【脱欠乏感】足りない人生から豊かな人生へ

欠乏感を解消して、なりたい自分に。

生きづらさの原因

こんにちは、たけうちです。

はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。

 

www.takeuchipsychology.com

 

僕たちは生きづらさを抱えています。

もちろんそうでない人もいるのでしょうが、僕のブログを読んでくれている方の殆どは、何かしらの生きづらさのようなものを抱えていることでしょう。

 

生きづらさを抱えていると純粋な幸せを感じることが難しく、妥協した幸せに満足するしかなくなってしまうため、出来ることならこの生きづらさを解消したいところです。

 

さて、この生きづらさの原因は一体何なのでしょうか。

1つに限定するのは難しいですが、大抵は心の傷が原因である場合が多いです。

小さい頃に心に傷を負い、未だ癒えていないその傷口が痛んでいるのです。

 

僕たちはその傷口にまだカサブタが出来ていない状態で生きているので、すごく痛みを感じやすい状態になってしまっています。

なので、その傷口になるべく刺激を受けないよう生きようとして、それを庇うように生きている。

この庇う行為で現れるのが「主語の肥大化」であり、これが今の生きづらさに繋がっている可能性が高いのです。

 

そこで今回の記事では、そんな生きづらさの原因の一つである「主語の肥大化」についてお話しを出来ればなと思っています。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

主語の肥大化

主語の肥大化。

言葉通り、主語が大きくなっていってしまうこと。

これが心の傷を守ろうとすると起きる現象であり、生きづらさを産む原因でもあります。

 

僕自身の例えで見ていきましょう。

僕は小学3年生のころ、クラスの全員と仲が良いくらいの陽キャだったみたいで、誕生日にクラス全員からもらえる誕生日カードがあるのですが、そこにはみんなと仲が良くてすごいといろんな人に書いてもらえていました。

 

ですが、段々と年齢を重ねるにつれ友人の数はどんどんと減っていき、中学高校は全然友人がいませんでした。

高校に至ってはクラスで話したことがない人もいます。

 

なぜそんなクラスの全員と仲良くできるような人間が、コミュニケーションが苦手な人間になっていってしまったのかというと、とある仲のいい友人に悪口を言われたからです。

昔からぽちゃぽちゃしていた僕は「デブ」という一言を言われたことに深く傷つきました。

小さい頃の僕は相当傷ついたようで、未だに当時のことを思い出すと胸がきゅっと締まるような感覚があります。

 

そんな経験があり、傷を負った僕は段々と人間関係に怯えるようになっていきました。

人付き合いが恐くて、相手の顔色を伺うようになっていったのです。

 

もともと家族にも怯えながら生きていた僕です。

家庭と学校の友達という2つの居場所が、どちらも味方ではなく敵になってしまった。

この事実は僕の心を大きく歪ませました。

 

この歪みによって、心の傷を守るための防衛が始まりました。

それが「主語の肥大化」です。

 

僕を傷つけるのは家族と悪口を言った2人だけでしたが、いつか心の中では、世界中の人が自分の敵であるかのように感じられるようになってきていたのです。

 

もしかしたら悪く思われるかもしれない。

相手の望むように生きないと否定されるかもしれない。

 

主語の肥大化により、僕は全ての人に迎合するようになっていき、生きづらい人生を歩むことになっていきました。

 

規範意識の肥大化

主語の肥大化によって生きづらい人生が出来上がるというのは、間違ってはいませんが少しばかりずれています。

正確にいうのであれば「主語の肥大化に伴う規範意識の肥大化」が僕たちの生きづらさを作り上げているのです。

 

規範意識の肥大化、つまりは、こうしなければならない、こうすべきだという自身に対するルールの適応がどんどんと肥大化していき、自分をルールで縛り上げてしまっている状態が、この生きづらさであると言えます。

 

僕は友人2人にデブと言われたことにより、深く傷つきました。

そして、自分を防衛するために、これ以上傷つかないようにするために、主語を肥大化させました。

2人が僕をデブと罵ったということは、他の人も自分のことをデブと思っていて心の中では馬鹿にしているのだろうと、事実を歪曲させたのです。

そしてそれに伴い、デブであることは2人にとってはいけないことだという規範意識も、デブであることは世界中の人にとって悪いことなのだという、大きな規範意識に肥大化していったのでした。

 

これでどうやって自分を受け入れて生きていけるというのでしょうか。

世界中が敵であるという認識をもって、世界中が自分を認めてくれないかもしれないという認識をもって、どうやって自分を愛せるというのでしょうか。

 

主語の肥大化は、自身の規範意識も肥大化させるのです。

そしてその規範意識に雁字搦めにされた僕たちは、常に他人の視線に怯え、見えない他人の心に怯え、常に自分を責め続けて生きるようになるのです。

 

肥大化の正常化

知らぬうちに主語を肥大化させ、それに伴い規範意識も肥大化させてきた僕たちがすべきことは何なのでしょうか。

それは、肥大化という事実に気づき、肥大化を正常化させるということです。

正常化ということは、つまりは事実のみに従った認識をするということになります。

 

まず、自分が肥大化させている事実に気づき、それを認めましょう。

自分が苦しんでいる悩みや不安などは、本当に正しいのか、肥大化させていないかを精査するのです。

そのためには、自分の悩みや不安の原点を知り、何が原因でこの心の問題が生まれているのかを理解しなければなりません。

そのうえで、その過去の出来事から事実だけを切り取り、誇張することなく受け止めるのです。

 

僕の場合でしたら、僕をデブだと罵っているのは世界中の人々ではなく、その心無い友人2人だけだったと理解するということです。

 

そうすると、それに伴って肥大化していた規範意識も一緒に正常化され、自分を縛っていた鎖がなくなっていきます。

僕たちはいくつもの鎖で自分を縛り上げていますから、1つ1つ鎖を解いていけば、必ず生きづらさから解放されていくでしょう。

 

 

 

まとめ

生きづらさを抱えているのは、過去に負った傷口がもう一度痛まないように、主語を肥大化させることで規範意識も肥大化するからです。

その規範意識で雁字搦めになってしまうから、生きづらいと感じてしまいます。

 

大切なのは、事実をフラットに見ること。

誰か一人の意見を世界の総意としないこと。

 

こういった、事実ベースの視点が大切なのです。

 

規範意識を肥大化させれば確かに傷つかないかもしれません。

ですが、他人に傷つけられない代わりに、自分自身で自分を傷つけてしまっているのです。

 

その事実に気づき、肥大化を正常化させることができれば、自分を縛っていた規範意識もなくなっていき、生きづらさから解放されるようになります。

 

しっかり自分の過去と向き合い、肥大化させていないか見直してみるといいでしょう。

 

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