こんにちは、たけうちです。
はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。
自分はこんなところが劣っている。
自分はこんな弱点を抱えている。
こういった自分のマイナス面に対して悪い印象を持つと、人はそれをコンプレックスと感じ、自分を責め立てるようになります。
自分の悪いところを受け入れてもらえずに育てられてくると、どうしても自分の悪い部分を受け入れるのは難しくなりますから、自身のネガティブな部分を責め立ててしまうのも無理はありません。
ですが、自分の弱さは悪いことであるという認識が間違っているとしたらどうでしょうか?
弱点があること、他人と比べて劣っていることが、悪いことではないとしたら、少しは生きやすくなるのではないかと思います。
そこで今回の記事では、弱さに対する別の解釈をみなさんに提示し、新しい考え方を共有できればと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
別の面から見た弱さ
弱さとは悪いものである。
劣等性は悪いものであると、世の中では強く信じられています。
優れていないものは排除、否定されるような世の中で、弱さや劣等性に価値を見い出すことは非常に難しいのです。
ですが、そういった思想では生きづらく、苦しい思いをしてしまうのもまた事実。
だからこそ、今まで無意識にその価値観を信じて生きてきた僕たちは、今一度立ち止まり、その価値観が本当に正しいのかどうか、改めて考えてみる必要があるのです。
では、弱さや劣等性に対してどのような視点を持てば、悪いものであると感じないようになるのでしょうか。
それは、弱さは魅力であるという視点を持つということです。
つまりは他人と比べて劣っていることも魅力になり得るということです。
いやいや、そんな綺麗事を並べるのは良してくれと言われそうですが、別にこれは綺麗事ではありません。
事実として、弱さは魅力として映るものなのです。
具体例を出すと、パグやブルドッグといった犬種は、お世辞にも美形とは言えません。
もちろん僕は好きなのですが、純粋に他の犬種と比べると確実に容姿の美醜では劣っていると思います。
ですが、彼らは愛されるんです。
明らかに劣っていて、容姿という魅力がないにも関わらず、愛されているんです。
それは何故かというと、彼らの劣っているその容姿に愛くるしさがあるからです。
不細工であることに価値があるのです。
コーギーという足の短い犬種がいます。
猫で言えばマンチカンがそれに相当しますが、足の長さというのは、優劣で言うなれば足が長い方が優れているとみなされます。
コーギーやマンチカンは足が短く、チンチクリンな感じがしますが、それがマイナス評価を受けている様子はありません。
むしろ、その足の短い姿が非常に魅力的で、愛おしいと思われる要因になっているのです。
劣っているとしても、弱点を抱えていたとしても、我々はそれこそが魅力の一つであり、決して悪い部分ではないのです。
弱さとはあなたの魅力である
不細工な犬が愛おしいと思われるのであれば、仮にあなたが不細工だったとしても、愛おしく思われるのは当たり前ではないでしょうか。
犬だから愛されるなんてことはありません。
人間も、不細工だったとしても愛されるのです。
そこに違いはないのです。
世の中、たくさんの弱点を持った人がいることでしょう。
僕自身、比較をすれば他人よりも劣っている要素が多い人間です。
ですが、だからといって愛されないことはありません。
劣っている自分を愛してくれる人は沢山いるのです。
あなたがあなたを認めていないだけで、世の中にはあなたを認めてくれる人が沢山いるのです。
その魅力である弱さを隠す努力をするのはやめましょう。
自分の弱さを見せたら嫌われると怯え、自分自身を否定する努力を積み重ねている人は、本来愛されるはずの魅力を自分で殺してしまっているのです。
自分自身の魅力である劣等性や弱点を堂々とさらけ出して生きればよいのです。
つまりあなたがすべき努力は、他人に見せたくない自分を見せる勇気を持って生きることなのです。
パグやブルドッグが、自分の顔に自信がないと言って隠そうとするでしょうか。
コーギーやマンチカンが、自分の足の短さを気にして厚底ブーツを履くでしょうか。
彼らが愛されるのは、何よりも自身の劣等性を気にすることなく、自由に生きているからです。
相手に迎合することなく自分軸で生きているから、とても魅力的に見えるのです。
堂々と生きるのです。
自分がどう思われるかではなく、自分がどう思うかを大切にして生きるのです。
言ってしまえば、あなたが愛されないのは弱点があるからではありません。
弱点があることにコンプレックスを感じ、どう思われるかという自分中心の自己愛的な思考に呑まれているから愛されないのです。
自分のことばかり考えている人が、自分から与える姿勢のない人が、どうして人から愛されるのでしょうか。
その原因を自分の弱点だと勘違いしている限り、一生あなたは愛されないでしょう。
愛することです。
世界に興味関心を持つことです。
あなたの魅力を台無しにしているのは、他でもないあなたなのです。
まとめ
あなたの弱さ、劣等性は間違いなく魅力になります。
それは、劣っている部分に人は愛おしさを感じるからです。
弱点があることはいけないことだと思い隠そうとする行為は、人間らしさの否定であり、自分自身の否定であり、愛される要素の否定になります。
良いんです。
弱点があっても、何かしら人よりも劣っていても良いんです。
そんな部分を受け入れて、堂々と生きているから魅力的なのです。
人間らしく、親近感のある姿に僕たちは魅力を感じるのです。
今まで自分を隠す努力ばかりしてきたことでしょう。
その努力の方向性が間違っていたのです。
自分を隠すのではなく、自分の弱さを認める努力をすることが大切なのです。
そうしていくうちに、あなたの弱点は隠すべき欠点から、愛される魅力へと変わっていくのです。
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