【脱不幸論】自分の幸せが見つかるブログ

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

自己理解はなぜ重要なのか

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

 

僕はこのブログで、不幸から抜け出して本質的な幸せを手に入れるには自己実現4ステップが大事だと提唱しています。

 

①自己理解②自己受容③自己成長④自己実現

 

この4つのステップを段階的に踏んでいくことで、不幸を手放し、自分の幸せに向かって進んでいくことが出来るのです。

 

さて、この中でも一番初めにくる自己理解ですが、この自己理解が始まらないと僕たちの自己実現に繋がっていかないため、非常に重要な要素となっています。

ですが、どうして自己理解から始めないと不幸から抜け出せないのかを説明したことがなかったかと思いますので、今回の記事では自己理解がなぜ重要なのかについてお話しできればと思います。

これから自己実現に向けて生きていきたい人は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

なぜ人は苦しいのか

そもそも、なぜ人は悩んだり苦しんだりするのでしょうか。

この苦しみを手放すために僕たちは心について学んでいるのですから、まずはここを理解しておきましょう。

 

さて、僕たちが苦しい理由、それは自分でも分からない正体不明の感情に振り回されてしまうからです。

自分でなんとなく不快であることは知覚できても、それがなぜ不快なのかという理由までは理解できていない状態だから、その感情を制御することが出来ずに、振り回されてしまうのです。

 

僕の話で言うと、心理学を学ぶきっかけとなったとなった恋愛があります。

好きだけど振り向いてもらえず、かといって離れていってくれないという微妙な距離感に振り回されて、当時未熟な僕は非常に苦しい思いをしました。

毎日が苦しくて、ストレスで、どうしようもない自分の感情に心を病ませていったのです。

 

どうして病むほどに振り回されてしまったのかというと、当時の僕はどうしてそこまで彼女に執着しているかが理解できていなかったからです。

彼女との関係に自分が何を求め、彼女の存在で自分のどんな欲求を満たしたかったのかを全く理解していなかったから、苦しみが何年も続いてしまったのです。

 

でも、心理学を学んでいく過程で、彼女に対しの執着は手放されていきました。

それは、自分を苦しめている感情の正体を理解したからです。

自分を理解し、自分の抱えている欲求、動機を明らかにすることで、自分を苦しめる感情を手放すことが出来るのです。

 

感情の手綱を握る

僕たちが感情に振り回されて苦しくなってしまうのは、自分の感情の手綱を握ることが出来ていないからです。

手綱を握れていない感情は、それは暴れ馬のように激しく揺れ動き、僕らを疲弊させるのです。

 

だから理解するのです。

自分の感情の起源を理解し、その姿を視界に収めることで、自身でコントロールをすることが出来るようになってくるのです。

 

どうして正体が分からないものをコントロールすることが出来るでしょうか。

見えないところで苦しんでいる人は助けられず、手の届く範囲の人しか助けることは出来ません。

それと同じように、自分の感情にアクセスをするには、自分の手が届く範囲に感情を置く必要があるのです。

 

それは言い換えると、潜在意識下に眠る感情を顕在意識下に掬い上げるということです。

人は顕在意識という知覚できている意識と、潜在意識という知覚できていない意識を持っています。

諸説ありますが、顕在意識は全体の1割で、残りの意識は潜在意識として9割ほど無意識の領域に眠ってしまっているようです。

 

その9割の大きな海から自分を苦しめている動機、欲求を見つけ出し、顕在意識下に持ってくるというのが、自己理解なのです。

 

例えばですが、先ほど僕が挙げた例で言うと、僕が潜在意識下に眠らせていたのは、愛してほしい、認めてほしいといいう動機でした。

いままで愛されてこなかった、認められてこなかった、何より自分がそう信じることが出来ない人生を送ってきた僕は、心の奥底にこういった感情を溜め込んできたのです。

 

だから、何故か自分では分からないけど、愛されるようなこと、認められるようなことを求めだす。

自分の欠乏感を埋めてくれと、外の世界に要求し続ける。

でも、外の世界はコントロールできないから自分の要求通りに自分を満たしてはくれない。

そういった苦しみの狭間の中で、僕は苦しんでいたのです。

 

しかも潜在意識下だったために、どうしてこんなに苦しいのかが分からない。

目に見えているのは目の前の人が自分を愛してくれないという事実だけ。

 

だからその人が悪のようにすら感じてしまうい、余計に拗らせていってしまうのです。

 

本当は、自分の中に答えはあるはずなのに。

潜在意識下で感じていた欠乏感が原因であったはずなのに、それに気づかないから何度も同じ苦しみを味わってしまうのです。

 

だから明らかにするんです。

正体を明らかにし、その手綱を握ることで、振り回されることはなくなります。

なぜなら心がブレたとしても、それの原因が分かっているからです。

「あぁ、自分はまた愛されたくて苦しんでいるんだな」と客観的に自分を見つめることが出来るからです。

 

だからまずは理解してほしいんです。

本当の自分、未熟で幼稚な自分というものに目を向けて、その自分をしっかり見てあげて欲しいのです。

 

自己理解をするために

自分を理解するために必要なのは、自問することです。

 

自分の過去に、必ず答えはあります。

自分の記憶の中に、その答えは隠されています。

 

どうして自分はこうも不快なのか、それを外側の世界ではなく自分の内側から答えを見つけ出すのです。

 

あなたが不快に感じているのは、たまたまではありません。

物事には因果関係があり、必ず結果があることろには原因があるものです。

 

だから、自分に問う。

なぜを繰り返していき、どんどんと潜る深さを深めていく。

そうして潜っていった先に、根本となる動機は隠されているのです。

 

 

 

まとめ

自己理解をすることは、不幸を脱する為の大事な一歩となります。

自己理解なくして、その先の明るい未来は存在しえません。

 

なぜなら、自己理解とは自分の感情の手綱を握ることであり、自分の感情をコントロールすることだからです。

正体不明のものをコントロールしようとすることが如何に愚かなことであるかは理解できるでしょう。

 

自分が潜在意識下で暴れさせている欠乏感が何なのかを理解し、それを知覚するからこそ、コントロールが出来るようになるのです。

 

そのためにも、自分と向き合うことです。

どうして自分はこう感じているのか、何故自分は苦しいのかを自問し続け、自分の中に答えを見つけるのです。

 

あの人が愛してくれないから苦しいのではありません。

あなたが愛されないことに苦しいと感じてしまう何かを抱えているから苦しいのです。

 

自己理解は本当に重要な要素で、ここに取り組めるかどうかで人生の質は大きく変わります。

みなさんもぜひ自己理解に取り組んで、より良い人生を作り上げていってください。

 

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