こんにちは、たけうちです。
はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。
行動が出来ない理由に失敗を恐れているというパターンがあります。
失敗をすると傷つくから、そもそも行動しなければいいという思考パターンに無意識に陥っていると、なんだかいつまで経っても行動できないという負の循環に陥ってしまうのです。
でも心の奥底では、行動して自分の得たい結末を手に入れたいと願っている人も多いと思います。
そんなやりたいけどやりたくないという両価的な感情に苦しめられていたらどうしたらいいのでしょうか。
今回お話しするのは、その両価的な感情を生み出しているのは、もしかしたら恥ずかしさかもしれないというお話です。
行動が出来ずに悩んでいる人はぜひ最後までご覧ください。
失敗によって何が起こるのか
僕たちは失敗を恐れている訳ですが、どうして失敗を恐れているのかと言えば、失敗をすると恥ずかしい思いをするからです。
僕自身行動をするのが苦手でした。
小さい頃、どういった生育環境で育てられたかの記憶はあまり鮮明ではなく覚えていないのですが、幼少期から20代後半まで恥に対する恐怖心が強く、行動の対するブレーキが強かったのです。
そんな僕は恥をかかないために、失敗を避ける生き方を選択してきました。
やってみたいことはあっても挑戦しない。
発言してみたいけど笑われるのが恐いから発言しない。
失敗をしてしまったら、それを他人に知られないよう隠して生きる。
恥を避け続けて生きてきた僕は、いつしか規範意識の塊となり、本当の自分を見失うまでなってしまったのです。
僕自身の行動に顕著に表れていますが、恥ずかしいという思いを感じるのがツラいから、そもそも恥の感情が生まれそうな行動を抑制しようというのが、僕たちが行動を避けるパターンの1つとなっています。
結局のところ、僕たちが恐れていたのは失敗ではなく、羞恥心だったということです。
ではなぜ、僕たちは失敗をすると恥ずかしいと感じるのでしょうか。
それは、規範意識とのズレから生まれています。
無意識に自分に求めているもの
恥を引き起こすのは、規範意識の存在が大きいです。
自分自身に、こうあるべきだ、こうでなければならないという要求をしていると、いざその要求を満たせなかった時に恥を感じます。
そしてその規範意識とは、無意識的に感じている「普通の人」との差異でもあるのです。
つまりは自分がマジョリティではなくマイノリティだと認識すると、人は恥に苦しめられてしまうのです。
少し想像してみてください。
道端で転ぶというのは、中々恥ずかしいものだと思います。
それは、ほとんどの人が転んでいないのにも関わらず、自分だけが転んでいるからです。
ですが、仮に自分が通ろうとしている路面がツルツルに凍っていて、目の前で10人中10人が滑って転んでいるのを見てから、自分も転んでしまったとしたら、そこまでの恥ずかしさはないのではないでしょうか。
もう1つ考えてみましょう。
正答率98%の問題があるとします。
それを間違えるとなると、自分自身はマイノリティのなるため、大きく恥を感じるかと思います。
ですが、正答率0.3%の問題に挑戦してみた結果間違えてしまったとしても、殆どの人が間違えている訳だし、そこまで恥ずかしさは感じないと思います。
どちらも行動は同じなのです。
転ぶという動作も、間違えるという動作も、やっていることは同じなのにも関わらず、周囲の条件によって恥の感じ方は大きく変わっていきます。
僕たちが向き合うべきはこの規範意識であり、自分自身のマジョリティ、マイノリティの感覚をリバランスすることが恥を乗り越えるうえで大切なのではないでしょうか。
自身の「普通の人」を見直す
大体の人は出来るだとか、そういった「普通の人」はこうだろうという意識をどれだけ捨てられるかが、恥と決別をするうえで大切になってきます。
普通なんてないし、普通である必要もない。
これが全てなのです。
転ぶ人も転ばない人もいます。
転ぶか転ばないかの2択、50%:50%です。
ただそれだけで、どっちが大多数かなんてのは、考える必要もないんです。
周りの人がどうなのかなんていう情報を判断材料に混ぜ込んでしまうから、普通を求めて結果行動が出来なくなっていってしまうんです。
あなたがすべきことは、周りがどうしているかに目を向けるのではなく、自分がどうなのか、どうしたいのかに目を向けていくことです。
行動した結果失敗するか成功するかの2択なんです。
周りを見ればみんなが成功しているように見えるから、失敗に照明は当たらないから、なんだか失敗がマイノリティにように感じるでしょう。
でも、そんなのは関係ないんです。
自分が失敗したかどうかであって、そこに恥を感じるようなことは一つもないんです。
普通を手放しましょう。
普通なんてなくて、そこにあるのは個々の結果です。
人間という大きな枠で見るのではなく、個人として見るんです。
自分が何かをしたとしても、それは恥ずべき事じゃない。
規範意識で自分を縛り上げるのをやめて、全てに自由を与えましょう。
人と違うことの何が悪いのか論理的に説明してみてください。
絶対に説明できないはずです。
あなたはただ漠然と人と違うことは悪いことだと思い込み、その歪んだ価値観に従っているだけなのです。
あなたが恥ずかしいと感じていることにこそ、規範意識は隠れています。
あなたの歪んだ価値観は隠れています。
その歪みを見つけ、その恥ずかしさは本当に恥ずかしいのか吟味してみる。
それで恥ずかしいことではないのなら、勇気を出して行動してみる。
本当の自分が望んでいる行動を、自分が後押ししてあげる。
そういった姿勢が大切なのかなと思います。
まとめ
失敗を恐れているのは、恥を感じたくないからです。
そしてその恥とは、普通とズレている自分に対して感じる感情です。
だから、その普通を捨てる。
普通である必要がるのかを吟味する。
こういった自分の価値観、思い込みを恥の感情を使って探し出し客観的に見つめることが、恥を乗り越えてくためには必要なのではないでしょうか。
今は行動が出来なくても大丈夫です。
恥を乗り越えて、失敗に対するアレルギーを克服すればあなたは自分の生きたいように行動できるのです。
僕自身も、自分の人生を歩み始めたばかりです。
一緒に歩いていきましょう。
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一緒に人生をより良くしていきましょう。