【脱不幸論】自分の幸せが見つかるブログ

自己理解、自己受容を通してなりたい自分になるお手伝いを。

赤ずきんから学ぶ「幸せの在処」

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

 

童話の赤ずきんをご存じの方は多いのではないかと思います。

赤ずきんは、おばあさんに食べ物を届けに森へ向かう途中、狼に出会います。狼はおばあさんを食べ、彼女になりすまして赤ずきんを待ちますが、赤ずきんとおばあさんは猟師に助けられ、狼は倒されます。

大雑把なあらすじはこういった内容なのですが、なんとなくしか覚えていない人は多いのではないでしょうか。

 

www.aozora.gr.jp

短時間で読み切ることが出来るので興味のある方は是非読んでほしいのですが、今回はこの赤ずきんというお話から何が学べるのかというところに注目してお話していきたいと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

赤ずきんから学ぶ教訓とは

赤ずきんから学べる教訓というのは世間一般ではどういったことが挙げられているのでしょうか。

ここでは、有名な教訓を3つほど挙げてみましょう。

 

①親の言いつけを守ることの大切さ

やたらに、しらない横道へかけだしていったりなんかしないのですよ。

この親の言いつけを守らずに寄り道をしてしまったことで、赤ずきんは狼に襲われてしまっています。

 

②見知らぬ人を信用してはいけない

これからまた、八、九ちょうもあるいてね、森のおくのおくで、大きなかしの木が、三ぼん立っている下のおうちよ。おうちのまわりに、くるみの生垣いけがきがあるから、すぐわかるわ。

見知らぬ人(狼)に個人情報をペラペラと話してしまったがために、おばあさんが襲われることとなってしまいました。

 

③悪事を働くと罰が当たる

赤ずきんちゃんは、でも、さっそく、大きなごろた石を、えんやらえんやらはこんできて、おおかみのおなかのなかにいっぱい、つめました。やがて目がさめて、おおかみがとびだそうとしますと、石のおもみでへたばりました。

悪いことをした狼は、お腹に石を詰められて動けなくなり、結果退治されてしまいます。

自分の欲に従って他人を不幸に陥れるようなことはしてはいけないと教えているのです。

 

さて、子供向けの作品であることから、これらの教訓はとても重要な教訓であることには間違いありません。

ですが、少し別の角度から赤ずきんを読むと、幸せはどこにあるのかということも学ぶことが出来るのです。

 

幸せはどこにある

あなたは今幸せでしょうか。

ここで自信をもって「はい」と答えられないのであれば、今回の教訓はあなたに何かしらのヒントを授けてくれるかもしれません。

 

赤ずきんは、狼に騙されることで寄り道をし、結果不幸な結末を迎えそうになってしまうのですが、その際に狼はこう伝えることで赤ずきんを騙しているのです。

赤ずきんちゃん、まあ、そこらじゅうきれいに咲いている花をごらん。なんだって、ほうぼうながめてみないんだろうな。ほら、小鳥が、あんなにいい声で歌をうたっているのに、赤ずきんちゃん、なんだかまるできいていないようだなあ。学校へいくときのように、むやみと、せっせこ、せっせこと、あるいているんだなあ。そとは、森の中がこんなにあかるくてたのしいのに。

 

これはまさに、幸せとはどこにあるかという問いに対する答えなのではないでしょうか。

 

幸せとは、自分が気づいていないだけで既に存在しているのです。

 

意識をどこに向けているのか

僕たちは悩み事を抱えていると、ついその悩みに対して意識が向いてしまい、どれだけ空が美しく映えていても、その美しさに気づくことはできません。

 

僕たちがないものばかりに目を向けていると、ついそのないものに対して意識が向いてしまい、わずかにあったとしても、それをあると認識することが出来ません。

僕たちが不幸なのは、森を行く赤ずきんのように意識を向けるべきところに向けていないからです。

 

あるものを見ようとしない。

見なくていい方向ばかりを見てしまい、結果小さな幸せを見落としてしまう。

 

幸せになるというのは簡単なことで、今既にある幸せに目を向けるということなのです。

 

1つの悩みにすべての意識がいっていしまっているのなら、一旦、自分の周りにあるものに目を向けましょう。

 

今日も空は美しく、花は世界を彩り、虫や鳥の鳴き声が時間を運びます。

当たり前のように思っていることも、本当は当たり前ではなく、当たり前になっていることが幸せなことなのです。

 

苦しいときほど意識的に、自分の意識を外に向けましょう。

世界をニュートラルに、俯瞰して見てみるのです。

 

そこには自分が気づいていないだけで幸せがあり、その存在に気づけるかどうかが大切なのです。

 

 

 

まとめ

赤ずきんは、狼という存在がいたから、自分が見過ごしていた幸せに気づくことが出来ましたが、僕たちが悩み苦しんでいるとき、都合よく狼のような存在は現れません。

 

だからこそ大切なのは、自分自身が狼となり、自分が苦しいときほど周りに目を向けるよう伝えてあげることなのではないかと思います。

 

幸せは常に周りに存在していて、それを自分が認識するかどうかであるという事実を忘れないよう生きていきたいですね。

 

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