心に外的刺激を与えずに、コントロールしようとしないで生きること。
それが自然体で生きるということなのです。
ここで少し疑問が生まれます。
街路樹に対する外的刺激は剪定で、顔に対する外的刺激は整形だとするのであれば、心に対する外的刺激とは何なのでしょうか。
どれも外部の刺激によって本来の形を変形させてしまうものというところから考えると、心に対する外的刺激とは思考だと言えます。
自然体で生きられないのはなぜか
僕たちが自然体で生きることが出来ないのは、思考によって心を抑え込んでしまっているからです。
心とは本来自由なものです。
好きなように感じ、好きなように思うことが許されているもの。
なのに僕たちは、生きていく過程で心を押し殺し、思考によってコントロールするという生き方を選択してしまいます。
そこで自然体は失われてしまうのです。
思考は自分が傷つかないために様々なことを制限していきます。
あれをしてはいけない、これをしないでおくべきだ。
こういった規範意識による自己規律が、あなたの自然体を奪い、心を殺した生き方を強いてくるのです。
だから我慢してはいけないのです。
抑圧をし、自分の心を偽り、あるべき姿に囚われて生きてしまうと、僕たちは自然体で生きられなくなってしまうのです。
ここで大切なことは、どんな自分でもいいと許可をすること。
自分の心に自由に生まれてくる感情に、居場所を与えてあげること。
僕たちは成熟した人間ではありませんから、きっと未熟で幼児的な感情を抱くことだってあるでしょう。
大人げないと思ってしまうような、優しさの欠片もない自分が出てきてしまうことだってあるでしょう。
だとしても。そんな自分に居場所を与えてあげるのです。
もちろん、なりふり構わず表現していったら他人との衝突は避けられません。
だから、そう思っているんだねと認めたうえで、出さないという選択をするのです。
どんな心も否定し、なかったことにはせずに、存在を認め、そんな風に感じてしまう未熟な自分自身を許してあげるのです。
これが自然体で生きるには必要なスタンスなのです。
まとめ
自然体で生きるとは、外的刺激を与えずに生きるということです。
外的刺激でコントロールをしようとしないということです。
そこにあるものを、そこにあるものとして、認める。
そして、その外的刺激が加えられていない状態で生きる選択をする。
これが、自然体で生きるというということなのです。
僕たちが苦しいのは、自分の心に対して外的刺激である思考を介入させているからです。
あれもダメだ、これもダメだと心を縛り上げるから自然体でいられなくなってしまうのです。
どんなあなただっていいのです。
あなたの心を否定する権利は誰にもありません。
あなたは、あなたが感じたように生きていいのです。
だから、自分の心に居場所を与えるのです。
自分がどう感じようが、その感じたままの感情を大切にするということが、どんな外的刺激も加えられていない、自然体なのです。
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