こんにちは、たけうちです。
はじめましての方は、こちらの記事もご覧ください。
前回の記事で、受動的な姿勢は自信を奪うといったお話をさせていただきました。
受動的な姿勢が人生に問題を起こし、望む未来へたどり着けなくさせているのです。
さて、今回の記事は前回の記事の続きとなります。
受動的な姿勢による弊害は、自信喪失だけではなく、別の部分でも悪影響を及ぼしているのです。
それが、意思です。
自分がどうしたいのかが分からない、自分の本当の気持ちがわからないという人は多いのですが、その原因もまた、受動的に生きてきた結果だったのです。
今回の記事では、自分がどうしたいのかが分からない理由についてお話していこうと思っています。
ぜひ最後までご覧ください。
自分の気持ちを見失う人々
あなたはどう思いますか?
あなたはどうしたいのですか?
こう聞かれ、すぐに答えられる人がいる一方で、自分の意見がない人がいます。
こういった自己喪失をしている人々は、自分の意見ではなく、世間一般の常識や一般論といったものを自らの意見とし、まじめで、八方美人な生き方をしている人が多いです。
この空っぽな生き方に不満を感じているのにも関わらず、自分を変える方法が分からずに苦しんでいるのが現状という人もいるでしょう。
どうして自分が空っぽになり、自分の意見というものをなくしてしまったのでしょうか。
それは、受動的な人生態度で今までを過ごしてきたからです。
受動性は、自信を喪失させるだけではなく、意思すらも奪い去っていくのです。
受動的な生き方で失われた意思
受動的な生き方の根本は、相手から~されたいという、相手の行動に対する期待です。
相手に良く思ってほしい、相手に与えられたいといった受動的な欲が自分の行動の動機を受動的にしていきます。
受動的に生きるとは、相手の希望に沿う生き方をするということです。
相手に与えられるために生きるため、自分の行動の動機が「どうしたら相手が与えてくれるのか」というところに終着します。
すると、自分の意思を優先せずに、相手に気に入られること、相手に好かれること、相手が良く思うことを優先するようになるので、自分の行動に自分の意思が反映されなくなっていくのです。
相手に好かれたいから、本当は嫌なのに断ることができない。
相手に嫌われたくないから、相手が喜びそうなことをする。
こういった、受動性のある能動的な行為は、自己喪失につながる大きな問題点となるのです。
自分の意思を大切にするために
自分の意思を取り戻し、自分自身として生きていくためには、受動的な生き方を手放さなければなりません。
受動的な生き方をやめるということは、相手に依存して欲を満たそうとすることをやめるということです。
自分自身で、自分の欲を満たす姿勢が大切なのです。
誰かに何かをしてほしいと願う欲は、精神的に未熟だから生まれるのです。
自分の未熟さを素直に認め、その未熟な自分と戦っていくのです。
愛してほしい、認めてほしい、そういった受動的な欲は誰しもが持っているでしょう。
ですが、その欲を原動力として行動をすると、相手にとって要求がましい人間になっていき、人間関係をも壊していくのです。
どうしてメンヘラは重いと言われ、嫌われるのでしょうか。
それは、行動から要求がましさが相手に伝わってしまうからです。
ああしろこうしろと、相手に受動性のある能動的な行動をするから、その要求がましさに相手は息苦しくなり、嫌われていくのです。
自分の意思を持たぬ者は、受動的な欲に振り回され、人生に振り回され続けるのです。
まとめ
自分がどうしたいのかが分からない。
それは、受動的に生きていたからです。
受動的に生きるということは、相手から与えられることを期待して生きるということであり、その期待を得るために相手の要求に応えるよう努力をします。
自分自身の本音、やりたいことは無視して他人の希望ばかり叶えて生きてきたのですから、自分のやりたいことが分からなくなって当たり前なのです。
行動の原動力が、相手の望むことなのですから、自分の意思で生きてきていなかったのです。
今まで自分の意思で生きてこなかったとしても問題ありません。
今日から自分の意思で生きていけば良いのです。
そのためにも、自分の受動性を手放し、自分の能動性を大切にして生きるのです。
能動性の先に、自分というものはあるのです。
能動的に生きるということが、自分自身で生きるということであり、意思を持って生きるということであり、主体的に生きるということであり、自立をするということなのです。
自分を見失っている人は、まずは自分の動機を見つめ直すというところから始めていきましょう。
確実にあなたの人生はより良くなっていくでしょう。
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